狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

防衛省が翁長氏を支援!?県への設計変更申請の遅れ

2014-10-25 07:53:50 | 県知事選

 

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昨夜遅く帰宅したら、県外から普天間移設に関し深い関心を持って頂いている遊爺さんの貴重なコメントが目を引いた。

遊爺さんのコメント

防衛省は翁長氏を支援している

防衛省が最悪のタイミングで、最悪の行動をしてしまいましたね。
ニュースを観て、こちらを覗いたら、コメントのトップに書き込みされていました。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141024-00000093-san-pol

承認済みの埋め立ては、新知事には取り消せないのが反対派の泣き所ということでしたが、これで新知事が埋め立てに関与する権限を得ましたね。
防衛省は、申請内容やタイミングを政府(≒官邸)や自民党とは協議したのでしょうか?

                 ☆

上記コメントに関連して、今朝の沖縄タイムスは合計2面を使って関連記事を派手に報じている。

一面トップ

知事選後に変更可否判断

辺野古工事 知事周辺の見通し

占拠影響懸念も背景

二面トップ

辺野古移設頓挫も

変更判断 気をもむ防衛省

記事で目に付くのは、次の記述。

(工事変更の)判断持越しは「事務的な審査が遅れていることに加え、選挙中に判断するのは移設反対派を刺激しかねずリスクが高い」(知事周辺)との背景がある。
一方で、自民党県連内部では辺野古反対の知事が誕生しても、現職ではなく新知事に委ねたほうがよいとの意見が広がっている。 県連幹部は「反対する人物が知事になり、本当に移設を止められるかの最初の『踏み絵』。 本気度を試すことになる」と狙う。 来年度の予算とりまとめが12月末というタイミングにも注目しており、「変更申請を拒否した場合、政府が夏の概算要求から予算案を減額するなど沖縄振興の蛇口を閉める可能性もある」とけん制した。(沖縄タイムス)

              ☆

【追記】沖縄タイムス記事

辺野古工事変更、知事選後に判断見通し

 

沖縄県庁が自治労などサヨク組合の巣窟であることを考えれば、いくら県知事が担当部署に審査を急がせても、既にレイムダックとなった知事の指示を無視し、故意に審査を遅らせて選挙後の新知事の判断に委ねることは造作もないことである。 

ただ、記事中の県連幹部の意見とは、実は沖縄タイムスの願望であり単なる憶測だともいえる。

というのは、防衛省が折角仲井真知事が承認した案件をあえて変更申請した理由は、産経新聞(【おまけ】参照)の次の部分にある。

これらの変更は、稲嶺進名護市長が辺野古移設に反対していることを受けた措置。ダムや漁港は名護市が管理しており、ベルトコンベヤーや作業場を設けるには市の許可や同意が必要だが、稲嶺氏から得られる見通しは立っていない。(産経新聞)

だが、防衛省が正面から名護市長に対し、漁港など名護市が管理する地域を作業場にするための申請をしたら申請手続きに瑕疵がない限り、行政法上名護市長はこれを拒否することは出来ない。

仲井真知事が行った行政法上の覊束裁量と同じケースに相当し、稲嶺市長の恣意的判断による拒否は行政法違反に当たる。

それを示すように同じく本日の沖縄タイムスには、こんな見出しも躍っている。

工事6件の入札公告

沖縄防衛局 本年度内にも着工

仮に稲嶺名護市長が拒否した場合、国は名護市を相手取って行政訴訟に踏み切ることは折込済である。

行政法違反の名護市に勝訴の見込みはなく、敗訴の場合の莫大な額の損害賠償のことを考えれば名護市が最期まで拒否し続けることは考えにくい。

敗訴したら、脆弱な名護市の財政が破綻することが目に見えているからだ。

工事変更申請の遅れは、稲嶺名護市長の不毛な反対運動により工期が遅れることを避けるために行った工事申請の結果であり、多少の遅れを気にしなければ、沖縄タイムスが懸念するような「辺野古移設頓挫」など、沖縄タイムスの願望を記事にしたに過ぎない。

本件についてはまだ語りたい部分もあるが、明日の「講演会」でブログでは書けないオフレコ情報も語りたいと思いますので、興味のある方はご参加下さい。

 

【おまけ】

辺野古埋め立て、県への設計変更申請 承認判断は知事選後

産経新聞 10月24日(金)7時55分配信

 ■反対派勝利なら工程影響

 米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の名護市辺野古への移設で、防衛省が9月に県へ提出した埋め立て工事に関する4件の設計変更申請について、県の承認判断が11月16日投開票の県知事選後にずれ込む見通しとなった。複数の政府高官が23日、明らかにした。辺野古移設反対の立場で知事選に出馬する翁長雄志(おなが・たけし)前那覇市長は変更申請を承認しない考えを示唆しており、翁長氏が知事選に勝てば計画変更が頓挫し、移設に大きく影響する恐れがある。

 設計変更は9月3日、防衛省が県に届け出た。当初の計画では、辺野古ダムの上にベルトコンベヤーを設置し、埋め立て用の土砂を運ぶことにしていたが、トラックなどで運搬することに変更。辺野古沿岸部に「中仕切り護岸」を整備することを追加し、同護岸周辺を先行して埋め立てて、予定していた辺野古漁港に代わり作業場とすることを検討している。

 これらの変更は、稲嶺進名護市長が辺野古移設に反対していることを受けた措置。ダムや漁港は名護市が管理しており、ベルトコンベヤーや作業場を設けるには市の許可や同意が必要だが、稲嶺氏から得られる見通しは立っていない。

 このため防衛省は名護市の許可などが不要となる計画に変更しようとしたが、申請を受けた県は今月21日、申請内容について環境への影響など33項目の質問文書を防衛省に送った。回答期限は28日で、それ以降に県は承認か不承認の判断をするが、「県の内部手続きに一定の時間がかかり、知事選前に承認を得ることは困難だ」(防衛省幹部)と指摘される。

 翁長氏は21日の知事選政策発表の記者会見で、変更申請に関し「知事の権限で(変更は)とてものめないということは十二分にあり得る」との認識を示した。

                                       ☆

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20 コメント

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Unknown (Unknown)
2014-10-25 09:29:19
もし、翁長が知事になったとしても、沖縄振興予算を4千億円の大台に乗せて、保守首長や経済界から賞賛されたい願望が強いので変更申請を不承認にすることは絶対に無いと思います。
また、出馬表明会見では、「私は政府と考え方は90%同じで対立する気はない」とも言ってましたからね。とにかく、政府と話が出来る知事を目指しているのは明白なので、承認取消撤回も、変更申請不承認も間違いなくやらないでしょう。
もしかしたら、1年ぐらいは稲嶺市長みたいにのらりくらりかわすかもしれませんがね。
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Unknown (Unknown)
2014-10-25 10:31:53
これは拡散させる必要がありますね。

<私はオール沖縄といわれるものをしんようしていない。 今の保守陣営が、オール沖縄というテーマを掲げて、革新陣営に入り込んでくるのは、選挙対策だ。 11月の知事選に立候補したいような連中がそいうことをやっている。 選挙に勝てないという恐れがあるから、すりよってきたのだ。(166頁)>

<保守の側が革新に潜り込んできている。 ではこの保守が本当にそう思っているかといえば、私は全然それを信用しない。 私が知事であったときに、基地反対に一番抵抗していたのが今頃になってオール沖縄などと唱えている連中だ。 そうした過去の経歴や主張を見ると、信用できない。 いつ変わるかわからない。(167頁)>
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Unknown (東子@恩名)
2014-10-25 13:43:44
今、恩名のリゾートホテルにいます。
昨日の沖縄タイムスか琉球新報か紙面で県の意見として「(防衛局の意図を)いちいち推測って許可するしないはできない」と言うような記事がありました。
書類が整っていれば、許可せざるを得ないと読みとれました。
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Unknown (越来のK本S子)
2014-10-25 13:56:06
>実は沖縄タイムスの願望であり単なる憶測だともいえる。
>沖縄タイムスの願望を記事にしたに過ぎない。

実は(笑)本日の琉球新報も、「願望」、「単なる憶測」を記事にした点では負けておりません(笑)。


辺野古美謝川 地下水路4倍1022メートルに 防衛局工法変更
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-233647-storytopic-3.html


“いつものように”HPには載らない紙面だけ記事では、桜井とかいう“いつもの”御用「識者」のインチキしぇんしぇ~がご登場し、やれ「アセスは無効」だの、「後出しじゃんけん」などとほざいてますが…、

この発狂記事自体が、「後出しじゃんけん」そのものだっつーの(笑)!!


ちなみに、こんな「後出しじゃんけん」発狂記事を書いたのは、以下の御両人。

>(石井恭子、清水柚里)


…な~んだ。“アカ”の他人じゃないですか~(笑)!!
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Unknown (越来のK本S子)
2014-10-25 14:27:34
学校授業に琉球諸語を 継承会、県に提言
http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-233651-storytopic-1.html

↑同じベタ記事でも、都合のいい内容ならHPに載せることをあらためて証明した発狂記事。


>(1)琉球諸語の第2公用語化

…はぁ!? “日本語”の方言であるうちなーぐちを、「第2公用語化」ぁ~!?

アタマおかしいんじゃないの~(笑)?


>(2)学校教育にしまくとぅばを取り入れること

…このくだりだけでも、こいつらが今の教育現場の現状など、何一つ分かっちゃいないコトがお分かりいただけるでしょう。


>琉球諸語に含まれる奄美市を抱える鹿児島県、同県議会にも送付する。

どうやら奄美を抱きこもうとしてるみたいなんだけど、奄美の人たちは、こんなイカレたアタマから生まれたイカレた考えに、はたしてついていくんでしょうかね~(笑)?

当の沖縄県民ですら、ついてきてないってのに(笑)。
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翁長氏の真の政治的狙い (沖縄県民)
2014-10-25 14:46:20
今日のNHKニュースによれば、琉大名誉教授らが県議会議長に対し、「シマクトゥバを第二公用語とし学校教育に取り入れるべきだ」という申し入れを行ったとのこと。翁長氏支援かと直感。
 さて、学校教育にというが、いったいどこの方言を教えるのだろう。宮古・八重山・山原その他の方言はどうなるのだろう。切り捨てるつもりなのか。いやいやそうではあるまい、では新しい琉球語を作るのか、どうやって?。結局、首里言葉が強制されることになるのか?
 では、この動きと龍柱建設・久米崇聖会とのことを一体のものとして捉えたらどうなるか。
 翁長氏を中心に見事に収まるではないか。アイデンテイティをことさら強調する街宣とも一致する。
 翁長氏の真の政治的狙いは「琉球独立」の基礎を構築することにあるのではないかと思いつき背筋が寒くなった。
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沖縄県民さんへ (シャチ)
2014-10-25 15:11:38
完璧な、うちなぁーぐちならともかく、間違った方言を子ども達に使われたら、うちなぁーぐちが汚く聞こえるし‥
常識の知らない子どもだと勘違いされてしまう‥
教育上義務化する事じゃないと思う。

大学のサークルなら分かるけど‥
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街頭演説 (シャチ)
2014-10-25 15:20:46
(-"-;)家の前で翁長派が街頭演説始めた‥腹立つ。
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Unknown (脱原発)
2014-10-25 16:21:54
新聞や報道では大多数が移設反対、80%が基地反対は嘘って事ですか?ほとんどの県民は新聞とメディアを信じてると思います。メディアでは仲井眞知事は裏切り者として報道されてます。それを考えたら翁長さんに票を入れると思います。

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削除処分 (狼魔人)
2014-10-25 16:36:30
脱原発様

根拠のない書き込みで「荒らし」と認定しましたが、今度は新聞を信じなさい、ですか。

好い加減にしてください。

新聞の捏造記事を批判しているブログのコメント欄に、これも根拠なく「新聞を信じなさい」では文句なく削除の対象です。

しばらく晒して適宜削除します。
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