森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ナニワズ

2008年03月31日 | 自然観察日記
 春とはいえ、まだ花の少ない我が家にひときわ目立つ花がナニワズです。種がこぼれて数箇所で息づいています。花を見ればジンチョウゲの仲間と分かりますが、あまり臭いはしません。

ミズバショウ 群落 

2008年03月29日 | 自然観察日記
 北国なら特に珍しい植物ではありませんが、湿地が無くなったせいで越後でもなかなか見れません。立木はハンノキです。このハンノキも湿地が好きな植物で大体一緒に生活しています。

ミズバショウを背景にサクラのつぼみ

2008年03月29日 | 自然観察日記
 関東ではサクラが満開に近いとか。花見の季節が到来です。しかし、越後はサクラのつぼみは膨らみましたが、開花はまだ先。うらやむ事なかれです。こんな素敵なミズバショウが鑑賞できます。(背景の白いものが群生地)

ミズバショウ 公園遊歩道

2008年03月29日 | 自然観察日記
 公園内のミズバショウの群生地は全て木道です。濡れているため大変滑りやすいので気をつけましょう。木道沿いに咲いたミズバショウが蹴飛ばされたり折られたりしているのがとても気になります。遠景は美しいのですが、足元の無残さが悲しい。

越冬個体 キタテハ

2008年03月26日 | 自然観察日記
 キタテハです。昨秋に羽化した個体が越冬したものです。どこで冬をやり過ごしたのでしょうか。地に積もる落ち葉の隙間に潜っていたのなら、雪の重みを耐えなければなりません。それを思うと樹の洞のような力が加わらないところで越冬するような気もしますが、残念ながら観察したことがないのです。
 成虫で越冬するのとさなぎや卵で越冬するのとでは何かしらの有利不利があろうと思いますが、蝶の仲間は千差万別です。

フキノトウ 雌花

2008年03月25日 | 自然観察日記
 土手に沢山のフキノトウが咲いていましたが、全て雌の花。花から出る白い突起は雌しべの柱頭。雄の花がないのはどうしてか調べると、雌の花の脇に花を摘んだ後があちこちにありました。雄の花は一足先に雪消えと同時に芽が出てきます。そこを山菜取りの方が摘んでいかれたのだろうと思います。雌の花の時期にはもう山菜摘みにとってはフキノトウは対象でないのでしょう。
 これではこの辺りのフキノトウには種子が出来ないことになるので、これも困りものです。少しくらい雄の花も残していただくといいのですが。