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趣味の園芸

庭で育てている季節の草花や庭木、蘭など

黒真珠ほか

2008-10-04 | ふうらん、富貴蘭
  
  

 1)徳島の阿波園から届いた通販リストを見て、富貴蘭<黒真珠>を入手した。
   リストではそのサイズについて、親木の葉長1.5㌢x7枚、子木4本立ちと
   あり、子の数から推して価格はreasonableと思い、9月23日に注文した。
   現物が届いて見たところ、思っていたよりもよい木だったので喜んでいる。
   <黒真珠>は極小型の豆葉で紺性が強い。和歌山県産。
   花はまだ見たことがないが、愛嬌のある天咲きの小輪梅弁花で、木姿に
   ふさわしい肉厚の花が咲くそうだ。

   
     <黒真珠>と大型フウランの比較
      蘭舎のなかで一番大型のフウランである宮崎産のものと比較。
      自生地を見たことがないので、私の想像だが、大型のフウランは
      南九州や奄美諸島の樹林に自生して、紺性のつよい葉は徒長したまま固定する。
      一方、超小型のフウランはたとえば隠岐の島や小豆島などの
      潮風のあたる海岸の絶壁で直射光を浴びて、、引き締まった葉が育つ
      環境に自生しているのではないか。
 

      
   
 2)淡路島産の「付け」なしフウラン。
   9月27~28日河内長野愛蘭会の1泊ツアーで熊野古道を散策したが、
   その帰途立ち寄った「中辺路山草店」で見つけた。
   「付け」のないフウランはたいへん珍しく、店内にたくさん陳列されていた
   フウラン、セッコク、春蘭、寒蘭ほか山野草類のなかで、すぐ目についた。
   「付け」とは、葉と葉元(=軸)との離脱層をいう。
   「付け」にはいろいろな形があり、品種鑑別の重要なポイントとなる。
   

富貴蘭<夢幻>の傷

2008-08-03 | ふうらん、富貴蘭
   
   先月18日池田の増田園芸で買い求めた<夢幻>を部屋で鑑賞するため、
   化粧鉢に植え替えたり、まだ蕾の状態で全開していなかった花の開花を
   早める目的で、強い日差しに長時間あてたことが禍(わざわい)して、
   4本株立ちの1本の株の葉数枚が火傷のため、鑑賞にたえない姿に
   なってしまった。
   20年も富貴蘭を栽培していながら、かかる初歩的なミスをやり、
   慙愧の念に耐えない。
   先日増田園芸に出向き、傷んだ株をはずしてもらい、養生のため
   しばらく預けおくことにし、植え替えた3本の株を持ち帰った。
   
   

       

            
      
     
        植え替え前の根の状態。根は無傷。

          
             火傷をした株をはずして植え替えた<夢幻>



  

          
           火傷をする前、化粧鉢に植え替えた直後の<夢幻>2点。

開花した富貴蘭 ④ (青軸富嶽)

2008-07-27 | ふうらん、富貴蘭

                広島県の蘭栽培家の棚で実生された無地葉のフウランのなかから
               <富嶽>が出現した。その富嶽のなかに、わずかながら青軸があり、
                現在ではその<青軸富嶽>の実生が数多く流通している。
                黄散り斑で大型となり、 葉型のよいものはきわめて人気が高い。
    




            
              <青軸富嶽>の裏側から7月27日撮影。
               黄の散り斑と青軸の重ねの様子がよく観察できる。

開花した富貴蘭 ③ (丹頂の舞)

2008-07-21 | ふうらん、富貴蘭

    <丹頂の舞> 
     豆葉はどれも花付きがよくないが、丹頂の舞は過去5年も
     花が咲いたことがない。
     大株に申し訳程度の花が咲いたので、カメラに収めた。

          

                

                          

開花した富貴蘭 ② (夢幻)

2008-07-18 | ふうらん、富貴蘭

 遅咲きの富貴蘭が1鉢開花した。 最近入手した<夢幻>(むげん)だ。
 小型の豆葉であるが、軸元が太い。そのため小型ながらボリューム感を与える。
 30年ほど前、鹿児島県で発見されたもの。池田の常盤園の命銘。 
 当時豆葉ブームに乗り一世を風靡した品種である。
 豆葉には珍しく、大型の花がしかも天咲きに咲く。  

      

             

   
       
  上の2点は純白の花を浮き立たせるため、室内で黒いバックを使って撮影した。
  下の2点は通常のブルーの背景で撮影。
 

           
                 <夢幻> むげん。

    
      
      
            
               花の全開した<夢幻> 7月25日午後撮影。             

開花した富貴蘭 ① (大波青海)

2008-07-11 | ふうらん、富貴蘭

          先日ご紹介した「花穂の見え始めた富貴蘭」8種のうち、
          大波青海の花が開いた。
 

<大波青海> 7月11日撮影。
                            

                         <大波青海と天恵覆輪> 
                          丸鉢と六角鉢とも葛飾北斎の
                         「富嶽三十六景・凱風快晴いわゆる赤冨士」
                          を模したもので、今は入手困難。

花穂の見えはじめた富貴蘭

2008-07-06 | ふうらん、富貴蘭

               7月は富貴蘭の花の季節。
               葉の付けのあたりにかすかに覗く芽をみて、
               葉芽か花芽か判断に迷うものだが、
               花芽だったら、数日のうちに花軸が伸びてくる。
               今朝撮影した7種の富貴蘭の蕾は、
               来週中には開花して、よい香りを漂わせる。

  

 
 <大波青海> 


       
         <朱天王>  

              
                 <島根産矮鶏> 

       
          <金兜>

             
                <白紀宝>

                       
                           <駿河覆輪>の裏側

     
        <御旗>の裏側

                    
               <丹頂の舞>



富貴蘭展の準備 2

2008-06-04 | ふうらん、富貴蘭
  
       6月10日から開催する展示会に出展するため、以下の富貴蘭24鉢と
       ウチョウランの寄せ植え1鉢を準備しました。
       (ウチョウランの寄せ植えは6月4日の記事をご参照。)
       6月1日の役員・幹事会で出展鉢数を集約したところ、予想をかなり
       下廻るため、急遽8点追加出展することにしました。
       富貴蘭の株の大きさに合わせて、あり合わせの錦鉢に植え替えしました。
       鉢を焼いた窯が異なると、同じ4号鉢でも微妙に縁の大きさが異なります。
       置き枠のサイズと、鉢の大きさの調節に時間をとられました。
       置き枠のサイズより鉢の縁廻りが小さいと、枠から抜け落ちるからです。
       
         出展準備完了。置き枠の富貴蘭24鉢およびウチョウラン寄せ植え1鉢
         などすべて蘭舎から庭の棚に出し、搬出直前。 6月9日12:30撮影。


            
         置き枠Aの8鉢  
                    
               置き枠Bの8鉢
         
             置き枠Cの8鉢      
 

1 <青軸鎧通し>

      
        2<牛若丸>

            
              3<雲海>

                                        
                      4<烏帽子丸>

   
     5<紀州雪虎>

           
              6<行雲>

                 
                     7<朱天王>

                          
                              8<猩々>
 
  
      9<瑞雲>  

         
            10<青玉宝> 

                                 
                          
                            11<聖寿> 

      
            
                 12<丹頂の舞>

      
            13<天恵覆輪>

          
               
                  14<飛翔天>

      
           15<富貴殿>

              
                    16<翠牡丹>
           
        
         17<青軸富嶽>

              
      
              
        18<大波青海>


               19<兜丸>
                         
  
         
             20<青海>   
 
              
         21<富嶽> 

                    
               22<御旗>
    
      
       
         23<翠美人> (みどりびじん)

                
      
            
                24<淀の松>             
 
 
     

富貴蘭展の準備 1

2008-05-23 | ふうらん、富貴蘭

         6月10日より15日まで花の文化園で愛蘭会の初夏の展示会を開催する。
         会員あてにはすでに下記の案内状を送付して、出展鉢数などの把握を
         急いでいる。
      

        私自身は17年35鉢、18年と19年とも17鉢出展したが、富貴蘭を
        栽培する会員も増加しているため、一人でも多く参加するよう呼びかけて
        いるので、私は今年は15鉢程度にとどめるつもりだ。

        今朝池田の増田園芸を訪れて、下記の6品種を持ち帰ったが、
        そのなかから特に大株の2<青軸鎧通し>、4<瑞雲>、5<聖寿>、
        6<丹頂の舞>の4点を出品鉢数に加えようかと思案中である。



 
       1<青軸富嶽>
       
         青軸富嶽のバックを撮影

       
           2<青軸鎧通し>
           
              青軸鎧通しの横から撮影
             

                   青軸鎧通しのバックから撮影

           
             3<島根産の矮鶏>

         
              4<瑞雲>
           
               瑞雲のバックを撮影

       
           5<聖寿>
      
          聖寿の横を撮影
        
                聖寿のバックを撮影


         6<丹頂の舞>
         
              丹頂の舞のバックを撮影
          
 

フウランの植え替え 6

2008-02-01 | ふうらん、富貴蘭

 
 先月の22日池田のM園芸でいただいた<奄美フウラン>を植え替えました。
 仔芽のある5本立ちの株。
 すべての葉先が奄美フウラン特有の露受け葉で、
葉幅広くかつ紺性のよい大型で、根も太くて多い。
  
   
      鉢の正面から撮影。
      
         鉢の上から撮影。
                
                  鉢の裏側から撮影。