楽しみにしていた日南海岸は小雨だった。
青空が似合う日南が灰色の中に沈んでいた。
それでも気温は21度。私には暑い。
半袖を着ている人は一人もいない・・・・・と思っていたら一人発見。
でも、やっぱり私と同じポッチャリ体型だった。
青島へ行くには青島駅西口の無料Pが良いと書かれていたので少し離れているけれどそこに車を置いて跨線橋を上がり東口へ出てみたけれどこちらのPもガラガラ。
かなり損した気分で青島手前にある広大な植物園を通ったのだが、受付が無い。
無料で自由に出入りできるのだが、信じられない程手入れが行き届いていた。
トイレももちろんウォシュレット。
ひどいステーキで裏切られた気持ちになっていた私の心が少しだけ「好き」の方へ動いた。
カメラを濡らしたくないので傘をさしての青島参拝。
弥生橋を渡ると鬼の洗濯板と呼ばれている平行に並ぶ岩礁が見えた。
これを人工で作ったと勘違いしている人がいるらしい(笑)
樹木は完全に亜熱帯の雰囲気だが雨なのでイマイチ気分が乗らない。
これで晴れていたら 素晴らしい青の世界なんだろうなぁ・・・・・
★番外編(鶴居村)
ついでがあったので 鶴居村へ寄った。
釧路市街から湿原の西端を30キロ程北へ行った所にある文字通り鶴が居る村だ。
丹頂の給餌場がある伊藤タンチョウサンクチュアリへ行ってみたが、丹頂の姿は無かった。
諦めて帰ろうとした所で「ふるさと情報館」へ寄ってみることにした。
廃線になる直前に乗ったことがある鶴居村軌道を走った車両が展示されていた。
恐ろしく揺れたと云う記憶だけは残っている。
館内は真新しくて常設展示室へ入った途端、私一人の為にライトが点灯した。
牧草ロールを何度も撮ったことがあるのに こんなに間近で見たのは初めてだ。
併設されている図書館も素晴しい。あまり借りる人が居ないからか本が傷んでいなくて見ていても楽しい。
一日いても飽きない程 蔵書もしっかり揃っていて閉架していないのが良い。
「ここに引っ越して来たいと思いましたよ」と云ったら司書の方が本当に嬉しそうに微笑んでくれた。
冬、雪かきしなくても良いのなら マジでここに住みたいなぁ。