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実大実験で思うこと

写真は、Eディフェンス近くの駅。
ここからバスに乗ってようやく到着。
電車の乗り継ぎで最後がバスというパターンが苦手な私にとって、とても大変な一日でした。

Eディフェンスで行われた伝統軸組工法実大実験はあっという間に終わりました。個人的には、もう少し揺らすのかなと思っていました。「えっこれで終わり?」という雰囲気が会場全体をつつんだことをよく覚えています。

私は木造住宅がどのように揺れるのか自分の目でどうしても確かめたかったのです。いわば、数十秒のためだけに高い交通費と時間を使いました。

結論から書きますと、水平構面の重要性をあらためて感じました。構造用合板や筋かい等による壁補強も大切ですが、2階の床下地がどうなっているのか、火打ちが十分に取り付けられているのか、そういう当たり前のことをきちんと重視しなければならないと思います。
他にも気がついたこと、あらためて分かったことがあります。今後の耐震補強工事に生かしたいですし、実験の動画を関係職人にみせるといったことも大切になるでしょう。

今回、あらためて確信したのは木造住宅の強さです。
もちろん、今後阪神淡路大震災以上の地震が発生する可能性もあります。絶対という言葉は使えませんが、少なくとも予想されているレベルの震度に対して耐えられるだけの技術は存在するということです。

こういった実験を繰り返すことで、既存住宅に対する有効な補強方法がもっともっと考案されるでしょう。
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