趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

読 書 4

2015-01-06 | 読書
 

続 「日本の七十二候を楽しむ」 旧暦のある暮らし 白井 明大著

 1月2・5日付の「読書2・3」に続き 、この本の 四季の構成 について紹介したい。

  立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑         
    立夏  蛙始めて鳴く   野原や田んぼで、蛙が鳴き始めるころ。
                    オスの蛙が、メスの蛙を恋しがって鳴く声だとか。
                    新暦では、およそ五月五日~五月九日ごろ。
         蚯蚓出ずる   みみずが土のなかから出てくるころ。
                    土を肥やしてくれる、田畑の隠れた味方。
                    新暦では、およそ五月五日~五月九日ごろ。
         竹笋生ず      たけのこが、ひょっこり出てくるころ。
                    新暦では、およそ五月十五日~五月廿日ごろ。
    小満  蚕起きて桑を食う  蚕が、桑の葉をいっぱい食べて育つころ。
                    小満とは、命が次第に満ち満ちていくころのこと。
                    新暦では、およそ五月廿一日~五月廿五日ごろ。
         紅花栄う     紅花が一面に咲くころ。
                    新暦では、およそ五月廿六日~五月三十日ごろ。
         麦秋至る     麦が熟して、収獲するころ。                         
                    新暦では、およそ五月三十一日~六月四日ごろ。
    芒種  蟷螂生ず     かまきりが生まれるころ。
                    芒種とは、稲や麦など穂の出る植物の種を蒔くころのこと。
                    新暦では、およそ六月五日~六月九日ごろ。
         腐草蛍となる   蛍が明かりをともし、飛び交うころ。
                    昔の人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそう。
                    新暦では、およそ六月十日~六月十五日ごろ。           
         梅子黄なり    梅の実が熟して色づくころ。
                    季節は梅雨へ、しとしとと降る雨を惠みに。
                    新暦では、およそ六月十六日~六月二十日ごろ。
    夏至  乃東枯る     うつぼぐさの花穂が黒ずんで、枯れたように見えるころ。
                    その花穂は生薬として、洋の東西を問わず役立っていた。
                    新暦では、およそ六月二十一日~六月二十五日ごろ。
         菖蒲花咲く     あやめが花を咲かせるころ。
                    この花が咲いたら、梅雨到来の目安だった。
                    新暦では、およそ六月二十六日~六月三十日ごろ。
         半夏生ず     半夏(からすびしゃく)が生えはじめるころ。
                    田植えを終わらせる、農事の節目とされた。
                    新暦では、およそ七月一日~七月六日ごろ。
    小暑  温風至る     夏の風が、熱気を運んでくるころ。
                    小暑とは、梅雨が明けて本格的に夏になるころのこと。
                    この小暑から立秋になるまでが、暑中見舞いの時期。
                    新暦では、およそ七月七日~七月十一日ごろ。
         蓮始めて開く   蓮の花が咲き始めるころ。
                    新暦では、およそ七月十二日~七月十六日ごろ。
         鷹乃学を習う   鷹の雛が、飛び方を覚えるころ。
                    新暦では、およそ七月十七日~七月二十一日ごろ。
    大暑  桐始めて花を結ぶ  桐の花が梢高く、花を咲かせるころ。
                    大暑とは、もっとも暑い真夏のころのこと。
                    新暦では、およそ七月二十二日~七月二十七日ごろ。
         土潤いて溽し暑し   熱気がまとわりつく蒸し暑いころ。
                    打ち水や夕涼みなど、暑さをしのぐひと時を。
                    新暦では、およそ七月二十八日~八月一日ごろ。   
         大雨時行る    夏の雨が時に激しく降るころ。
                    むくむくと青空に広がる入道雲が夕立に。
                    新暦では、およそ八月二日~八月六日ごろ。。


      
  =しばらく先 に繰り越す=


 



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2 コメント

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読んでみたいです (みいちゃん)
2015-01-06 21:42:39
たが さん

本を購入して、読んでみたいです。

「居心伝」は、4時から営業しています。
返信する
コメント感謝 ( たが)
2015-01-07 11:32:08
 みいちゃん
 「日本の七十二候を楽しむ」
  白井明大著 東邦出版は、
  読みやすいだけでなく、
  記事の内容にも工夫があり、 
  季節の移ろいとともに、
  旬の魚介類や旬の果物、
  旬の草花、旬の日など
  思いがけない記事に溢れており、  
  楽しい読み物です。
  お手元にぜひ1冊お持ちください。
  千代田地区には、4時オープンの店は
  ほかにないようです。 
  そのうち、ご紹介の「居心伝」 を
  覗いて見ます。
  ありがとうございました。
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