森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミョウガの果実

2016年11月30日 | 自然観察日記
7から8年前からずっと見続けているミョウガの果実が今年も見られ、ほぼ地上の植物体が朽ちてしまった11月中旬、わずかに数個のミョウガの果実の痕跡がありました。「ミョウガの花」といって話題になりマスコミ沙汰になったことが懐かしく思い出されます。高齢の農家の人も「初めて見る!」といって驚かれたものです。しかし、おそらくずっと以前からこれは見られたのでしょうが、この頃にミョウガの畑にはいかなかったなどのことが原因で認識できていなかったのではとも思います。温暖化ということが言われていますから、もともと南方系の移入種ですから本来の生育環境に近くなって結実する割合も増えてきてのでしょう。近年は容易に見られるようになっているように感じます。
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ミョウガの種子

2016年11月30日 | 自然観察日記
もちろんこれは「花」ではなく、果実です。その中に白い白い果肉に包まれた黒い種子が覗いています。径1ⅿⅿほどの球形をした趣旨です。これが本当に発芽するのかはいまだ実験をしていませんからわかりませんが、見たところしっかりした種子のようです。赤い部分は種子を包む花被の内側の色です。反対の外側は緑色をしています。果皮が割れて反り返るため赤い部分が目立ちます。
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ミョウガの果実の内花被

2016年11月30日 | 自然観察日記
毒々しいまでも赤い色。地表にこれがこつ然と現れるとやはり驚きます。個人的には、この色は里山の晩秋の景色にはどことなく似合わないなぁと感じています。もともとは南方の種、越後の環境に適応したとはいえ移入した種です。
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ミョウガの「花」再び

2016年11月30日 | 自然観察日記
平成28年のグリーンシーズンも終わりました。雪が積もらないうちはまだしばらくは里山の植物の観察したりしながら散策をするのですが、一応区切りをつけて次年度の計画などを練ることにします。アウトドアからインドアへ。

ブログも、12月からはこの一年間各所に出向いていてまだ取り上げていない場所の植物を紹介することにして、とりあげながら当時の思い出に浸ることにしたいと思っています。
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アケボノシュスラン

2016年11月29日 | 自然観察日記
11月中旬になっても花が咲いているというのは珍しい。結構貴重な植物でやや湿った日陰の林床に群生して生育しています。花は早いものは8月の後半には見られますから約3ケ月間という花期の長い種ということになります。晩秋のころは上部を覆っていた葉などが少なくなって、枯葉などが積もるとはいえ葉には一定の光が届くと思いますから、この季節はアケボノシュスランにとっては大切な成長期なのかもしれません。これから冬に向かおうとする季節に青々とした葉がまぶしい感じです。
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アケボノシュスランの花

2016年11月29日 | 自然観察日記
うっすらと赤味を感じますが、白い花が数個かたまって茎頂に着きます。半開きのような花で開出することはありません。常緑性のラン科多年草。
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アケボノシュスランの果実

2016年11月29日 | 自然観察日記
この季節、さすがに花を持つ個体は希でほとんどが葉腋に実をつけた状態です。これがこのまま乾燥して裂開して細かな種子が出ていくのでしょうか?しかし、これからの季節はほとんど晴れ間もなくやがて雪が降り埋もれる運命ですから、おそらく雪の中で果皮が朽ち中の種子が流れ出てしまうというような散布をするのではないかと想像しています。
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アケボノシュスランの群生

2016年11月29日 | 自然観察日記
里山フィルードミュージアム内ではアケボノシュスランが群生する箇所がいくつか分かっています。管理を意識的にしているせいか年々増加する傾向にあるように思います。遅くまで花を楽しめる野生のランですから生育環境を壊さないようにしていきたいと考えています。
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アカヤマタケ

2016年11月28日 | きのこ・菌類
先月色の黒化したアカヤマタケを採集したのですが、今回はほぼ平均的な色彩の個体を見つけました。黄色から橙色に近い色彩が多く、傘はあまり開きません。小型菌で地上生。小さく大量に採れる種でもないので食用の対象とは考えない方が良いと思います。色彩が美しいキノコですから、その形と共に見て楽しむキノコです。
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アカヤマタケ拡大

2016年11月28日 | きのこ・菌類
傘の開きはこの程度で終わりです。株になって発生する種ではなく数本パラパラと見かけるていどです。落ち葉の厚い場所より裸地に近いところで見かける機会が多いようです。
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エリマキツチグリ

2016年11月28日 | きのこ・菌類
ホコリタケに似ているキノコですが襟巻のような付属品があります。里山フィ―ドミュージアム内ではしばしば出てきます。これも変わったキノコですね。
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キツネノエフデ

2016年11月27日 | きのこ・菌類
今年もまたキツネノエフデに出会えました。ただ、もうかなりくたびれていてかろうじて菌体が分かるというものでしたから美しい姿を目にすることができませんでした。しかし、この種が持つ美しさや不思議さなど、キノコという独特な不思議な世界の片鱗を味わわせていただきました。いつも決まったところに発生するわけでもありませんから、足しげく山野を歩かないと大きな感動は得られないものなのです。
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しおれたキツネノエフデ

2016年11月27日 | きのこ・菌類
数本のキツネノエフデが出ていましたがこのようなしおれてしまった個体が2・3ありました。人知れず静かに崩れていく姿、これも自然の形です。
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フサヒメホウキタケ

2016年11月27日 | きのこ・菌類
ホウキタケの仲間のなかではごく普通に見られるものです。大型の白いホウキタケは食用扱いなのですがこの種をネズミタケといって食べている人がいるのでしょうか?赤い種や黄色いホウキタケの仲間は毒キノコとして注意喚起されていますが、このフサヒメホウキタケについては聞きません。おいしそうなキノコでもないので私は口にしません。むしろ形の面白さを眺めては楽しんでいます。
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ハタケシメジ

2016年11月26日 | きのこ・菌類
今年よく見かけたキノコにハタケシメジがありました。ハナイグチなどはほとんど見かけなかったり、ナラタケなど発生するタイミングがかなり遅いものがあったりして例年と異なるキノコの発生状況でしたが、かなり長い期間ところどころでハタケシメジを見たものでした。一度だけ秋の恵みとしていただきましたがまずまずの味をしたキノコです。
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