角田前副議長らに注意措置、違法な政治献金疑惑などで
民主党は24日の常任幹事会で、違法な政治献金疑惑で参院副議長を引責辞任した角田義一参院議員を常任幹事会名による「厳重注意」に、政治資金収支報告書への光熱水費の虚偽記載があった中井洽元法相と、高額書籍の販売が問題となった山下八洲夫参院議員をそれぞれ幹事長名による「措置」とする処分を決めた。
角田氏は、平成13年7月の参院選の際に受けとった総額2500万円の政治献金を、政治資金収支報告書などに記載しなかったという疑惑を持たれている。この中には、在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の傘下団体からの寄付も含まれていたとされる。角田氏は1月26日に記者会見し疑惑を否定したが、党常任幹事会は「説明責任を果たしていない」として、厳重注意とした。
民主党倫理規則によると、党員が倫理規範に反する行為を行った場合には、厳しい順に除籍▽離党勧告▽党員資格の停止のいずれかの「処分」か、公職の辞任勧告▽党公認または推薦の取り消し▽党役職の一定期間内の停止または解任▽常任幹事会名による厳重注意▽幹事長名による注意のいずれかの「措置」をとることができる。
(2007/04/24 13:21)
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ガキの悪戯じゃあるまいし「注意」で済ますとはどういうこと。
ネット普及以前だったら、これで一件落着でお茶を濁せたかもしれない。
参院補選が終わった今頃が絶好のタイミングと見たのだろう。
だが昨今は各ブログがしっかり覚えている。
当日記でさえも角田前参院副議長の「朝鮮総連疑惑」については四回もエントリーしている。
「政治と金」については還元水の脳薄い大臣も酷いが、それとこれとは根本的に違う。
帳簿につけたとか、領収書の有無の問題ではない。
事もあろうか、あの朝鮮総連傘下団体からの立法府の副議長が献金を受けたのだ。
他の「政治と金」の問題と同じ土俵で論じるべきではない。
スパイ防止法があればそれにも抵触する重大問題だ。
これに対する民主党の処分が「注意」とは。
民主党も地に落ちた。 いや、元々地面に這っていたのか。
民主党よ、「この献金だけは「政治とカネ」で一括(くく)りするわけにはいかない。そのことを忘れてもらっては困るのだ。」(産経抄 2007/01/28 07:01)
◆「総連は大切な団体」 民主党角田義一議員
◆角田参院副議長辞任 「朝鮮総連疑惑」を追え!
◆角田議員はこんな新聞発行元から献金を・・
◆朝鮮総連に群がる民主党議員たち
【産経抄】
民主党のことを「ブーメラン政党」と言うのだそうだ。自民党のスキャンダルを攻撃すると、常にそっくり自分の所へ返ってくる。国民年金未納や最近の事務所費問題がそうだった。そして極め付きが参院副議長を辞めた角田義一氏の献金疑惑だ。
▼旧社会党の出身である。委員会で大声をあげ閣僚や官僚をどなりあげる迫力は「昭和の社会党」を彷彿(ほうふつ)させた。その迫力で平成14年には、自民党出身議長秘書の疑惑を追及した。それがこんどは、自身の団体への献金を報告しなかった疑いで副議長のイスを棒に振ったのだ。
▼国民の側は、またも「民主党も自民党も同じ」との思いをさせられた。だがそれも仕方ない。「格差拡大」とは逆に、日本の社会は質的には確実に均等化しつつある。そこから選ばれる政治家や政党が「似たもの同士」になっていくのは当然とも言える。
▼ただ、角田氏の場合、一点だけ民主党いや旧社会党らしいことがあった。ヤミ献金の中に、朝鮮総連系の商工団体からの金もあったとみられていることだ。外国人の団体からの政治献金は禁じられている。事実とすれば明確な法律違反であることは間違いない。
▼しかも、献金を受けたとみられる平成13年には、北朝鮮による日本人拉致事件がかなりはっきりと姿を見せていた。その中で北朝鮮に連なる団体から金を受け取って、何の痛みも感じている風もなくシラを切る。そんな人が参院副議長の要職についていたのである。
▼民主党としては、辞職で「けじめ」はついたとしたいのだろう。自民党も事務所費問題と相討ちにできれば、もっけの幸いかもしれない。だがこの献金だけは「政治とカネ」で一括(くく)りするわけにはいかない。そのことを忘れてもらっては困るのだ。
(2007/01/28 07:01)
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