趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

読 書 3

2015-01-05 | その他
 
 

  続 「日本の七十二候を楽しむ」 旧暦のある暮らし 白井 明大著

     1月2日付の「読書2」に続き 、この本の 四季の構成 について紹介したい。
    裏表紙の帯封に「四季のある国に生まれた喜びを味わう。自然によりそう。
    昔ながらの生活を大切にしなおすことのなかに、 人が自然とむすびつき、
    生き生きと暮らせる知恵が宿っている。    

           
春  立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨  
      立春  東風凍りを解く    暖かい風が吹いて、川や湖の氷が解けだすころ。
                      旧暦の七十二候では、この季節から新年がはじまる。
                      新暦では、およそ二月四日~八日ごろ。
           黄鶯鳴く       春の到来を告げる鶯が、美しい鳴き声を響かせるころ。
                      かつては梅の咲く季節。
                      新暦では、およそ二月九日~十三日ごろ。
          魚氷に上がる   暖かくなって湖の氷が割れ、魚が跳ね上がるころ。
                      新暦では、およそ二月十四日~十八日ごろ。
 
     雨水  土脈潤い起こる  早春の暖かな雨が降り注ぎ、
                      大地がうるおい目覚めるころ。
                      古くは「獺魚を祭る」という不思議な季節とされていた。
                      新暦では、およそ二月十九日~二十三日ごろ。
          霞始めてたなびく 春霞がたなびき、山野の情景に趣きが加わるころ。
                      春には霞、秋には霧と呼び分ける。
                      新暦では、およそ二月二十四日~二十九日ごろ。
          草木萌え動く    次第に和らぐ陽光の下、草木が芽吹きだすころ。
                      新暦では、およそ三月一日~四日ごろ。
     啓蟄  蟄虫戸を啓く    (すごもりのむしとをひらく)
                      冬籠りしていた虫が姿を現しだすころ。
                      虫にかぎらず、さまざまな生き物が目覚め始める。
                      新暦では、およそ三月五日~九日ごろ。
          桃初めて笑う   桃の蕾がほころび、花が咲きはじめるころ。
                      花が咲くことを、昔は、笑うといっていた。
                      新暦では、およそ三月十日~十四日ごろ。
          菜虫蝶と化す   冬を過ごしたさなぎが羽化し、蝶に生まれ変わるころ。
                      新暦では、およそ三月十五日~十九日ごろ。
     春分  雀始めて巣くう   雀が枯草や毛を集め、巣をつくり始めるころ。
                      新暦では、およそ三月二十日~二十四日ごろ。
          桜始めて開く   その春に初めて桜の花が開くころ。
                      古来、人は桜を愛で、数々の歌を詠んできた。
                      新暦では、およそ三月二十五日~二十九日ごろ。
          雷の声を発す   春の訪れを告げる雷が鳴り始めるころ。
                      惠の雨を呼ぶ兆しとして、喜ばれたそう。
                      新暦では、およそ三月三十日~四月三日ごろ。
     清明  玄鳥至る      海を渡って、燕が南からやってくるころ。
                      また去年の巣に戻ってくるだろうかと気にかけたり。
                      新暦では、およそ四月四日~四月八日ごろ。
          鴻雁北へ帰る   日が暖かくなり、雁が北へ帰っていくころ。
                      新暦では、およそ四月九日~四月十三日ごろ。
          虹始めて見る   春の雨あがり、空に初めて虹がかかるころ。
                      新暦では、およそ四月十四日~四月十九日ごろ。
     穀雨  葭始めて生ず   水辺の葦が、芽をふきはじめるころ。
                      穀雨とは、たくさんの穀物を潤す春の雨が降る
                      ころのこと。
                      新暦では、およそ四月二十日~四月二十四日ごろ。
          霜止んで苗出ず 霜の蔽いがとれ、健やかに苗が育つこと。
                      新暦では、およそ四月二十五日~四月二十九日ごろ。
          牡丹花咲く     牡丹の花が咲きだすころ。
                      新暦では、およそ四月三十日~五月四日ごろ。


      =次回の [読書 4] に繰り越す=


 
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