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次世代防災リーダー育成研修会

8月4日(水) 静岡市教育委員会の依頼で「次世代防災リーダー育成研修会」に講師として参加しました。
今回が2回目となります。

私にとって、防災教育活動というものは特別な存在です。
しかも教育委員会からの直接依頼ともあれば、これほど名誉なこともありません。

今回の授業では、Eディフェンスの実験映像も活用しました。
まずは、耐震実験映像をみてもらった後で住宅模型に震度2程度の揺れを発生させた状態を実際にみてもらいます。普段の授業では、知ることができない情報を伝えることが、私の役割だと考えていますし、大地震でも建物が倒壊しないためには、どうしたらよいのかを日々研究している大人たちがいることを知ってもらいたいという気持ちがありました。

もちろん、改善点は残されています。
子供たちに木造住宅の重量を体験してもらうためには、もっと工夫しなければならないと思っています。
そのためのアイディアもありますし、次回も機会を頂けるようでしたらぜひ改善して臨みたいです。

子供たちからすれば、大人は何をやっているのだと思われても仕方がないことが、今は多すぎる気がします。
安全と伝えられていたものが安全ではなかったと知ったとき、どう子供たち何を思ったのでしょうか。

私は授業で言いました。

どんなに防災に力を注いでも無意味と思えてしまうくらいの災害が、繰り返し発生するかもしれない。
しかし、だからといって生き残る可能性を少しでも高める行動を意味の無いものと考えたくないし、考えてほしくない。
自分たちができることを少しずつでも積み重ねていくしかないし、今の子供たちは災害について、私の個人的な意見だが広く薄くでかまわないからいろいろな災害があるのだということをまずは知ってもらいたい。


今回も授業の機会を頂きまして、ありがとうございます。
防災センターの皆様、教育委員会の皆様に感謝します。

静岡新聞 防災リーダー研修紹介記事
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