下記の9品種開花。(通番17-25)
17旭鶴 18京鹿の子 19浮れ獅子 20還城楽
21真如の月 22紫鑼 23漁火 24零れ紅 25玉芙蓉
<旭鶴> (あさひづる)櫻弁抱え咲き。明治中期の作。
花弁は表裏ともにとき色。
<京鹿の子>(きょうかのこ)鑼弁平咲き。
花弁の表裏ともに紅色。紅色で目白であることから、
京染めの鹿の子絞りを連想したものか。
<浮れ獅子> (うかれじし) 鑼弁掴み咲き。
花弁の裏側は淡紅紫色、表は底白で筋ぼかし。
にぎやかな花でそろってよく咲く。
<還城楽> (げんじょうらく) 櫻弁掴み咲き。表裏と薄い藤色。
還城楽の花の裏側。
<真如の月> (しんにょのつき) 櫻弁星抱え咲き。
花弁の表は純白、裏は淡い桃紫色のまだらぼかし。
真如の月の花の裏側。
<紫鑼> (むらさきかがり)鑼弁抱え咲き。
花弁の裏側は紫色、表は底白筋ぼかし。
鑼(かがり)とは鋸の目立てをすること。江戸末期の花。
<漁火> (いさりび) 鑼弁狂い抱え咲き。
花弁の裏側は桃色、表は底白で染め出し。
弁先の繊細な鑼(かがり)と桃色が美しい。
花つきも良い。江戸末期。
<零れ紅> (こぼれべに) 櫻弁抱え咲き。花弁の表裏とも紅色。
野生的な花容だが、花形は端正で色彩もよく、
さくらそうの良さである可愛らしさを身上とする品種。
<零れ紅> 4月6日撮影。
<玉芙蓉>(たまふよう)
<玉芙蓉>(たまふよう) 櫻弁掴み咲き。花弁は裏紅、表は白で染め出し。
花の形が玉状の掴み咲きなので、裏の紅色だけが目立つが色は淡い。
江戸末期。