狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

「オール沖縄」が壊滅か?!

2016-06-19 07:22:11 | 普天間移設

 

 
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

「狼」の画像検索結果

お願い

 人気ブログランキングの投票が分散されるのを防ぐため、次のバナーをクリックお願いします。

よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします
 

 

 沖縄お悔やみ情報局

 
 

本日19日は「県民大会」が開かれる。

「県民大会」とは自称しても、主催する「オール沖縄会議」が共産党、社民党が先導する政治集団である以上、革新系の政治集会と称するのが正しいのだが、沖縄タイムスによると何故か「県民大会」になるらしい。

本日の沖縄タイムスは「政治集会」を「県民大会」と称し、約10面を使って、大会への動員に必死である。

■一面トップ

きょう県民大会

元米兵事件抗議

海兵隊撤退決議へ

■二面トップ

怒り頂点海兵隊撤退

■社会面トップ

命奪う犯罪 二度と

さすが仲井真前知事が「特定団体のコマーシャルペーパー」と喝破したとおりである。

大会の正式名称は、「元海兵隊員による残虐な蛮行を糾弾! 被害者を追悼し、沖縄から海兵隊の撤退を求める県民大会」だが、米軍基地を容認する自民、公明、おおさか維新などは参加を拒否している。

主催者は「県民大会」の体裁を繕うために、41人の首長に参加を呼びかけたが、参加を表明したのは14首長のみである。

さらに、県内11市のうち、参加するのは城間那覇市長と稲嶺名護市長の2人だけで、他の9人の市長は不参加、という寂しい「県民大会」である。

元米兵の米国男性が女性を殺害遺棄した事件が起きたことで、革新系政党・労組などで構成される「オール沖縄県民会議」は、沖縄2紙の扇動をバックに「事件の政治利用」を目論んだ。

が、あまりにもその意図があからさまなので、良識ある県民から批判の声が沸き起こっている。

おまけに同「県民大会」が開かれるため、以前から予定されていた高校球児の「聖地」が政治目的のため使えなくなった点にも県民の批判が噴出している

豊見城市議会、うるま市議会、石垣市議会などは開催日や会場の変更を要請したが、主催者によると「高校生を説得すべきであり、譲れない」とのこと。

関係者によると「会場を譲れない」理由は、同会場が那覇空港に一番近い位置にあり、本土から参加する活動家が日帰りで参加するには絶好の会場だから、とのこと。

また「日程を延期できない」理由は、19日は参院選公示3日前というタイミングになるため「政治集会としては絶好の日程だから、とのこと。

本土の活動家の動員や参院選目前の政治利用の政治集会の、どこが「県民大会」といえるのか。

沖縄県民もずい分バカにされたものである。

 


■「オール沖縄」から「オール沖縄会議」

2013年1月、当時の那覇市長であった翁長氏は、前年から続いている「危険な欠陥機オスプレイの沖縄配備反対」を旗印に、保革県議、各首長ら100名以上で構成する「オール沖縄」を率いて「東京抗議行動」を行い、安倍首相に建白書を手渡した。

 

<オスプレイ撤回・東京行動>建白書 全文 2013年1月28日 12:10

 

このとき翁長氏が火をつけた「オール沖縄」の渦は全県を覆う勢いで、翁長氏は「オール沖縄」の旗印の下県知事の座を獲得した。

その後、共産党の操り人形になりつつある翁長知事に見切りをつけた「オール沖縄」内部の自民党県議や保守系首長が次々と翁長知事に反旗を翻し、翁長知事の影響力の低下に拍車をかけた。

そして、「オール沖縄会議」に名を変更し翁長知事のカリスマ性復活を狙ったのが今年の1月の宜野湾市長選挙であった。

ところが翁長知事の陣頭指揮で「戸別訪問」の選挙違反までして臨んだ宜野湾市長選は惨敗し、「オール沖縄会議」の存在さえ危うくなった。

そんな矢先に降って湧いたように登場したのが「元米兵」によるうるま市女性遺体遺棄事件の発覚である。

「オール沖縄」勢力が、この悲惨な事件を、「オール沖縄復活」にとっての千載一遇のチャンスと捉えたとしてもおかしくはない

首の皮一枚で消滅しかけていた「オール沖縄」はこの時点で、新聞を巻き込んだ全県的「政治集会」を目論んだ。

集会の2日後の6月22日は、参院選公示日だ。 「これを事件の政治利用」といわずに何といおう。

首の皮一枚で消滅しかけていた、ということは首の皮一枚で「オール沖縄」は復活する可能性があるということ。

だが、果たして「「オール沖縄」は翁長知事のカリスマ性を復活できるか。

「オール沖縄会議」主催の政治集会への参加を翁長知事が表明したのは「大会」三日前の16日である。

翁長知事の参加表明を報じる17日付沖縄タイムス一面の見出しを拾うと、翁長知事の矛盾が白日の下に晒されている。

知事県民大会に参加

海兵隊撤退を強調

中国海軍また接続水域に

「オール沖縄会議」の主力である共産党は当初「全基地撤去」をスローガンにすると主張していたが、翁長知事を「乗せる」ため、一時「全基地撤去」を封印し「海兵隊撤退」を全面に打ち出す小細工を弄した。

翁長知事は「日米安保は理解する」と述べているので、中国海軍が尖閣の接続水域を侵犯したら、中国の目の上のたんこぶである海兵隊の撤去を主張すると己の発言に矛盾が生じる。 

折りしも翁長知事は国と係争中である普天間飛行場の辺野古移設の関する、紛争処理委の「判断を避けた裁定」に不服として高裁に提訴せずに、国との協議をするという。

翁長知事、提訴しない方針 係争委の結論受け

「辺野古移設が唯一の解決策」と主張し続ける国に対し、「折り合わないことを想定して協議はできないので、協議をベースにしながら、その時々で判断していきたい」と述べる翁長知事。

「協議する」ということは、翁長知事に変化が生じ妥協の意志が湧いてきたのか。

紛争処理委の「判断せずの裁定」を県側有利と考える「オール沖縄」勢力は、翁長知事が「裁定」を不服として高裁への提訴を想定していた。

ところが翁長知事が妥協の兆しを匂わせ、国を提訴することなく協議するという。

これは今まで翁長知事を支えてきた「オール沖縄」への裏切りではないのか。

今後「オール沖縄会議」の主力である共産党の翁長知事への批判が予想される。

いずれにせよ、本日の「県民大会」は「オール沖縄」が壊滅するか否かの分水嶺になるだろう。

 

 
よろしかったら人気blogランキングへ クリックお願いします

コメント (31)    この記事についてブログを書く
« 係争委、判断を逃げる!どっ... | トップ | 「オール沖縄」とは? 超党派... »

31 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (東子)
2016-06-19 08:10:24
>本土から空参加する活動家が日帰りで参加するには絶好の会場だから

県外からの参加を公式に認めてるのね。
それに、これ以上後にすると、盛り上がりが衰退しそうだものね。
と、もう一つ、参院選前に気勢を上げて、安倍内閣批判に繋げたい。

で、さすがの沖縄県民も、彼らのうさん臭さに気づいた?
返信する
Unknown (東子)
2016-06-19 08:10:58
県議会でなく、翁長知事の古巣、那覇市議会での出来事だが。

「「オール沖縄」崩壊の兆し 那覇市議会議長の不信任案可決 唯一の保守系に亀裂 2016.6.17 18:56」
http://www.sankei.com/politics/news/160617/plt1606170031-n1.html

>沖縄県那覇市議会の金城徹議長に対する不信任決議案が17日、自民、公明両党などの賛成多数で可決された。金城氏は翁長(おなが)雄志(たけし)知事の側近で、翁長氏を支える勢力のうち、県内の市町村議会で唯一となる保守系議員会派「新風会」に所属していた。
>新風会会長を務めていた知念博議員も賛成に回った。
>唯一の保守系議員会派に亀裂が入り、県政界では「オール沖縄崩壊の兆し」との声が上がっている。
>6月5日の県議選には新風会系として市議2人が出馬したが、ともに落選。
>しこりが残ったとされ、知念氏は6日に新風会を離脱して無所属となった。

翁長知事を安慶田副知事を通してコントールしてきたという噂があるが、翁長知事は保守の尻尾を捨てきれずにいるので、共産党にとって、今一つ使い勝手が悪い。
「新風会」潰しでも翁長知事を共産党に完全に取り込めなければ、翁長知事無用??
代わりに安慶田副知事??


保守切りに共産党が動いているなら、保守の票が無くても当選できると踏んでいるのか、「良識ある沖縄の保守(翁長知事曰く)」を共産党の主張に染めれたと確信しているのか。
参院選は、はっきり基地反対と基地容認に分かれて、選挙をしたらいい。
基地の必要性を認めているのに、基地反対と言わないと票がもらえないと、表向き基地反対をするから、わかりにくくなるし、基地の必要性を認める人達も誰に投票して良いか分からなくなる。
返信する
Unknown (東子)
2016-06-19 08:15:56
米軍基地のない離島では、米軍撤退がピンとこないと思ってか、離島でもとアリバイ作り。

「被害者追悼、米海兵隊の撤退訴え 軍属事件に抗議する八重山集会 2016年6月18日 18:33」
http://ryukyushimpo.jp/news/entry-300532.html

>米軍属による女性暴行殺人事件に抗議する八重山地区集会(同実行委員会主催)が18日夕、石垣市新栄公園で開かれた。
>参加した八重山郡民約150人は被害女性を追悼し、容疑者の行為を糾弾するとともに、沖縄からの米海兵隊撤退などを訴えた。

石垣の「中国の脅威」を感じている肌感覚を知らない本島の人達と言われないように、「八重山郡民」と書いたと思われ。
返信する
Unknown (ヒンガー)
2016-06-19 08:41:11
今回の県民大会の決議案に海兵隊撤退が盛り込まれました。
つまり参議院選での伊波氏の公約は海兵隊の撤退を盛り込まないといけなくなる。
米軍基地は容認だが辺野古は反対
そういった人たちを伊波氏は取り込めるのだろうか、
島尻氏勝つチャンスがさらに増えたかもしれない
返信する
Unknown (Unknown)
2016-06-19 09:58:21
島尻氏は今回は絶対に勝てません。
民主党時代は県内反対
自民党移籍後は県内推進
野党自民党時代は県外移設
与党自民党時代は県内推進
こんなフニャフニャ人間を選ぶバカな県民ではありません。
返信する
中国の奴隷か ()
2016-06-19 10:11:28
Unknown (Unknown)様

ほほう。

ということは、沖縄県民は「沖縄を中国に売る伊波氏」に投票するほどバカということですか。

伊波氏は、2010年6月16日、東京・有楽町の海外特派員協会で行った記者会見で次のように述べている。
http://tanakaryusaku.seesaa.net/article/153502664.html

外国人記者
「北朝鮮と中国は脅威か?」
伊波洋一
「脅威ではない。脅威なのは米軍。中国とは何千年もの経済・文化の交流がある」

中国は脅威ではない―むしろ脅威は米軍―中国とは何千年もの交流がある―
これは、尖閣諸島も沖縄の海も中国に差し上げたい、さらに言えば、沖縄そのものを中国の影響下に置きたい、と読み替えられるのではないか。
返信する
本日の沖縄タイムス投稿欄 (カウンター58)
2016-06-19 10:44:03

オピニオン面に一般投稿8本(児童生徒限定の「ぼくも私も」など除く)。

「米国犯罪対策 国発想に失望」のうるま市・島袋良光さん(80)は、1月10日、3月26日に続き今年3回目の掲載。
「人の尊厳奪う 軍の存在今も」の那覇市・小林香織さん(32)は、昨年4月2日以来の掲載。
「米軍との共存 絶対にお断り」の豊見城市・渡真利善朋さん(47)は、1月16、28日、2月11、24日、3月8、22、31日、4月12、20、29日、5月12、24日、6月4日に続き今年14回目の掲載。
「植民地の状態 金輪際お断り」のうるま市・比嘉順子さん(62)は、1月24日、2月14日、3月15日、4月17日、5月4、22日に続き今年7回目の掲載。
「全基地撤去へ 決意を固める」の沖縄市・親泊善雄さん(63)は、1月17日、2月6、20日、3月1日、4月18日、5月2、16、24日、6月5日に続き今年10回目の掲載。
「理不尽さ 収まらぬ怒り」の読谷村・金城実さん(77)は、昨年7月8日以来の掲載。
「ウチナー大会 PTAの出番」の那覇市・嵩元盛兼さん(61)は、今年初掲載。
「安謝の沖縄戦慰霊碑『安守之塔』」の那覇市・真栄里泰山さん(72)は、1月23日に続き今年2回目の掲載。

カギカッコは投稿欄における見出し。 

返信する
Unknown (Unknown)
2016-06-19 10:58:36
>沖縄県民は「沖縄を中国に売る伊波氏」に投票するほどバカということですか。

沖縄県民は「翁長知事の娘婿は中国共産党員」「仲井真知事は中国に沖縄を売る」などといったデマにも慣れていますので。

バカみたいに騒ぐ手合いは相手にしないんです。

石垣島には早く自衛隊配備を、とは思ってますけどね。
返信する
Unknown ()
2016-06-19 11:26:34
Unknown 様

>沖縄県民は「翁長知事の娘婿は中国共産党員」「仲井真知事は中国に沖縄を売る」などといったデマにも慣れていますので。

>バカみたいに騒ぐ手合いは相手にしないんです。

問題をズラスんじゃないよ。

参議員候補の投票の件を持ち出したのは君の方だろうが。

それで、君は「中国は親しみ覚える。 脅威は米軍」と主張する伊波氏に投票するつもりなの?

それに他人のブログヲ批判するならハンドルネームぐらい書きなさい。
返信する
Unknown (坂田)
2016-06-19 11:48:27
>海兵隊の撤退

放ったらかしても海兵隊は海外移設が決定して

るから、先では半減する。理由は、沖縄配備が

抑止力では無く、政治的配慮で配備だから。

そもそも、海兵隊に日本の四海防衛と言う狭義の

作戦圏は聞いた事がない、在日もハワイも合衆国

軍のHPに海兵隊は日本防衛すると書いていない。


>尖閣諸島

中國政府がどんなに頑張っても、国家総動員を

掛けても、尖閣領有歴史に200年以上前に遡

れないことは、中國政府自身が1番判っている。


>中國と沖縄 伊波洋一

戯言には、嘲笑するか呆れて無視する人が多い、

戯言は非科学的な論拠で哲学を極めていない。

仮に交流が在ったら遺伝子の混血が在った筈が、

全くないから中國との主張は根拠なき戯言に成る。

他民族同士が巡り合う地は必ず混血をもたらして、

進化を人類は図って来た。

琉球大学医学部「沖縄本島住民と大陸には遺伝子

の影響無い、沖縄は内地と互いに影響し合ってる」


18000年前南部港川人遺骨から抽出DNAを保有  

している人が日本人の証で在り大和民族系統です。

このDNAは九州に多く関東手前で激減してるから

正しく日本人祖先の移動史を語っている。 当時は

最期の氷河期で沖縄~内地は徒歩で活発に移動

していた。縄文時代は5000年前の福岡県朝倉市

の石器が北谷町で発掘されてるから、今の沖縄の

サバニの原型は縄文後期3000年前には在ったと

証されてるが、もっと古くからサバニ交流してた筈。

沖縄のサバニや伝統大型商業船も全て当時から

宮崎県日南市の飫肥杉で造る決まりに成っていて

2年前マーラン船もうるま市の越来造船が飫肥杉

で造船してる、杉の中で飫肥杉が1番油分が多く

水を弾くと我ら先祖は知っていた事が凄いと思う。


>「翁長知事の娘婿は中国共産党員」

これは、ちゃんと事実をマスコミが周知せんと百田

氏の様に怪しい情報源をもてあそぶ人が出て来る。

賢い知識階層ほど、実は大きな嘘ほど信じ易いさ。

翁長知事は県議会で自民党議員の質疑「娘婿」に

「私の家族は誰も中國に行ったことがない」答弁で

終わって、自民党議員は詫びてる。議事録は既に

県庁HPに在るんではないか。

返信する

コメントを投稿