「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

カンボジア・シェムリアップへ

2015-09-02 23:46:01 | 小村ゼミ
3年前から、カンボジア・シェムリアップに学生を送り込み、
多少なりとも見聞を広げてもらえれば、との思いでスタディーツアーを展開している。

初年度は学生のみを送り込む形だったが、2年目からは「旅の坊主」自身も参加、
アンコールワット観光も兼ねた、また後期開始前の精神的な充電期間として、貴重な数日間となっている。

がんばっている学生には、日本にいては味わえないような刺激を与えたい。
そう思ってはいるが、なかなか、こちらの狙い通りにいかないことがあるのも事実。
特に昨年は、全員が全員そうだった訳ではないが、
どこかのガイド付きツアーと勘違いしたのではないか、という思いがあった。

そのことを強く言い過ぎたから、ではないと思っているが、
やはり経費が問題となってしまったようで、今年の学生参加はゼロとなってしまった。

比較的治安が安定していること(スリの類はいくらもいるだろうが)、
でも40年前には信じられないような虐殺という現代史を持った国であること、
日本の国際協力が比較的うまくいった事例を持つ国であること、
その一翼を担った方々が未だ現役でがんばっていること&その方々から直接その当時の話を聞けること、
難しい話ばかりではなく、世界遺産の観光地もあること等々、
当地初心者向けスタディーツアーには格好の場所。
でも、学生クンから「お金がないので……」と言われると、なかなか強くは言えない。

というので、4年目のゼミスタディーツアーは、来年以降に向けた新企画の下見ツアーというところ。
今回の目玉は、旅の指さし会話帳カンボジア語編の執筆者である福富友子先生が、
影絵や民族舞踊といった、ポルポト期に消えてしまいかねなかったものに焦点を当て、
それらを見たり体験したりするプログラムがあるということ。

まぁ、その前にほぼ2日、時間を作った。
たまった「宿題」をするための自主的カンヅメ。さて、間に合うか……。


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