◆「核保有論議劇場」 第二幕はワシントンで上演!
「教職員の免許剥奪だ」とメディアを騒がしていたと思ったら、
今度はワシントンへ飛んでアーミテージ前国務副長官やシュワブ米通商部代表に「日本の核論議」の理解を求めた。
おまけに記者会見までしたという。
「日本の周りは核保有国だらけだ。日本にとっては、(ソ連が)キューバに核を持ち込もうとした(1962年当時の米国の)切迫した状況に似ている」って?
あんたも役者ですねー、中川さん!
【追記】18:11
そういえば今日は44年前、フルシチョフがキューバからミサイル撤去を確約した日。
ついでに「キューバ危機」の復習。
1962年10月16日、フルシチョフ率いるソ連がキューバに中距離ミサイルを配備していることをアメリカが察知し。
10月22日、米大統領J.F.ケネディはミサイル搬入阻止のため、キューバを海上封鎖宣言、24日にはアメリカ大西洋艦隊が、海上封鎖・臨検を開始。米ソは一触即発の危機に突入。
10月26日、フルシチョフがケネディに対してミサイル撤去を提案。キューバのカストロ首相はアメリカ偵察機への攻撃を命令。アメリカのU-2型偵察機は撃墜された。
10月28日、フルシチョフがキューバからのミサイル撤去を確約。
11月9日、ミサイルを搭載したソ連船がキューバを出航、アメリカ隊が併走して撤去を確認して軍事衝突の危機は去る。
◇
日本の核議論、中川政調会長が米に理解求める
【ワシントン=加藤理佐】自民党の中川政調会長は27日午後(日本時間28日朝)、ワシントン市内で記者会見し、スーザン・シュワブ米通商代表部(USTR)代表やリチャード・アーミテージ前国務副長官らと27日に会談した際に、日本の核兵器保有の是非をめぐり意見交換したことを明らかにした。
一連の会談で、中川氏は「日本の周りは核保有国だらけだ。日本にとっては、(ソ連が)キューバに核を持ち込もうとした(1962年当時の米国の)切迫した状況に似ている」と述べ、核兵器保有に関する論議をすることに理解を求めた。
中川氏は記者会見で、米側の反応について「『(論議を)懸念する』と言った人もあれば、『全面的に議論するのは当然だ』と言った人もいた。議論をしてはいけないと言う人は一人もいなかった」と語った。また、核兵器保有の議論について「自民党に組織を作り、この問題を緊急にやるのではない」と述べた。同時に「これからも北朝鮮の問題については議論が必要だ。外交、国防、内閣部会などで(核保有の議論が)出てくるか出てこないかは個々の議員の判断だ。議論は、自分の国のことを考えれば自然に起こってくる」と指摘し、議論は必要だとの認識を改めて示した。
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