手元に講演会のチラシがある。
「少年革命家・ゆたぼん」と称する10歳の少年の「不登校の勧め」の講演会だ。
だが、講演料が4000円(懇親会付き)と2000円とは、子供にしてはずいぶん高価な講演会と思った。
ところが、この不登校少年を煽り立ててヒーローに仕立て上げたのは琉球新報だと知って驚いた。
ダブル不倫と米軍基地でボロ儲けの屋良朝博衆院議員の弁解記事は黙殺しておこながら、「不登校少年」を扇動する紙面はあるのだろうか。
「不登校は不幸じゃない」10歳のユーチューバー 沖縄から世界に発信「ハイサイまいど!」
ゆたぼんが学校に通わなくなったのは小学校3年生の時。宿題を拒否したところ、放課後や休み時間にさせられ不満を抱いた。担任の言うことを聞く同級生もロボットに見え「俺までロボットになってしまう」と、学校に通わないことを決意した。現在も「学校は行きたい時に行く」というスタイルを貫いている。
配信する動画は歌やお笑い系が多い。パワフルに熱唱する姿は、父親の幸也さん(39)の影響で好きになったブルーハーツをほうふつとさせる。
人気作家や編集者、お笑い芸人などと共演を重ね「ノートに書くだけが勉強じゃない。いろんな人に会うことも勉強だ」と、学校ではできない学びに自信を深めている。
活動をしていると「死にたい」という子どもから相談が寄せられることもある。そういう時は友達になり「死ぬな。苦しむな。学校なんて行かなくてもいい」と言い続けている。
夢は子どもだけが乗れるピースボートで世界中に友達をつくり、戦争をなくすこと。子どもの自殺が増えるとされる夏休み明けの頃には、子どもを集めたライブを開催する計画も練っている。
4日にインターネットラジオ「ゆめのたね放送局」の最年少パーソナリティーに就任。毎週土曜午後8時から30分番組「自由への扉」を放送している。
ラジオでは苦しんでいる子に向けて勇気を与えるメッセージを発信するつもりだ。
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不登校の小学生YouTuber炎上騒動 琉球新報の責任は重大だ(1/4ページ)
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一人の子供が不登校をしているというだけの話に、わざわざ飛びつきなさんなよ。たとえ義務教育期間の小学生でも、本人がどうしても嫌だと言うのなら学校に行かなくても構わないだろうし、学校の外で学べることもたくさんあるもんだし。
……と私は一般論として思う。そう思う人々も大勢いるはずである。
だが、実際は、10歳の不登校児に多くの日本人が連日苛立っている。その少年がユーチューブの動画に登場するたび、何千何万人もが低評価ボタンをクリック、コメント欄を荒らさずにはいられなくなる。私だってスルーできなくて、こうして彼を取り上げている。
そして、あっという間に、彼は日本有数の有名小学生となった。ご存知ない方のために琉球新報の記事から引用すると、〈「俺が自由な世界をつくる」。自由を求めて学校に通わない選択をした中村逞珂(ゆたか)さん(10)=宜野湾市=が「少年革命家 ゆたぼん」と名乗り、ユーチューバーとして活動している。大阪生まれ、沖縄在住のゆたぼんは「ハイサイまいど!」で始まる楽しい動画を提供しつつ、いじめや不登校に悩む子や親に「不登校は不幸じゃない」と強いメッセージを発信している〉とのことである。
革命だメッセージだとずいぶん勢いのある言葉が並ぶが、「少年革命家ゆたぼんチャンネル」と題する動画自体はなんていうことない。少年やその3人の妹たちなどが、たわいのない「~をやってみた」式のお遊びをしたり、歌をうたったりする程度の内容ばかりだ。
琉球新報の記事には〈パワフルに熱唱する姿は、父親の幸也さん(39)の影響で好きになったブルーハーツをほうふつとさせる〉とあるが、これも幼さゆえにまだ音程コントロールも覚束ない児童が黄色い声を張り上げている程度。選曲がブルーハーツや長渕剛やフィンガー5のものなのは、親の影響というより親のリクエストだろう。歌詞の意味も分からないだろうに歌わされて痛々しい、と私は感じる。不登校をめぐる「メッセージ」も、カメラ横のカンペをつっかえながら読みあげているようで、やらされているな、むごいなという印象を抱く。
ゆたぼんの“売り込み行為”発覚で、琉球新報へ飛び火! 「不明瞭な不登校児を……」と批判
多くの著名人やマスコミが踊らされた“ゆたぼん炎上騒動”も、いよいよ終焉を迎えそうな予感だ。
琉球新報が5日に報じた紹介記事から火がつき、瞬時に時の人となった少年革命家ゆたぼんこと中村逞珂くんと、その父親で心理カウンセラーと称する中村幸也氏。日本テレビ系『スッキリ』が特集を組むなど、マスコミの食いつきも上々だったが、ある別のユーチューバーの動画により、ゆたぼんに関心を寄せていた人々の空気も変わりつつあるようだ。
「ユーチューバーの『へずまりゅう』が13日、琉球新報に電話取材を行った動画を投稿。ゆたぼんを取り上げた記者は、ゆたぼんが沖縄ですら有名じゃなかったことや、発端がゆたぼん側からの売り込みの手紙であったこと、さらに、ゆたぼんの革命家としての目立った活動がYouTubeで報告されていること以外に見当たらないことなどを暴露しています」(芸能記者)
同記者は動画で、「(沖縄で)有名になっているわけではなくて、彼が取り上げてほしいと。活動しているんだけども、いまいち広がりがないとふうに考えたらしくてですね、お手紙を頂いて……」などと説明している。そんな琉球新報に対し、ネット上では「不明瞭な不登校児を、安易に神輿に担いだ」「父親の金儲けの片棒を担いだ」などと批判的な意見が飛び交っている。
また、女優の春名風花は、Twitterで「歌やダンスをやらせて再生回数が伸びなかったから、不登校キャラで子どもを売り出す。最初から話題に乗れば乗るほど、あのお父さんの思うつぼだった。これで注目を浴びたらダメだ。ゆたぼん君の将来を心配するなら、私達が一切話題に出さないことが正解だ」などと投稿。さらに、小学館の「NEWSポストセブン」は19日、「不登校の小学生YouTuber炎上騒動 琉球新報の責任は重大だ」と題した記事の中で、琉球新報の報道責任について糾弾している。
「琉球新報は、10日にもゆたぼんに肯定的な著名人をまとめた擁護記事の中で、<専門家は『不登校の理由を周りが納得しないと許さないという異常さが表れている』と指摘する>との一文を盛り込むなど、ゆたぼんの活動を後押ししている印象。しかし、ネット上ではゆたぼんの父親のキナ臭さばかりが浮き彫りとなり、批判は琉球新報へ飛び火。同時に、ゆたぼんのYouTubeチャンネルの登録者数は3万台から何日も伸びておらず、革命というほどの発展は見られなさそうです」(同)
なんとも踊らされた感の残る、ゆたぼんを取り巻く一連の騒動。次にゆたぼんが脚光を浴びるのは、“革命家”をやめた時かもしれない。
オピニオン面に一般投稿7本(児童生徒の「ぼくも私も」など除く)。
「平和行進妨害 なぜ野放しに」の浦添市・安里蕪冥さん(69)は、1月22日、2月25日、3月17日、4月21日に続き今年5回目の掲載。
「『戦争』発言は 日本沈没招く」の宜野湾市・吉村武さん(80)は、2月2日、4月21日に続き今年3回目の掲載。
「9条守り抜き 平和を紡ごう」の京都市・比嘉初枝さん(73)は、2月4日、3月15日、4月5日に続き今年4回目の掲載。
「大型連休明け 通院の思い出」の那覇市・島袋定さん(67)は、1月10、29日、3月9日に続き今年4回目の掲載。
「恩師書く投稿 同期生も注目」の浦添市・當山盛淳さん(69)は、4月22日に続き今年2回目の掲載。
「歩行者に優しい運転を」の浦添市・ウィンフィールドひろみさん(54)は、4月8日に続き今年2回目の掲載。
「ペリーの文字が躍る街」の豊見城市・久貝克博さん(67)は、4月6日に続き今年2回目の掲載。
カギカッコは投稿欄における見出し。
https://ryukyushimpo.jp/hae/entry-921299.html
「もし、十分なお金があったら、保育園に子供を預けて働きたいですか。」
(もしもし相談室)でのやり取りである。
▼暫し浮世話にお付き合い。
保育士のAさん、子供を保育園に預けて別の保育園で子育て中。
子供は親の背中を見て育つ。言い古された言葉である。
背中の紋紋を見て育てば、その道のプロになるだろう。
反面教師と言う教師の親の子育てもあり複雑ではある。
▼保育士は子育てのプロで何人もの子供の世話をする能力がある。
プロに任せる事で、親子の過激なふれあいを和らげる必要もある。
▼分業時代であり色んな事を一人ではこなせないだろう。
パートナーは多いほうがいいという豊かな発想も必要だ。
アマである私達は、その道のプロに任せた法がより良い。
▼将来、ストレートに子供と向き合い、顔が忘れ去られていた場合。
丸く収まるツボは、お互い背中を見せ合うポジションかもしれない。
今年の乳の日は6月16日だ。(もみもみ相談員)