森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

カタクリいろいろ 7弁花

2017年05月27日 | カタクリの話をしよう
坂戸山のカタクリには面白い奇形花があるといいます。そこで、注意しながら歩いていくと出てきた一つが7弁の花のカタクリ。色彩の濃淡はよくあるのですが花弁の多少は今まで確認したことがなかったのでちょっと感激です。あまりバランスがいい花ではないので観賞価値は少ないかもしれませんね。
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カタクリいろいろ 8弁花

2017年05月27日 | カタクリの話をしよう
さらに行くと今度は8弁の花が出てきました。これには驚きです。花も大型で普通の個体より一回り大きい感じがします。この分だと八重咲きのカタクリもありそうな予感がします。花弁の変異はこれ以外は見つけられませんでしたが、変わった花が坂戸山にはあることを認識しました。
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カタクリいろいろ 白花

2017年05月27日 | カタクリの話をしよう
白い花も数カ所で確認しました。純白の花もありわずかに桃色を帯びた白い花もありました。これだけ多い個体が群生しているわけですから中には変わったものが含まれていても不思議ではありません。葉の斑の入り方も様々。そういう視点で見ればすべての個体はどこかが違っていて二つとして同じものはないことになります。これが個性というものです。
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スプリングエフェメラル

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
カタクリ(ユリ科)は、春の花の代表と言ってもいいかもしれません。 越後の里山ならごく普通に見られる可憐な花です。近年「スプリングエフェメラル(春のはかない命)」という言葉で早春の花を愛でるようになっています。また、「春の妖精」と呼んでも良いほどに多くの人がこの花によって感動をもらい、春の訪れをよろこび迎えたことでしょう。
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雪割草

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
雪を割って出てきたカタクリです。

カタクリの生態はなかなか面白く、受粉して結実し地に落ちて発芽しますが、それから花が咲くまで8年かかるといわれています。その間、地表で発芽した個体の球根はどんどん地面の下30センチくらいまで潜っていきます。そして、本葉を2枚つけるとその個体は開花株になるのです。(葉が1枚の個体は花をつけることはありません。)

カタクリの球根を掘ろうとすると、それは大変な作業で途中で投げ出すことになってしまうかもしれません。昔の人はこの作業をして、片栗粉を作ったかと思うと感心させられます。

何故こんなに深いところまで潜っていくのか考えたとき、それはネズミから逃れるためだと気づきます。生き延びたカタクリの球根はその後長い間開生き続け、20年・30年も花をつけるとも言われています。


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イチゲと共に

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
地元では、カタクリを「カタコ」と呼び、女性に見立て「女カタコ」と呼んでいます。そして、キクザキイチゲを男性に見立て「男カタコ」と呼び、仲むつまじく並んで咲く二つの春の花を夫婦円満を映しこんで愛しんでいたのでしょう。素敵な話です。


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カタクリの変わり花

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
カタクリの変わり花は結構話題に上がります。その筆頭は白いカタクリです。純白のものから薄く桃色かかっているものや、白地に薄紫の模様が出るものがあります。その他には緑色の花を見つけたことや、知人が登山先でみつけた青色の花がありました。外国の種には、赤色や黄色があるそうですが、本来、在来種は赤紫です。


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カタクリの変わり花 2

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
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カタクリは里山の自然風景

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
カタクリの群落を紹介すると「植えたものですか?」という質問が多くあります。自然の造形だと知ると目の前の群落の素晴らしさが、さらなる驚きになって強い感動を与えるようでです。昔ながらの里山の暮らしがあってこそカタクリが育ち増え続けます。コナラの雑木林を20年ほどのサイクルで伐採して炭や薪にし、さらに毎年低木などの柴刈りや枝を拾い焚き木に使う。などの山管理をする。それがあたりまえの時代にはどこでも見られた自然風景でした。

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カタクリの危機と里山の保全

2012年04月01日 | カタクリの話をしよう
今ある大きなカタクリの群落は森の放置によって危機状態になっています。昔ながらの里山のあり方が継続されてこそ、美しいカタクリの群落が見られるのです。

里山の保全のためにも市民が森林や緑の中に入り、自然を感じ取る感性を生みだし、森林整備をはじめ環境教育などの推進を図ることが日本の里山に必要なのではないかと考えるのです。

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