狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

沖縄2紙の焦り、民意の変化に

2014-01-11 05:51:50 | 県知事選

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昨日のチャンネル桜「沖縄の声」の緊急特番に出演した。

県知事の「辺野古埋め立て承認」に対し、連日大発狂の沖縄2紙や常軌を逸した行為に走る沖縄サヨクについて語った。

そして沖縄2紙や沖縄サヨクの狂乱行為は、これまで主張してきた普天間基地の「県外移設」が真綿で首を絞められるように徐々に息苦しくなり、自分達の主張に逆風が吹き始め、「辺野古移設」が実現性を見せ始めたことに対する焦りの表れだと結論付けた。

番組では知事の「裏切り」に対し、号外まで発行して大発狂する新聞の実物を掲示し、これも沖縄2紙の焦りのなせる業だと断じた。

県知事に対する「辞任要求決議」もその焦りの一環である。

知事辞任の抗議決議を可決 県議会史上初

沖縄タイムス 2014年1月10日 23:436時間前に更新
 

 県議会は臨時会最終日の10日の本会議で、仲井真弘多知事が米軍普天間飛行場移設をめぐる名護市辺野古の埋め立てを承認したことは県外移設の公約に違反するとして抗議し、辞任を求める決議を賛成多数(賛成24、反対21)で可決した。沖縄県議会で知事に辞任を要求する決議が可決されたのは初めて。地方自治法に基づく不信任決議のような法的拘束力はないものの、県政史上で初めて県議会が知事に辞任を突きつけた意味は重く、野党内には知事が辞任要求に応じなければ、2月定例会での2014年度県予算案否決も辞さない強硬意見も出ている。

                           ☆

県知事の「裏切り」に悶絶死寸前の沖縄タイムス。

今朝も県知事に対する「憎さ百倍」をモロに表す記事満載である。

昨日の県議会で公明党を含む与野党の多数が「知事辞任の抗議決議」に賛成、可決された。

だが沖縄県議会を含む各市町村議会の「抗議決議」はあまりにも頻繁に行われ過ぎる。

これではまるで「決議バブル」ではないか。 米軍ヘリがペットボトルを落としただけで、「抗議決議」や「県民大会」が開かれる現状で、知事の辞任を要求する「抗議決議」が可決されても、深刻に捉える県民はほとんどいない。

そもそも何の法的拘束力もない「決議」など、屁のツッパリにもならない。

仲井真県知事は一応「可決は遺憾」のコメントを出したものの、「今後とも公約の実現にまい進する」と「決議」など歯牙にもかけない対応である。

辞任要求決議といえば昨年石垣市議会で、玉津石垣市教育長が「平和教育」について「思考停止」と発言したことに反発し、「教育長辞任要求決議」を可決したことが記憶に新しい。

だが、これも法的拘束力のない「議決バブル」の一例であり、玉津教育長は現在も粛々と職務遂行にまい進中である。

結局、「辞任要求決議」など負け犬の遠吠えのようなもので、本人が「職務の遂行にまい進する」と応えれば、それで一件落着する代物である。

そこで、今朝の沖縄タイムスは、あたかも法的拘束力のある「不信任決議」が可決されたかのような印象操作で懸命である。

二面。三面のトップに躍るこの大見出しがそれだ。

前例なき”不信任”

求心力低下の一途

では何ゆえ法的拘束力のある「不信任決議」を可決しないのか。

不信任決議が可決したら県知事は、解散権を行使する。

ということは県議全員が無職ということになる。

職を賭してまで自分の政治信念を全うする勇気のある県議がいない、ということだ。

結局、「辞任要求決議」という負け犬の遠吠えでお茶を濁す程度である。(涙)

>、野党内には知事が辞任要求に応じなければ、2月定例会での2014年度県予算案否決も辞さない強硬意見も出ている。

知事が辞任拒否をするのは明白だが、これに対し県民の生活に直接影響を及ぼす「予算案否決」などしようものなら、それこそ県民の猛反発がブーメランとなって、彼らに襲ってくるのは必定。

確かに県知事は民主党政権下の県知事選で「県外を要請する」を公約に掲げた。

だが、要請する相手の民主党政権が崩壊してしまった現在では、「最低でも県外」と主張した民主党政権の民意は消え去った。

安倍政権の登場により、民意は「県外」から「辺野古移設」に変わったのである。

ちなみに県知事選挙時の名護市民の投票数でも、仲井真県知事の得票数は「県外・国外」を主張する伊波候補の得票数をはるかに上回っていた。

 

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9 コメント

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Unknown (東子)
2014-01-11 11:24:33
日本の文化として、事の良し悪しを別にして、揉め事を起こすことが悪いというのがある。
例え法的に拘束が無くても、「辞任要求」などと失格者の烙印のようなことを言われると、それが恥であり、言われた内容の精査より言われたことを問題視して、周りは責め、本人も恐縮する。
しかし、中韓の言いがかりで免疫のできた日本人は、言われたというだけで引くのではなく、言われた内容を見るようになった。
中韓様々。

良識ある人々は、基地反対を叫ぶ人々を心の中で「なんだかなぁ」と思いつつも、辺野古賛成を言うとハブられるのでないかと思い、口に出す人は少なかった。
しかし、8万人に迫る署名など数を具象化した結果、辺野古賛成は自分独りでないと自信を持ち、そうなれば口に出すのも憚られなくなり、沖縄マスコミや議会とは別の流れができた。
人の口に戸は立てられぬ。
口に出せる空気を作ってくれたのが、島袋氏。


>職を賭してまで自分の政治信念を全うする勇気のある県議がいない、ということだ。

本音で話せば、当選できるなら辺野古賛成でも、県外でも良いという議員が沢山いるのでは?
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『STALKER ZERO~被害者が守られる社会へ~』 (『STALKER ZERO~被害者が守られる社会へ~』)
2014-01-11 12:48:50
芸能プロ役員から脅迫被害を受けていた
ミス世界一吉松育美さんが、署名活動を開始しました。
『STALKER ZERO~被害者が守られる社会へ~』
https://www.change.org/stalkerzero
返信する
島袋氏 (遊爺)
2014-01-11 15:17:46
東子様

> 口に出せる空気を作ってくれたのが、島袋氏。

 御意。
 島袋氏が、末松陣営の選対本部長にとの報道がありましたが、近況はどうなのでしょう。教えていただければ幸甚です。
 http://sankei.jp.msn.com/region/news/131227/okw13122714590000-n1.htm
返信する
Unknown (宜野湾より)
2014-01-11 17:38:12
賛成24名は民意の後押しに自信があれば解散も怖くなかったろう。
彼らが心中で実際に感じている民意が、不信任を出すことに対する抑止力になったかな。

片手間に聞き流していたテレビニュースから
「抑止力という言葉がバカの壁になっていて思考停止に」
と聞こえてきたので調べてみたら、昨日「新外交イニシアチブ(ND)シンポジウム~普天間基地返還と辺野古移設を改めて考える」という催しが名護市民会館であったらしい。
岩上安身の実況ツイートによれば、パネリストは、稲嶺進氏(名護市長)、前泊博盛氏(沖縄国際大学教授)、柳澤協二氏(元内閣官房副長官補)、仲里利信氏(元自民党沖縄県本部顧問)の4名。司会は弁護士でND事務局長の猿田佐世氏w
で、柳澤氏曰く「辺野古移設について、安倍総理と会談した仲井眞知事のあの喜びようというのはなんだったのでしょうか。このままでは、沖縄県民が分断されてしまう恐れがあると思い、このシンポジウムを企画させていただきました」らしい。
なんだ内輪のお楽しみ会か。
今日のタイムス記事だと
http://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=60452
えーと内容の前に
>驚異
ちなみに紙面も「驚異」。
「脅威」を使いたくないのか、それとも誰も気づかずに世に出すほど日本語が不自由なのか。
で、「バカの壁」の件は書いていない。
なので再び岩上安身の実況ツイートから拾うと
「"抑止力"というのが『バカの壁』になっていて、思考停止に陥っているのではないでしょうか。県外移設の軍事的条件はあるんです。そして、それを県民のために実現するのが政治の役割でしょう。沖縄県民が基地とともに本当に暮らしたいのか考えるべき」
とある。
参考
http://inagist.com/all/421700022678196224/
岩上の記述が正しいならば、この部分まるっとタイムス記事には無い。
あらやだこの人元防衛官僚なのにねえ。
「県外移設の軍事的条件はあるんです」ってそれがなにでどう実現性があるのかを詳しく聞きたいんですけど。
今の支那中共の軍備拡張と剥き出しの野心を見せつけられて、嫌でも沖縄の危機とか、シーレーン防衛とか、瀋陽軍区・北京・上海そしてバシー海峡いずれとも近くかつ支那中共が太平洋へ出入りする要所が沖縄であるとかを考えざるを得ない中で、「抑止力はバカの壁」と言える説明を聞きたいんですけど。
「驚異(原文ママ)があるから抑止力が必要という考えは今の時代に成り立つのか」とは自衛隊も米軍も必要ないということかな?
普通の人なら当然ほしい説明を、自信があるなら当然語る説明をしないっていうのは、何かがそれをを抑止しているんだろうに。
返信する
誓いを守るということ (太平山)
2014-01-11 19:44:09

最近、誓いを守るということがしきりに思い出され、昔愛読した会田雄次氏の「歴史家の立場」をもう一度読んでみた。項のタイトルは「『無責任亡国日本』を憂う」だが、その中で氏は幸田露伴の名作「雪たたき」をもとに室町時代の堺屈指の商人臙脂屋の見事な啖呵を例に挙げ、戦後日本の「約束を守る、誓いを守る」という道義は何故廃れたかについて考察を行っている。

私はそれを敷衍して会田氏の「雪たたき」よりズーッと程度を落として、沖縄の古今の政治家で約束を守った、誓いを守った人は誰がいるのだろうかと思いを巡らしてみた。が思いあたらないのである。その辺は惠隆之介さんに教えて頂きたいのだが、翻って仲井眞知事を考えた場合、誓いを守った点数は果たして何点だろうかとの思いがつきない。

そもそも知事には誓いがあったのかどうか。ヒジャイさんが「なぜ仲井眞知事は嘘をついたのか」とのタイトルで考察しているが、嘘をついたということはその反対の誓いがあったということになるだろうが、それが分かりづらいため、嘘をついた理由は頭で理解できても共感することは無かった。

その点は名護市長選を辞退した島袋氏も同様である。「不退転の決意」とあれほど言ってきたのに突如として辞退してしまった。なるほど辞退する理由は、万人が文句が言えないほどかもしれないが、「誓いを守る」政治家が現れたと期待しただけにその失望は大きかった。「この期に及んで何をいまさら」と切歯扼腕したものである。

東子さんは言った「日本の文化として、事の良し悪しを別にして、揉め事を起こすことが悪いというのがある」と。私もそれはよく理解できる。私自身、何度もそれで妥協し言い訳し、逃げて来た。しかしそれで残るのは自己嫌悪だけである。

門倉有希に「ノラ」という歌がある。どうしようもない野良猫のような年下男に恋するせつない女心を歌った歌だが、その中で「いい女なら割り切ってあげるわ」とのフレーズがある。それは実に名文句で、それにいい男を加えたならまさしく戦後日本人をよくあらわす言葉になると思っている。

沖縄では誓いを守った政治家は皆無かもしれないが、八重山教科書騒動事件の玉津教育長、パンドラ訴訟の上原正稔氏等は何れも誓いを守った。彼等は沖縄の誇りであり救いである。
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>抑止力という言葉がバカの壁になっていて思考停止に (KOBA)
2014-01-11 20:46:02
 護憲とか、平和と言う言葉で思考停止状態になっている人たちがよく言いますね。
 尤もその思考停止状態が仇になってナイフでケンカ相手をメッタ刺しにしたり、妻に暴力を奮ったりするお馬鹿さんが彼らに多い訳ですが。
返信する
Unknown (ちんぞぅ)
2014-01-11 22:02:14

県議会の決議なんてまったく意味なし。

名護市長選挙も誰が市長になろうと意味なし。

琉球じんが何か意識表示しても意味なし。

すべてニッポン人様が決めた事を粛々と進めるだけ。
返信する
ちんぞうさん (初コメ)
2014-01-12 04:14:47
しつこいですね。

あなた誰からも相手にされてませんよ
返信する
Re:島袋氏 (遊爺)
2014-01-13 17:12:27
> 島袋氏が、末松陣営の選対本部長にとの報道がありましたが、近況はどうなのでしょう。

 今朝の読売の『スキャナー「普天間移設」問う』で、選対部長に就いた島袋氏も、末松氏と並んで街頭に繰り出し、「名護市は今、『稲嶺不況』とやゆされている。ただ反対だけでは、名護市はよくならないと訴え、末松氏との結束をアピールと報道されていましたので、承知しました。
 末松氏が移設推進に踏み込んだのは、移設問題が最大の争点となったことから、きちんと訴えるしかなく、もうしかたないとの選択であったことと、島袋氏側への配慮の必要性からだとも。
 島袋氏の影響が、選挙の流れに大きく反映されているのですね。

 
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