森の案内人 田所清

自然観察「独り言」

ミチノクエンゴサク

2021年04月30日 | 自然観察日記
県内に自生するエンゴサクの最も小さい種です。経験的に海岸に近い山域ではよく見かけるのですが少し内陸に入るとなかなか出会えません。海岸に近いところに見られる反面佐渡や粟島には採集記録がないのが面白いところです。弥彦山塊には極普通に見られます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミチノクエンゴサクの花

2021年04月30日 | 自然観察日記
県内には他にヤマエンゴサクとオトメエンゴサクが自生すると理解していますが、十分調べての話ではないので印象の範囲を出ませんがヤマエンゴサクは県南にオトメエンゴサクは内陸の山域に見られるようです。特に魚沼の深山域では色とりどりのエンゴサクに出会います。しかし、弥彦山塊ではミチノクエンゴサク以外に見たことがないので自生していないように考えています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ミチノクエンゴサクの葉

2021年04月30日 | 自然観察日記
エンゴサクを調べるのはなかなか難しいものがあります。特に生育時期、特に花の時期短く小さいため自生地をめぐることが大変です。目が慣れればこの葉も見つけられますが、普通は花がなければ見逃してしまいます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメニラ

2021年04月29日 | 自然観察日記
知人が弥彦山に行くならキバナノアマナが咲いていたから場所を教えるといってメールをくれました。ところがかなりアバウトな地図で位置がはっきりしません。なんとなく尾根筋のようなので見当をつけて寄り道をしてみました。かなり探してみましたがありそうな場所にはとうとう見つからず断念。すでに花も終わっていて景色に紛れてしまったようです。その最中に目に留まったのがこのヒメニラでした。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメニラの花

2021年04月29日 | 自然観察日記
とても小さくよほど気を付けていないと見過ごしてしまいます。しかし、目を皿のようにしてキバナノアマナを探していた時でしたから細かなものもしっかりキャッチしました。よく見ると全開しない花の上部にめしべの柱頭が三裂しているのが分かります。資料によるとおしべを持たない花がほとんどなのだそうです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメニラの葉

2021年04月29日 | 自然観察日記
細長いものですが、ネギのように円筒ではなく断面はU字形をしています。ニラの臭いがするのだそうですが、臭いを嗅いだことはありません。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツトウダイ

2021年04月28日 | 自然観察日記
ナツトウダイがありました。山麓部に比較的よく出てきましたが上部の尾根近くになると姿が見えません。乾燥気味の場所には生育していないのでしょうか。トウダイグサ科の多年草です。地味な花ながらとにかく変わった花ですからついつい観てしまいます。そのたびに疑問に思うことが出てきて何度観てもよくわからな植物です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツトウダイの花序

2021年04月28日 | 自然観察日記
一般的にトウダイグサ科の花序を杯状花序といいます。2枚の苞葉を持ちそれに包まれて1つの花と二股に分かれた新たな花径が伸びてその先にまた苞葉に包まれた花を作っています。一・二回こんなことを繰り返して全体的な花序になっています。この写真の場合中央部の塊が一つの花その脇から出ている2つの苞葉に包まれているものが次の花です。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツトウダイの花

2021年04月28日 | 自然観察日記
基部にある花の部分を拡大してみました。カブトムシの角みたいな4つの三日月形のものを腺体といい蜜が分泌されます。この花はめしべが見当たりませんから雄花ということになるのでしょうか。あるいは先がちょこんとかを出しているのがめしべの柱頭部分かもしれません。おしべはすでに花粉を出しています。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツトウダイの雌花

2021年04月28日 | 自然観察日記
まだ苞葉に包まれている花を開いてみました。中には子房が膨らんでいるめしべが出てきましたから雌花になります。白い乳液は苞葉を開いた際傷ついた場所から出てきたものですが、有毒植物ですから触れるとかぶれる人もいるのではないでしょうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ナツトウダイの葉

2021年04月28日 | 自然観察日記
ナツトウダイの県内の分布はかなり特徴があります。ざっくり言って県の南半分には自生していなくて北半分に見られる種です。したがって長岡や柏崎・上越・糸魚川地域では見られません(わずかに採集されている地域もありますが、大きな空白域になっていることは確か)。この弥彦山塊にはかなり個体数が多く特異的な地域になっているようです。ただ、全国的には北海道から九州まで自生している種とされます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアイの群落

2021年04月27日 | 自然観察日記
弥彦山の西生寺コースの登山口近くにヤマアイの群落があ。とても地味な種で一般的には注目されるような種ではありませんが、久しぶりに見るヤマアイでしたからしばし見とれてしまいました。花が咲いていて夢中でのぞき込みました。しかし、ここは雄花の個体の群落で雌花が一つも見当たりません。多年草ですからこの個体群は同一の個体のクローンなのでしょうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアイの雄花序

2021年04月27日 | 自然観察日記
花茎にところどころ花が数個ついています。咲き方は下からあるいは上から順に咲くというような規則はないようです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヤマアイの雄花

2021年04月27日 | 自然観察日記
雄花を拡大してみました。がくは3裂しています。花弁はなく多数のおしべが見られます。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヒメスミレ

2021年04月26日 | 自然観察日記
スミレついでにもう一種。西生寺の塀の縁に芽生えていたヒメスミレです。スミレの中でも最も雑草性が強い一種ではないでしょうか。芝地や道路わきやかなり踏まれても耐えられるようで人が活動する近くに見られるスミレです。草丈は低く小さなスミレです。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする