狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

亀田興毅vsランダエタの再戦 KO勝利で批判もKOや!

2006-08-23 10:29:48 | 県知事選

亀田興毅vsランダエタの再戦が10月に正式決定!

甲子園の熱気を伝えるメディアのフィーバーは今朝も続いている。

20日の「浪速乃弁慶」亀田大毅のプロ5戦目は、沖縄では録画放映も無かったのでyou tube動画で見たのだが、甲子園の熱気に当てられてすっかり当初のエントリーの気持ちを失っていた。

結果は大毅の一方的な1ラウンドKO勝利だったようだが、試合後、観戦の共同通信記者に「笑いをこみあげ」させ「異次元の世界」と感じさせたことが、この試合の性格を物語っている。

試合はボクシングと銘打った余興付きの“歌謡ショー”であったようだ。

 

一方WBAは事実上亀田興毅にランダエタとの再戦を命じた形になった。

「亀田フィーバー」はプロボクシングに対する一般の関心を掘り起こした反面、色んな点でボクシングに対する不信感をも生み出した。

それは大きく分けて次の三つに分類できる。

①対戦相手を弱い者に選ぶ⇒「噛ませ犬」

②対戦者同士は真剣だが、ジャッジが八百長

③強い対戦相手が故意に手を抜く

今回の「疑惑の試合」は①の相手・ランダエタが噛ませ犬と言うバッシングは殆ど無い。

大半は②の「疑惑の判定」に尽きている。

だが、一部には②と③が同時にあったという説もある。

いわく、(初回のダウンは、)「まさかあんなパンチでダウンするとは思わなかった。 それで中盤は興毅に十分打たせたが、11ラウンドでスタミナ切れで立っているの精一杯になった。 最終ラウンドまで何とか立たせておけばジャッジが何とかしてくれる」、・・・これがランダエタの心境だったと言うのだ。

いずれにせよ、これらの「疑惑」を払拭させ得るのは亀田興毅自身の「拳(こぶし)」以外には無い。

「避けた、逃げたと言われたくない」、「100%負けることは無い!」

「もう一度やる以上、KOで勝ちます。」

亀田興毅のこの言葉を「大口叩き」では無く、彼の「本音」と信じたい。

彼を本音どおり存分に戦わす為には周りの大人たちが変な策略を弄しないこと。

ガチンコで死闘を尽す者には勝者も敗者も無い。

真のボクシングファンなら例えリングに崩れ落ちても惜しみない拍手を亀田興毅に送るだろう。

                   ◇

亀田興毅vsランダエタの再戦が10月に正式決定!

オレは逃げへん、KO勝利で批判もKOや!

2006年08月22日 )【スポーツナビ 】

亀田興毅とファン・ランダエタの再戦が決定!

 22日、協栄ジムの金平桂一郎会長が都内ジムで記者会見を開き、WBAライトフライ級王者亀田興毅(協栄ジム)と同級1位ファン・ランダエタ(ベネズエラ)の再戦を正式に発表した。試合の日程は現在調整中だが、10月の中旬から後半になる予定。興毅とっては、王者となって初の防衛戦となる。

「逃げた」「避けた」と言われたくない

  8月2日のWBAライトフライ級王座決定戦で、ランダエタを12R判定(2-1)で下し、王座を獲得した興毅だったが、微妙な判定を巡り、中継を担当したTBSや日本ボクシングコミッションには抗議などの電話やメールが殺到。その後、日本中を巻き込んだ騒動に発展した。

 試合内容に納得のいかない興毅は、試合翌日からすでに「もう一度やりたい」と再戦の希望を口にしていたが、減量苦の様子を見た金平会長が、「(次戦は)ウエイトを上げたほうがいい」と進言。父・史郎トレーナーも当初は、興毅の体調を心配し、ライトフライ級での再戦に否定的だった。さらに、その後も再戦を希望する興毅に対し、金平会長は「慎重になって考えたほうがいい。厳しいよ」と説得し続けた。
 しかし、興毅本人が、「『逃げた』『避けた』と言われて、ボクサーを続けていきたくない。コンディションを作って、今後は何も言い訳はしない」と再戦を強硬に主張したため、最終的には本人の意思を尊重する形をとり、20日に予定されていた二男・大毅の試合を待って、この日の発表となった。

100%負けることはない!

  WBAは18日付けで、最新の世界ランキングを発表。今月2日にライトフライ級王座決定戦で興毅に判定で敗れた同級1位のランダエタを指名挑戦権を保持する1位に据え置いた。この事実上の「再戦指令」で、両陣営の動きが加速すると見られていたが、亀田側はすでに先手を打っていた。ランキング発表の前にWBAに再戦の意思を伝え、すでに承認を獲得。ランダエタ陣営にも承諾を得た。

 興毅の体調を考え、当初は、再戦に否定的だった金平会長も、「筋として、逃げた形になるより、ランダエタと早期に防衛戦をやって決着つけたほうがいいと思って、私も結論を出した」と最終的な決断に至った経緯を説明。
 また、この日は会見場に姿を見せなかった興毅だが、金平会長によると、「100%負けることはない。もう一度やる以上、KOで勝ちます。一度グローブをあわせてランダエタの実力は分かった。あの時(2日の試合)は本来の亀田興毅じゃなった。次は本当の力を見せたい」と意気込んでいるという。
 今後は、日程と会場が決まり次第、興毅本人と史郎トレーナー出席による正式な記者会見が行われる予定で、9月早々にも海外からスパーリングパートナーを招へいして、調整に入る。

 日本中が注目する世紀の再戦。果たして、“浪速乃闘拳”はKO勝利で批判を払しょくすることができるのか!?

■WBAライトフライ級タイトルマッチ
10月予定 会場未定

[王者]亀田興毅(協栄ジム)
[挑戦者]ファン・ランダエタ(同級1位/ベネズエラ)


                    *

 笑い誘う「異次元の世界」 ファン層変化し問題も  

思わず笑いがこみあげてきた。試合後、KO勝ちした亀田大毅の“歌謡ショー”を見ていると、これまでのボクシングとは明らかに違う興行だと痛感した。まさに「異次元の世界」なのだ。 プロだからある程度のショー的パフォーマンスがあってもいいと思う。この日のKOタイムは1回1分45秒。要した時間はあまりにも短かったが、ファンは不満どころか、大毅の歌を今や遅しと待っている。そして、詰めかけた若い女性を中心とした観客は、試合より盛り上がっていた。しかも2曲も歌うサービスぶり。まるで「コンサート会場」だった。 しかし、その派手なシナリオ通りの演出の陰で問題点も浮上している。ボクシングを純粋なスポーツとして見てきたファンの冷ややかな反応だ。亀田3兄弟がリング内外で見せる強烈な個性に、意外にもこのスポーツを支えてきたファンのボクシング離れが目立っている。 亀田3兄弟の出現でブームが起きているようにも映るが、実情は違う。某専門誌は減ページを余儀なくされ、世界戦の生中継も驚くほど少なくなってきた。ボクシング界の課題は山積している。(了) [ 共同通信社 2006年8月20日 20:59 ]

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