狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

メア氏が4月に反撃したわけ、

2011-04-22 08:38:37 | ★改定版集団自決

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国際的左翼活動家の猿田佐世弁護士とアメリカン大学に巣食うサヨク学生グループの仕掛けた罠にひっかったケビン・メア前米国務省日本部長が、栄転予定のポストを投げ捨て名誉回復のための反撃に打って出た。

4月14日のWSJnoインタビューで、米学生たちのメモに書かれていtことは事実無根だと反論しインタビュー映像をネットに流した。

メア氏は4月8日に辞表を提出しており、外交官という肩の荷を降ろした後の反撃であるが、メア氏辞任の一週間前、メア氏の上司であるスタインバーグ国務長官がひっそりと辞任していた。

国務副長官が辞任=後任にバーンズ次官-米

 【ワシントン時事】米国務省のトナー副報道官代行は30日、スタインバーグ国務副長官が辞任すると発表した。後任にはバーンズ国務次官(政治担当)が指名される見通し。オバマ大統領が指名を発表後、上院の承認を経て就任する。
 クリントン国務長官は同日、職員への電子メールで、スタインバーグ副長官の辞任とバーンズ次官の起用を通知した。
 バーンズ次官は、駐ロシア大使や駐ヨルダン大使、中東担当の国務次官補を歴任したベテランの職業外交官。ブッシュ前政権下の2008年5月に国務次官のポストに就き、イランの核問題をめぐる交渉を主導するなどオバマ政権の対イラン政策の要となってきた。
 スタインバーグ副長官は、シラキュース大学マックスウェル行政大学院の学長に就任する。スタインバーグ氏はオバマ政権発足当初から副長官を務めていたが、辞任の臆測が出ていた。(2011/03/31)

            ☆

 

スタインバーグ氏は、経歴を見ると外交官というより学究肌の人物であり、国務副長官に就任当時から大学への転職が噂されていた。

てみると今回の大学院学長の就任は早い時期からの予定の行動ということもできる。

スタインバーグ氏の大学院学長就任の時期とメア氏の退職の時期の関連については、後で詳述するが、メア氏が拍子抜けしたのは、あれほど熱に浮かされたようにメアバッシングを続けた沖縄2紙のまるで嘘のような沈黙である。

巨大震災の記事が紙面を覆っていた時期にも、しつこく「御用識者」を動員して大バッシングを続けていたことはまるで幻だったかのような現在の沈黙である。

メア氏の反撃に対して「盗人猛々しい」とで大合唱して、メアバッシング第2弾でも起きるのかと思うのだが、本日(22日)の沖縄タイムスからメア氏のメの一文字さえ見出すことはできない。

メア氏は反撃の第2弾として、産経新聞のインタビューを受けた。

それがこれ。


産経・【外信コラム】ポトマック通信 「栄転」より退職

2011.4.21
 沖縄県民を侮辱したとして米国務省日本部長を更迭され、4月6日付で同省を依願退職したケビン・メア氏。15日、来日中の同氏に米国から国際電話で話を聞くことができた。


 “侮辱発言”を否定したメア氏は「日本で一番嫌われ者の米国人になるのが耐えられなかった」と語った。電話口から伝わってきたのは「米軍基地再編を妨げようとするグループ」への憤り以上に、事実関係を確認しないまま早期の幕引きを図った国務省のスタインバーグ副長官への不信感だった


 記者証があれば役所の中を比較的自由に歩ける日本と違い、国務省や国防総省内では記者会見以外で取材対象に肉薄するのは容易ではない。役所内の人間模様を探るのは至難の業で、退職したとはいえ、ここまで内実を赤裸々に明かしてくれたのには正直驚いた。


 メア氏は、欧州の米大使館への「栄転」を条件に口止めされていた。にもかかわらず、プロ外交官としての立場を捨ててまで依願退職の道を選んだのは「汚名を返上するには退職するしかなかった」からだ。


 中国寄りで知られたスタインバーグ氏は近く国務省を退任し、大学教授に「栄転」する。メア氏には日本人の妻がおり、娘がいる。今回の一件では、家族が一番つらい思いをしたのではないか。(佐々木類)

            ☆
 

>「米軍基地再編を妨げようとするグループ」

いうまでも無く、サヨク学生グループを扇動した猿田弁護士とそれに呼応した沖縄2紙を中心にした「反日・反米グループ」のことで、今回の大バッシング劇で虚に吠えたサヨク有識者も含まれる。

ちなみに猿田弁護士は日本の弁護士資格の他に米国の弁護士資格も有しており、その国際的な活動から判断すればアメリカン大学に組織作りのため潜伏した「成りすまし学生」といえなくも無い。

 

>メア氏は、欧州の米大使館への「栄転」を条件に口止めされていた。にもかかわらず、プロ外交官としての立場を捨ててまで依願退職の道を選んだのは「汚名を返上するには退職するしかなかった」からだ。

日本語が堪能なメア氏在沖総領事のときも、プロ市民団体などの抗議にも逃げることなく自ら応対し率直な議論をしていた。

無理難題を要求されるたびに論理的に答弁しており、反論に窮したプロ市民が発する言葉は「県民感情を逆なでする」などの感情的なものばかりだった。

その際、プロ市民を支援する沖縄2紙の論調がこれ。

琉球新報社説⇒メア発言 こんな総領事、要らない

その挙句メア氏は沖縄でこんな仕打ちをうけていた。

メア総領事、コーヒーかけられる 無職の男を逮捕(2009.4.6)  

米総領事館に火炎瓶か 黒スクーターが逃走

 

>中国寄りで知られたスタインバーグ氏は近く国務省を退任し、大学教授に「栄転」する。メア氏には日本人の妻がおり、娘がいる。今回の一件では、家族が一番つらい思いをしたのではないか

メアバッシングが起きたのは3月7日から同時に始まった沖縄2紙の狂ったような大キャンペーンであるが、メア氏の上司であるスタインバーグ氏は、その月の末にはめでたく大学院大学の学長就任が内定していた。

スタインバーグ氏は学長就任の前の大事な時期に部下のメア氏が名誉回復のため、記者会見などを開くと、さらに火に脂を注ぐような大騒動に発展することを極度に恐れた。

臭いものには蓋をしてバッシングの自然鎮火が自分の「就職」にとって最良の策だと判断したスタインバーグ氏は、「栄転」を」餌にメア氏に沈黙を要求した。

すまじきものは宮遣いの例えは洋の東西を問わぬものらしく、公務員のメア氏は上司の命には涙を飲んで従わざるを得なかった。

そこで、辞表を提出して反撃を考えた。 その矢先の巨大地震の来襲である。

日本人の妻を持ち日本を愛するメア氏が、長年の日本滞在による知識を生かして被災地支援に協力すべく、辞表を一次保留にし、災害支援に全力を尽くしたことは周知の通りである。

そして、上司が予定通り3月末に退職し、米国政府と軍の調整役とし貢献した「トモダチ作戦」も終了したのを見届けたメア氏は、4月8日に保留していた辞表を再提出し、改めて名誉回復の反撃に打って出たのである。

前のエントリーでも述べたがメア氏は同盟国アメリカの外交官ということは大きな意味を持つ。 外交官は数々の外交特権で身分を保護されるのは言うまでも無く、赴任国当局は外交官の身分保護の責務を負う。

ところが今回のメアバッシングは悪意を持った左翼活動家の「メモ」を、裏取り取材もしないままにマスコミと識者集団が徒党を組んで集団リンチをかけたようなもので、外交官の身分はおろか一人の人間としての人権までも踏みにじってしまっている。

その間、日本政府当局は何をしたかというと、外交官の身分を保護するどころか「沖縄の心」という魔物に恐れをなして拱手傍観する他になすすべを知らなかった。

沖縄2紙はメア氏の職を賭しての反撃に恐れをなして目下お得意の沈黙作戦を続行中である。

仮にメア氏が沖縄紙を相手取って、名誉毀損の提訴をしたなら、沖縄2紙は「嘘をばら撒いて県民を扇動する」というこれまでの一連の卑劣な報道が白日の下に晒されることになる。

「メモ」を沖縄2紙に持ち込んだ米学生が「普通の学生ではない」ということは、今では米国の外交の専門家の間では、事実として明らかにされている。

 

次に引用したのは、対日外交の専門家である Mindy Kotler氏のメアバッシングに関するコメントである。

Japan expert Mindy Kotler, who directs the organization Asia Policy Point, said that both sides are to blame. U.S. officials often talk insensitively about the Okinawan objections to the base and Okinawans often blow such comments widely out of proportion.

 

Nevertheless, the incident illustrates that the small cadre of U.S. government officials and experts who have been dealing with Japan for years is not tuned in to the rising level of frustration in Japan about American policy and the growing momentum of the anti-base movement both in Japan and around the world, she said.

"There's no reason that Maher should have gone into that room thinking this was just another group of average college kids," Kotler said.

コメント部分を「超訳」すると概ねこうなる。

<シンクタンクAsia Policy Pointのディレクターで対日外交の専門家である Mindy Kotler氏は「(沖縄の反米軍基地運動が日本や世界各地で勢いづいていることを考えれば)、メア氏は学生たちが待つ部屋に入る前に、彼らがアメリカン大学の平均的学生とはまったく別のグループであることに気がつくべきであった。 

ところが、メア氏はお人好にも学生たちを無邪気な普通の学生と考えた。 だがこれでは外交官として脇が甘すぎて彼らの正体を見抜けなかった理由にはならない。>

 

【おまけ】

昨日紹介した「虚に吠えた犬」の名簿は、数を頼んで論敵を袋叩きする沖縄2紙の卑劣な手法が凝縮され、知人友人の間でも反響を呼んでいるが、瀬長亀次郎の娘さんまで引っ張り出して集団リンチに加担させる執念にはいまさらながら驚かされる。

で、ムヌカチャーの知念ウシ(チネンウシイ)氏と米海兵隊経験者・ダグラス・ラミス氏の個人的関係はどうなっているかって?

はい、御二人はご夫婦でした!

事実は小説よりも奇なり、を地で行くムヌカチャーご夫妻でした。

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6 コメント

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Unknown (ヒロシ)
2011-04-22 12:17:25
タイムスと新報がそろって黙り込むのは都合が悪い証拠なのでしょうね。
金武町流れ弾事件のときも黙り込んでしまいましたね。

ウシさんとダグラスさんはご夫婦でしたか、なんとまあお似合いというか御愁傷様なご夫婦ですね。
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お二人を表現すると (Sugar Pie Guy)
2011-04-22 13:34:41
夫唱婦随

いや、婦唱夫随。

いやいや、同じ穴の狢(むじな)。
返信する
ムヌカチャー、、、? (義挙人)
2011-04-22 17:00:14
こんにちは。
はっ、はっは、大笑いです。
「御用識者」のムヌカチャーは  ムヌクーヤーの間違いじゃないの?。
返信する
Unknown (タマ)
2011-04-22 17:22:14
メア氏にはいつかお話を聞きたいですね。沖縄に来るのは(左巻きの人達のせいで)難しいと思うので、何かしらコラムとか書いてくれたら嬉しいのですが…

騒げば思い通りになるという事を覚えた子供ほど厄介なものはないですね
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はじめまして (都民)
2012-07-09 14:36:45
一ヶ月以上も前のエントリーに書き込み失礼いたします。
最近、朝日新聞の沖縄記事で知念ウシの名前を知り(読売と日経には全然載らないから知らなかった)、なんだこいつは?と調べていて、ここにたどり着きました。

知念ウシ(本名・幸野)は、完全にダグラス・ラミスのマリオネットですよ。ラミスの一連の著書を一読してみれば、すぐにわかります。
ついでに、ラミスの翻訳をよくしていた斎藤靖子が、少なくとも1998年まではラミスの前妻で娘(1977年生まれ)もいることもわかります。ラミス本人が著書に書いていることですから、誹謗中傷でもなんでもありません。

知念は津田塾の博士課程まで行った、つまり1985年頃から1990年代前半まで在籍していたのだから、もしかしたら、ラミスとの関係は不倫略奪婚?妻子持ちのくせに親子ほど年の離れた女子学生と深い仲になる教員を野放しにしておく、津田塾の体制も異常ですね。

知念は、父親の幸栄(弁護士。1997念没)が護憲反基地県民会議の初代議長ですから、家族ぐるみで社民党左派です。したがって、知念は、進学先の大学の先生と深い仲になったというよりは、アジア太平洋資料センター(北京派新左翼の巣窟)の重鎮に心身とも捧げてしまったのでしょう。

アメリカ人であるラミスが沖縄でしゃしゃり出てもうまくいかないでしょうけど、知念が「沖縄人としての私」とがなりたてていれば、沖縄のオピニオン・リーダーとして大事にしてもらえるから、うまく考えたものですね。

知念のことは、沖縄タイムスに問い合わせたら「すごい人です!」と大絶賛していましたが、こんな人を崇め奉っている新聞を読まされる沖縄の人々は本当にお気の毒だと思います。
知念とラミスとの爛れた関係を知っていても、まだ知念をありがたっているのだとしたら、本当にどうしようもないですね。
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駄文追加 (都民)
2012-07-09 15:00:21
ネタ元を明らかにしておきますね。

ラミスの前妻については、『影の学問、窓の学問』(晶文社、1982年)56頁、
『ラディカル・デモクラシー』(岩波書店、1998年)謝辞Ⅸ頁、
前妻との間に生まれた娘については、『影の学問、窓の学問』89頁。

知念ウシの本名と津田塾の博士課程進学については、
http://ryubun21.net/index.php?itemid=1450

知念の父親については、
http://keybow.co/urasoe/hosioosiro2.html
『ウシがゆく』(沖縄タイムス社、2010年)のあとがきに名前があり、
名前をぐぐると議長就任の件がみつかります。

また、知念は著書の中でラミスを「つれあい」「夫」と何度か明記していますが、ラミスは著書に知念に感謝の念を捧げることは書いていても、知念を妻だとかパートナーだとかは全く表記していません。
知念はラミスの人脈にのっかって海外の左翼の研究会にも派手に出入りしているけれど、もしかしたら、事実婚なのかな?
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