10月8~9日、河内長野愛蘭会の一泊ツアーで、伊勢・志摩を周遊してきました。
帰途三重県多気町の<フラワーガーデン多気>に立ち寄り、長生蘭=セッコクを
5点買い求めました。
<雅寶丸> 丸葉に白い曙斑をあらわす中型種で、採光を強くして
作ると、丸葉がさらに詰まって、スプーンを伏せたような格好になり、
草姿は一見刈り込んだツゲの庭木のように見えます。
花は枝咲きになり、一つの花房に4輪もつけることがあります。
<雅寶丸>を上から撮影したもの。丸葉の様子がよくわかります。
<紅小町> 白中透けの中型種。飴矢品種としては性質も強く繁殖も良いので、
株数が多くなっています。
花は淡い紅色を含み,喉元に紅点があるので、紅一点花といえます。
<紅小町> 上から撮影。葉の柄がよく見えます。
<濡鷺>矢も葉も細いため独特の草姿となりますが、2~3本立ちだと
寂しいので株立ちにするとよい。
中透けや飴矢へとは進化しにくい品種ですが、高子や矢伏せで
矢の上部から発芽したものは変化しやすい。
本種の飴矢になったのが、<隼>です。
花付きは極めて良く、この季節でも次ぎつぎと蕾がふくらんでいます。
<極黄流し> 肉厚の葉に黄色の中斑をあらわす中型種。
黄三光中斑の<黄流し>の斑が派手になったものです。
出芽は萌黄色ですが、秋の完成時には極黄色に冴えます。
<白鶴>やや長めの大葉に白色の中透けが入る大型種で、
矢も太くて長く雄大な感じがします。
昭和59年に登録された実生作出品種。
葉は照り葉で紺性が良く美しい。 葉持ちもよい。
<長生蘭=セッコク> キンモクセイの庭木の下の棚で100品種100鉢を栽培しています。
これから冬を越して春までは日除けネットも撤去して、日作りしたいと考えています。