「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

【ゼミのブログを見て大学を決める中高生がいることを期待しつつ】

2015-10-12 23:54:23 | 小村ゼミ
この日、三連休の最終日なれど大学は授業のある日。
後期は月曜日が学外研修日の「旅の坊主」ゆえ、研究室に出なくてもよかったのだが、
ゼミ生とブログや情報発信について仕込むべく、10時過ぎから議論&作業。

防災学というのは、日本の中ではまだまだ存在が確定していない学問である。
例えば、災害学は自然科学だが、防災学は本質的に社会科学であるということが、
どれほど認知されているだろうか。
(ちなみに、防災学の一部は人文科学であり、一部は工学でもある。ただ大部分は社会科学。)
まぁ、そのような「学問と言えるだけの体系性を持っているか」どうかもあやしい防災学ゆえ、
「○○大学○○学部/○○研究室で防災学を学ぼう!」と言っても、
中高生にはピンと来てもらえないだろうなぁ、とは思ってしまう。

学内的にも、浮きまくっている小村ゼミではある。
正しくは、真面目に将来を考えている少数の学生には大変高く評価されているが、
そうでない(残念ながら多数派の)学生からは毛嫌いされているのが「旅の坊主」のゼミ。
ただ、声のかけ方によっては何かを考えてくれる学生がまだいるかもしれない、
情報発信の方法によっては、何かが変わる学生もいるかもしれない、ということで、
この日、IT系SNS系に詳しい4年生に手伝ってもらい、ゼミブログを本格始動させることにした。

併せてゼミ生&関心ある学生向けに、出前講座など「旅の坊主」の学内外の活動のうち、
学生が参加可能なものについてカレンダーに入力、予定を入れてもらう際の参考になるようにした。

「一味違う」ゼミとゼミ生の活動でありたい、と思っているが、
ゼミ担が前面に出てばかりでは、学生が乗ってくるとは思えない。
というので、このゼミブログについては、ゼミ生に交代で書き込みをしてもらい、
当方はコメントをするのみにとどめたい、と思っている。

ともあれ、こういうゼミの活動を見て、
自分も、「時代の宿命」と戦う術を身に着けるべく、静岡・富士の地で学生生活を送ってもみてもよいかも、
そう思ってくれるような中高生がいてくれるならば、またそういう若い世代が増えてくれるならば、
「時代の宿命」に遭っても何とかなる日本社会へと変えていけるのではないか、と、思うところ、である。

相手がデカすぎるだけに、そう簡単な話ではないが……。

拙ブログ読者のみなさま、よろしければ、学生ブログものぞいてみて下さいませ。
で、学生諸君に応援メッセージなどいただければ、ゼミ担任としては大変嬉しく思います。

小村ゼミ学生BLOG ~komura seminar~
http://blog.livedoor.jp/komura_bosai_seminar/

(10月19日 記す)


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