狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

米越海軍が合同演習!

2011-06-25 07:45:01 | 未分類

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23日のエントリーで南シナ海の情勢は奇々怪々と書いた。

南シナ海で一触即発のチキンレースを展開していた中国海軍とベトナム海軍が、ベトナム北部沖のトンキン湾で、”仲良く”合同演習を始めたからだ。

中越海軍、トンキン湾で合同巡視活動

生き馬の目を抜くような駆け引きが通常の外交の舞台では、一つの行動の裏に隠れる真実を読み取らねばならぬ。

テーブルの上では「友好平和」を口走りながら、テーブルの下ではお互いに蹴りあいをするのが外交だと、何かの本で呼んだことがある。

現在の中国とベトナムの関係がまさにそれだ。

合同巡視活動の前の両国の発言にはこういうのがあった。

中国「当事者同士の2j国間で話し合うべき。 アメリカは首を突っ込むな」

ベトナム「中国は言行を一致させよ」

結局、合同巡視活動をしたのは緊張の中の一種の息抜きであり、両国とも最悪の事態は避けたいという意志を示すセレモニーだったのだろうか。 

 ベトナム軍と合同訓練計画=来月後半、中国けん制か-米
 【ワシントン時事】米海軍が7月後半に艦隊をベトナムに寄港させ、ベトナム海軍との合同訓練を行う計画を進めていることが23日分かった。両海軍は昨年8月にベトナム中部ダナン沖の南シナ海で合同救難訓練を実施している。
 米軍当局者は「訓練は非軍事的なもので、両海軍の継続的な交流の一つ」としている。昨年同様、救難訓練などを行うとみられる。
 南シナ海では、領有権をめぐる中国の強引な動きにベトナムが警戒を強めている。合同訓練は、国防総省が進める東南アジアの友好国との連携強化を通じた対中国けん制戦略の一環とみられる。ベトナムとの軍事交流を深める米国の動きに、中国が一段と反発する可能性もある。(2011/06/24-14:22)

             ☆

軍事大国中国の「友好平和」の口車に乗った振りをしながら、合同巡視活動をする一方で、ベトナムは米海軍と合同訓練を計画していると言う。

ベトナムのような軍事小国が中国の恫喝に抗して生き残るための安全保障戦略である。

米中という軍事大国を手玉にとって、主権を守るため精一杯の努力を惜しまぬベトナムの強かさには脱帽せざるを得ない。

ベトナムの一連の動きは、テーブルの上で「友好平和」唱え握手をしながら、テーブルの下では相手の向こう脛を蹴る準備をする、という例そのものではないか。

 

ベトナム戦争でアメリカが敗退し、南シナ海に米軍のプレゼンスが空白になるのを待っていたように、中国はベトナムに侵略をし始め、フィリピンから米軍が撤退した瞬間中国が海上工作物を作り領有を主張したのは周知のとおりである。

米軍の撤退した地域には中国の侵略がある。

いまやベトナムもフィリピンも米軍を巻き込んで合同訓練をすることにより中国の脅威に対処せざるを得ない。

NHKによると、合同訓練は来月後半、ベトナム中部のダナンの沖で数日間行われるものとみられる。両国の海軍は去年8月にも同様の訓練を行っており、今回、2年続けての交流となる。

アメリカのゲーツ国防長官が、先に「アメリカ軍のプレゼンスを東南アジアなどでも強化する」と述べている。

今回の合同訓練は、米軍のプレゼンスにより、南シナ海で影響力を増す中国をけん制しようというねらいが、ベトナム・アメリカ両国にあるものとみられる。

南シナ海の緊張は他人事のように延命に必死の菅内閣は、火事場泥棒を目論む中国の脅威に対処できる余力があるのか。

宮古海峡は太平洋へのシーレーンと決めてしまった中国は、舞台を東シナ海から日本の太平洋岸に出没し始めた。

日本、中国政府に抗議「事前同意ない海洋調査」

6月24日 読売新聞
 政府は23日、中国の海洋調査船が同日、宮城県石巻市沖の日本の排他的経済水域(EEZ)で海洋調査を行ったことについて、在北京大使館を通じ、中国政府に「事前の同意のない海洋調査は認められない」と抗議した。
 中国側は「事実関係を確認する」と答えた。国連海洋法条約は、他国のEEZで海洋調査を行う場合には沿岸国の同意が必要と規定している。

           ☆

沖縄近海を蹂躙され、太平洋岸まで無断で荒らしまわる。

 

空転する菅内閣の隙を突く。 火事場泥棒である。

民主党政権が続く限り、中国のこのような傲慢な事態が続発するのは明らかである。

内憂外患!

やはり、一刻も早く菅首相が退陣し総選挙を行うのが国益だ、

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