森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ホソバノキソチドリ

2022年01月28日 | 自然観察日記
至仏山の湿地にはホソバノキソチドリが見られました。コバノトンボソウかと思っていたのですが、しっかり調べてみるとホソバノキソチドリに辿り着きました。ツレサギソウ属の種は実にややこしいグループです。まだ考え方が定まっていな部分もあるのでしょうか。研究者によって整理の仕方が異なっているのでしょうか。少なくとも平凡社の日本の野生植物の改訂新版には旧版に記載されていたキソチドリの記載がありません。新潟県付近で見られていたキソチドリはオオキソチドリとするのがよさそうですが、コバノトンボソウを含めてしっかりした識別が難しいようです。地域的にかなりの変異があって線引きがうまくいかない場合がありそうです。
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ホソバノキソチドリの花

2022年01月28日 | 自然観察日記
距がとても長く感じたのでトンボソウと思ってしまいましたが、よく見ると距は上に跳ね上がっていなく下向きです。この特徴はホソバノキソチドリの一つの形質で葉の大きさと合わせて判断しました。もっとも、尾瀬地域にはコバノトンボソウがよく見られるという前知識があって思い込みで考えていたようです。
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ホソバノキソチドリの葉

2022年01月28日 | 自然観察日記
実をいうとあまり細葉の感じではありません。もっとも基準になるものがどれかもわかりませんが・・。
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オオキソチドリ

2022年01月28日 | 自然観察日記
距の長くない種もみられました。この種は湿地環境でなく樹林帯で見たものです。オオキソチドリとして扱っていたものと考えました。キソチドリは太平洋側の高山にオオキソチドリは日本海側の高山に見られ東北・北海道まで分布している種と考えていました。新潟県内では必ずしも高山帯ではなく山地帯でも自生していることがあります。
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オオキソチドリの花

2022年01月28日 | 自然観察日記
距はホソバキソチドリに比べ短くなっています。
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オオキソチドリの葉

2022年01月28日 | 自然観察日記
この種は最下の葉が一番大きくなります。順次上に来るにつれ小さな葉になります。
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