狼魔人日記

沖縄在住の沖縄県民の視点で綴る政治、経済、歴史、文化、随想、提言、創作等。 何でも思いついた事を記録する。

ゾンビの復活!県民大会の切り崩しに対抗

2009-05-05 08:08:14 | 教科書

 

 

県民大会の成果、巧妙に切り崩し 検定学習会で批判(2009.5.4) カメラ

2008年度教科書検定の矛盾点などについて学ぶ参加者=28日、那覇市の県南部合同庁舎

 9・29県民大会決議を実現させる会は28日、県南部合同庁舎で教科書検定制度の学習会を開き、高嶋伸欣琉球大学名誉教授が「『つくる会教科書』の検定結果と県民大会決議との関連」と題して講演した。
 高嶋名誉教授は沖縄戦での慶良間諸島への米軍上陸に触れていない自由社(東京)発行の教科書などが合格した08年度教科書検定について「文部科学省は新年度を10日も過ぎてから結果を発表した。『つくる会』とのなれあいの感がある」と指摘し「ずさんな検定によって県民大会で獲得したものを巧妙に切り崩そうとしている」と批判した。
 学習会には県こども会育成連絡協議会、県老人クラブ連合会など、県民大会を呼び掛けた6団体の関係者が出席した。講演終了後、6月23日の慰霊の日前にパレットくもじ前広場(那覇市)での街頭行動実施や文部科学省、出版社、執筆者に要請することなどを確認した。
 県こども会育成連絡協議会の玉寄哲永会長は「検定意見の撤回や検定の透明性確保など、要求したものはどれをとっても道半ば。粘り強く行動したい」と語った。

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ウソも繰り返せば「真実」になるという絶好の例を、一昨年の「9・29県民大会」(「11万人」集会)は示してくれた。

そのウソの数字に時の総理大臣も、文科大臣も動揺を隠しえなかった。 沖縄中のテレビ・新聞が一斉にこれを報じそれを受けた朝日を筆頭にした全国紙が誇大に報じた結果、強烈な印象を政府首脳に与えた。

「教科書検定」や「集団自決訴訟」では「沖縄の島ぐるみ」で文科省や、原告側に反対の抗議をしているといいう印象だ。

更に詳しく述べると「集団自決訴訟は、被告側の大江健三郎・岩波書店vs梅澤氏と赤松氏の実弟」という対立から、「沖縄県民vs旧軍人」という対立であるかの印象だ。

その「9・29県民大会」の仕掛け人の一人でもある高嶋伸欣しが、琉球大学を定年になって、左翼活動も静かになったか思いきや、

琉球大学名誉教授という肩書きでゾンビのように甦り、県民の洗脳活動を続行中である。

ゾンビが言うには、彼らの運動の最大の成果ともいえる「県民大会」が切り崩されているという。

昨年の「県民大会」1周年記念の日には、再度決行するという話もあった。

1周年を報じる琉球新報。↓

あす県民大会から1年 教科書検定問題(2008.9.28)

あす県民大会から1年 教科書検定問題2008年9月28日 文部科学省の2006年度教科書検定の高校歴史で、沖縄戦「集団自決」の日本軍強制記述が削除・修正されたことを受けて開かれた「教科書検定意見撤回を求める県民大会」(同実行委員会主催)から29日で満1年を迎える。
 
大会は11万6000人(主催者発表)が参加、復帰後最大の抗議集会となり、検定意見撤回を求める党派を超えた大きなうねりとなった。動きは県外にも広がり、各地の議会でも意見書採択などが相次いだ。
 大会後、教科書会社6社は日本軍の強制を明確にした記述を復活させる内容で、訂正申請し、すべて承認されたが、一方で政府は大会で求めた検定意見撤回にはいまだ応じていない。
 平和教育をすすめる会と6・9県民大会実行委員会は27日、那覇市の教育福祉会館で一周年記念集会を開催し、あらためて検定意見の撤回への取り組みを県民に呼び掛けた。

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高嶋氏も定年になって暇も出来ただろうから、夢よ再びで「教科書検定意見に抗議する県民大会」を再度決行したらどうだろうか。 それも同じ会場の宜野湾海浜公園で。

それでこそゾンビの復活といえる。

同じ会場は鬼門だって?

なるほど、今度は全国から参加人員の検証に専門家が集結して「11万人」のウソがばれてしまうから。

ところが、いらん事をするヤツがいるもの。

沖縄平和運動センターが「県民大会」を同じ場所で行っていた。

同じ場所ではウソがばれるではないか。

たった4000人集まって、熱気むんむんの有様だもの。↓

4000人基地なき島訴え 5・15平和行進2008年5月19日

全国での平和運動展開を誓い「頑張ろう」と三唱する参加者=18日午後、宜野湾市の宜野湾海浜公園

 5・15平和行進最終日は18日、本島の各コースの参加者が最終地の宜野湾市の宜野湾海浜公園野外劇場に集結し「復帰36年 5・15平和とくらしを守る県民大会」(同実行委員会、沖縄平和運動センター主催)を開いた。
主催者によると平和行進への参加者は宮古、八重山コースも含め県内外から計約7千人、県民大会への参加者は約4千人だった。大会では米兵女子中学生暴行事件など米兵の凶悪犯罪が相次いでいることを受け、登壇者から「基地をなくしていこう」「米軍再編を許さない」などの声が上がった。大会宣言では日米地位協定の抜本的改定などを求めることを表明した。

 沖縄平和運動センターの崎山嗣幸議長が主催者あいさつし、「復帰36年を迎えたが米軍再編で沖縄の軍事基地はますます強化され、事件事故は後を絶たない。軍事基地の島から脱却し平和な島へ切り替えるための平和運動をつくっていかないといけない」と述べ、全国との連帯を訴えた。
 フォーラム平和・人権・環境の福山真劫事務局長は「平和行進を通して決意を固めたい。日米安保体制、米軍再編、憲法九条の改悪は絶対許さない」と決意を示した。開催地の伊波洋一宜野湾市長も登壇し「基地をなくすことを実現していくことを誓い合おう」と呼び掛けた。
 3月に北谷町で開かれた「米兵によるあらゆる事件・事故に抗議する県民大会」の玉寄哲永実行委員長も駆け付け「政府には沖縄の声を読めと言いたい。沖縄の不満は基地問題、経済格差、教科書の歴史改ざんの3点セットだ。平和と人権を守り抜いていただきたい」と参加者へ訴えた。
 大会には韓国の労働者や芸能集団、歌手グループ21人も参加し、代表が壇上で発言した。
 大会宣言では、米軍再編や米軍基地のさらなる強化、拡大への反対の意志を示し、続発する米軍の凶悪犯罪を批判した上で「犯罪の温床となっている」として日米地位協定の抜本的改定を日米両政府に求めた。大会最後には全国で平和運動を展開することを誓い、参加者全員で「頑張ろう」と三唱して締めくくった。

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同じ「県民大会」を同じ場所で、ほぼ同じ左翼集団が集結して気勢を上げた。

一方は5000人の参加人数で大盛況の上記写真。

そしてもう一つの「県民大会」は11万八千人だという。

実に23・6倍!

物理的に収容は不可能だろう。

11万人のトイレは? 

垂れ流しだったのかね

今後は宜野湾海浜公園で「県民大会」を開催する度ごとに、

「9・29県民大会」のウソが沖縄左翼運動の汚点として永久に語られるであろう。

さらに、「11万人」カウントの基数となった「十数年前の「米兵女子中学生暴行」に抗議する「県民大会」の8万5千人という動員数も怪しくなってくる。

ウソが次々露見してくる。

 

【追記】

「11万人」集会が行われた直後、沖縄在住の芥川賞作家、大城立裕氏は、

「異論を許さない雰囲気に危うさを感じる」と、

沖縄の言論空間の異常さを指摘していた。(2007年10月10日付「西日本新聞」)


 

 

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