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吉永小百合氏は中立な優等生のようにみえるが、意外に政治的だ。もう70歳を超える世代としては当然だが、姜尚中氏との対談は彼らの非論理性を端的に示していておもしろい。
「『憲法9条を守ってほしい』と友人に言ったら『よその国が攻めてきたらどうするのか』と言われて、言葉に詰まってしまいました。なんと返せばよかったのでしょうか」って。姜先生は、「あの天文学的な軍事力を持っているアメリカでも、9.11のテロを防げなかった。だから日本も、アメリカ以上の軍事力を持たないと、武力で抑止するのはむずかしいし、それは不可能。憲法9条を持っていることのほうが、より安全を守れるんですよ」と答えてくださったんです。
よその国が攻めてきたらどうするのか」という問いに対して「憲法9条を持っていれば安全を守れる」というのは、答になっていない。戦争もテロも暴力だが、憲法は法律にすぎない。法律で暴力を止めることができるのは、双方がその法律を守る国内だけであり、中国や北朝鮮に日本国憲法は適用できないからだ。

こんなことは自明だが、なぜこういう宗教的な平和ボケが戦後70年も続いているのかは自明ではない。

続きは8月22日(月)朝7時に配信する池田信夫ブログマガジンでどうぞ。
 
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よその国が攻めてきたらどうするのか」という問いに対して「憲法9条を持っていれば安全を守れる」というのは、答になっていない。
 
>戦争もテロも暴力だが、憲法は法律にすぎない。
 
>法律で暴力を止めることができるのは、双方がその法律を守る国内だけであり、中国や北朝鮮に日本国憲法は適用できないからだ
 
 
姜尚中さん、国際仲裁裁判所の判決を紙くずと嘯く中国が日本国憲法を守るととでも思っているのだろうか。
 
この論理を吉永小百合氏が理解できるだろうか。
 
ウーン、利口ぶるバカを説得するのは難しい。
 
吉永小百合、姜尚中両氏のツーショットも気持ち悪いが、これに鳥越俊太郎氏が加わったスリーショットは完璧な「三バカトリオ」だ。