いつも心から離れないエピソード。
その方は数年前90前で亡くなられたんですが、
幼少の頃から、ご両親から「ころんでもただで起きてはいけない」と教育されていたそうです。
けっして裕福な家庭ではなかったように聞いていますが、当時はみんな戦争と言うこともあって、
日本、国全体が大変な時代だったと思います。
物心もつかないその少年は、ある日転んでしまいます、
彼はすぐには立ち上がらなかったそうです、
決して大きなダメージを受けていたわけではありません、
親の恐い顔が浮かんできたかどうかは知りませんが、
立ち上がる前に辺りを見回したそうです。
そして一本の棒切れを手にして家に帰って行ったそうです。
何に使ったかどうかは聞き覚えていませんが、
今現在もその方の遺産を町内に見ることができます。