和尚の大和路

和尚が撮った大和路写真を中心に、
旅で見つけた写真なども・・・

2008.1.14 稲渕勧請綱掛神事2

2008-01-15 17:47:29 | カメラ
昨日からのつづきです。
綱編みと平行して、シンボリ造りが始まっていました。
稲渕は男綱ですので、男性シンボルをイメージしています。
子孫繁栄をうたっていますので、男綱と女綱で一対でしょう。

話は変わりますが、
稲渕と栢森は下流と上流の違いがありますが、
同じ地形環境にあります。
集落を歩いていると、どちらか分からなくなって来るほど似ています。
稲渕と栢森で一対でしょう。

シンボル作り1
芯を作って、内側から反り返るようにして、
藁を足して行きます。

シンボル作り2
長さ約1.5m、太さ30cmぐらいに整えて行きます。

シンボリ作り3
形が整って来たら、縄をかけます。
普通12本の縄がかけられていますが、
うるう年は13本です。今年は13本。

完成です。
この完成品に神が降臨してはじめて生きてきます。

綱のほぼ中央にシンボルが吊るされます。
飛鳥川の真ん中真上に来るように、綱を張ります。
見物人も手伝って、綱を運びます。
綱運び

中央部

綱を張りました


神事は20分ほどで終ります。
お米とお酒を飛鳥川に流して、神事は終ります。
参加者の配られる縁起物

和尚が戴いたお札

みかんは薬で無病息災。