文科省が修正要求 「集団自決」教科書検定
【東京】2008年度から使用される高校歴史教科書の検定で、文部科学省が「集団自決」における日本軍関与について、断定的記述をしないよう検定意見を付した問題で、同省の教科書調査官が教科用図書検定調査審議会に提出した「調査意見書」で日本軍の関与に関する記述の削除を求めていたことが15日までに分かった。意見書は「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現」と指摘。同審議会は指摘内容をそのまま受け入れ、検定意見として教科書各社に通知した。
文科省は意見書の作成過程で審議会の意向を確認し、調査意見書を策定。審議会に諮問し、検定意見が決まった。教科書各社は検定意見に従い日本軍の関与に関する記述を削除した。
文科省と審議会の調整を経て調査意見書が作成されたことについて、「6・9沖縄戦の歴史歪曲を許さない! 沖縄県民大会」の実行委員会は15日、教科書検定の非中立性を厳しく批判。検定意見の撤回を要求した。
沖縄戦の「集団自決」に関する記述で調査意見書は「沖縄戦の実態について誤解するおそれのある表現である」と指摘し、審議会に諮問。同審議会は指摘を受け入れ、検定意見として決定され、教科書各社に通知された。
同県民大会実行委の高嶋伸欣琉球大教授は15日午後の文科省での会見で「検定意見が付いた教科書の記述を原文に戻すだけではなく、自己規制したすべての教科書が、沖縄戦を適正に記述する望ましい状態にもっていきたい」と述べた。
08年度から使用される教科書で教科書各社は昨年4月中旬、文科省に申請本を提出。秋までに教科書調査官、専門委員が調査した。検定意見を教科用図書検定調査審議会に諮り、12月に教科書各社に検定意見を送付。今年2月までに各社の修正表が出そろった。文科省によると今回の検定意見に対する審議会の異論はなかったという。
(琉球新報 6/16 9:49)
◇
友人の一人から連絡があった。
毎日の更新はご苦労さんと労いながらも、
連日「集団自決」ではちょっとしつこいのではと・・・。
それは先刻承知の介というところ。
できたらこんな重いテーマの連続は避けたいし、
もっとクダラン話など書いて見たい。
ところが6月に入ってからの地元メディアの「集団自決」関連報道は、目に余る。
しつこいを通り越して、ウザイと言おうか狂ったと言おうか、とてもまとも新聞社の報道とは言いがたい。
今日の更新は「集団自決」はパスしようと思ったが、昨日の琉球新報の一面トップの大見出しを見るとスルーするわけにはいかない。
文化省が修正要求 <「集団自決」教科書検定>
審議会、踏襲し意見
軍関与削除 事前に調整
社会面トップも大見出しのオンパレード
真実探求 思い深く <「集団自決」検定 集中授業>
体験者の声消さないで 南部商

写真入りで「集団自決」の集中授業する県立南部商業高校3年7組の様子を伝えている。
写真で見ると、テキストに新聞記事が使われている模様。
沖縄の教育偏向は思ったよりヒドイ。
この「集団自決」関連の「平和運動」は沖教組が中心的働きをしており、歴史だけでなく「現代社会」の授業で六時間にもわたってこの問題を教える教師がいると聞く。
教育委員会が生徒の署名状況を確認したりしてるとも聞く。
その結果中学生が県議会に意見書可決の請願をするといった異常事態にまでなっている。
で、引用記事だがさすがに一々突っ込むのはパスして次の一点に絞る。
>08年度から使用される教科書で教科書各社は昨年4月中旬、文科省に申請本を提出。秋までに教科書調査官、専門委員が調査した。
文部行政に法律で定められた検定制度がある以上、「教科書調査官、専門委員」等の専門家が調査し意見書を出すのは当然のこと。
それをアンケート等で市町村議会に議決の圧力を加え、徒党を組んで大騒ぎし、これを県民の総意というのは県民として迷惑な話だ。
歴史の真実を解明するのは、政治家による議決ではなく、「市民運動」による圧力でもないはずだ。
安倍首相も次のように明言しているではないか。
「歴史や教科書の問題は専門家の議論・検証に委ねるべきだ」
(自民党の見識、 結論先送り/「集団自決」意見書)
試しに6月に入ってから「集団自決」を扱った琉球新報社説を拾ってみたら三件あった。
◆「集団自決」検定 意見の撤回は県民の総意 (6/15 9:53)
「県民の総意」と来たか。
ということは琉球新報の意見に従わない者は県民ではないことになる。
裏切り者ということか。
以前に「歴史の専門家」と称するサヨクの方とネット上で議論らしきものをしたことがある。
らしきものというのは殆ど議論にはならなかったから言う。
そのときも論破されるとと「沖縄人のくせに」とか「裏切り者」といった議論にならない罵詈雑言を浴びたのが印象に残っている。
◆「歪曲」撤回要求・「過去」直視してこそ未来も (6/11 9:40)
◆県議会・検定意見書 世論は撤回求める方向だが (6/5 10:44)
勝手に作り上げた“世論”を黄門様の印籠に見立て、
「世論は撤回を求める方向」と決め付け、
県議会にも圧力を加えた。
印籠の前には自民党会派の良識も平伏さざるを得なかった。
“世論”通りに反対意見の自民党も押し切ったわけだ。
参院選を直前に控えて自民党もメディアを敵に廻すわけにはいかず苦渋の決断だったのだろう。
一連のマスコミの「集団自決」関連の大キャンペーンは結果的に糸数慶子候補の応援をしていることになる。
沖縄戦は観光バスガイド出身の糸数候補にとって得意科目の筈だ。
“県民の総意”で騒がれたら自民党候補には逆風になる。
これがサヨクメディアの巧妙な選挙運動。
なぜなら、結果的に検定意見が撤回されないのは百も承知で煽っているから。
それでも琉球新報は沖縄タイムスに比べてまだマシな方だ。
県内のニュース番組の冒頭がほとんど集団自決の話で始まるーー;
もうここまできたら運動とわかってしまうだろうに。
国民の総意・・・危ないなぁ。いつもは沖縄県民は特別だ、みたいな言い方をするくせにこういう時はそういう表現をするわけか。なんとも・・・。
沖縄で新聞社ってどんぐらいでつくれるんだろう・・・。テレビ局とかさ。
作れないかなぁ株式とかで。ちゃんとした情報を伝えたい。
さてさて、^^;うちに親来るので今日から3~4日ぐらい更新が止まります。
今しがた最新の記事をアップし、よく見させていただくブログにコメント書き込みに回ってるとこです。
数日後^^たまった記事を読むのも楽しみな気がします。
では!
教科書検定問題、盛り上がってきましたね(笑い)
>教育委員会が生徒の署名状況を確認したりしてるとも聞く。
文脈から教育委員会が生徒署名を奨励していると受け取りましたが、実際は教育基本法8条に抵触する恐れがあるから調査したのではないでしょうか?
教育基本法8条
・良識ある公民たるに必要な政治的教養は、教育上これを尊重しなければならない。
・法律に定める学校は、特定の政党を支持し、又はこれに反対するための政治教育その他政治的活動をしてはならない。
校内でこのような趣旨の署名活動を行うのは政治活動に当たらないのでしょうか?
依頼した側は、署名は生徒の自主的な活動と主張しているようですが、生徒会と言う組織で動く以上学校がまったく関与できない訳がありません。
そして生徒会には必ず担当教師がついているはずです。教師指導の下で署名活動が行われているとしたら、勤務時間における組合活動ととられても仕方がないと思うのですが、どうでしょうか?
それにしても調査結果がどうなったのか気になります。
日教組教師がどのような思想を持とうとも、我が国には思想の自由があるので何も言いませんが、どうか授業では「事実・真実」のみを教えてもらいたいものです。
コメントありがとう御座います。
>実際は教育基本法8条に抵触する恐れがあるから調査したのではないでしょうか?
沖縄は教育委員会も県議会も全て偏向マスコミに媚を売っており、「教育基本法8条」を守るるどころではありません。
「平和教育」という名の下に偏向教育も「皆で渡れば怖くない」の有様です。
仰るような教育の中立は沖縄では死語ではないでしょうか。
又コメントください。