自宅を起点としてのウォーキングコースである「よつ葉ルート」の延長線上で熊が目撃されてからその道を避けていたのだが、目撃情報は一度だけでその後は出ていない。
今日も買物ついでにキョロキョロしながら車でその道を通ったのだが、熊の気配は無かった。
と云うことで昼食後、久しぶりに「よつ葉裏ルート」をウォークしてみることにした。
「ンコ」は少し出たけれど、ルンバに「よつ葉裏」と伝えただけで嫌な顔をされた。
春採湖なら私が車で行くので呼ばれる心配は無いが、「よつ葉裏」なら「警報」が発令されたら車で迎えに行かなければならないからだ。
気温は28℃。ジジイは気温の感知システムがイカレテいるようで元気よく手を振って歩く。
熊にも遭遇せず橋を渡って2キロ地点でユーターン。
帰りは同じ道をジョギングする。
やっぱりと云うかヤツの気配を1キロも走った地点で感じた。走りながらスマホを取り出しルンバへ警報発令。合流場所を廃業したコンビニ名に指定して急いだ。
200m程先の裏道でルンバが車で待機しているのが見えた。彼女も私を確認したのか少しずつ国道へ接近してきたのだが、何を思ったのか左折して歩道の上に載った。
廃業店舗前のPにでも停めようと思ったらしいが既にPは無く歩道の上はマズイと思ったのかゆっくり前進して車道へ降り、そのまま左折して団地の中へゆっくり消えていった。
まるで私に「ここまでおいで」と嫌がらせをしているように見える。
私は怒る気力も無く団地への道を折れたが50m程先にあるバスの停留所に停まっている車を発見。
バス停は駐停車が禁止されているのに私にばかり運転させる彼女はそこにバス停があることを知らないのだ。
私はやっと車に乗り込みシートベルトをして揺れる車内でズボンのファスナーを開け家へ飛び込む準備を開始。
彼女に「何故車を動かした」と文句を云うのは、無事にンコを出してからだ。
ズボンがボタンを一つ外すだけでスパッと脱げる状態にし、右手には家の鍵をしっかり握った。