朝から、コスタリカでの今年度活動計画について、
エクセルで一覧表を作りながら検討をする。
その途中、いやでも考えさせられる。
30代半ばに2年ほど、
前職である某中央省庁付属研究所の企画立案部門で、
この種の書類作業を徹底してやらされた経験はある。
極めて優秀な上司の指導ゆえ、何とかモノになったが、
なかなかどうして、簡単なものではない。
それような作業を、母国語以外で、新人に教えさせようというのだから、
なおさら大変なものがある。
まぁ、その種の活動(というか指導)をやれてナンボ、ではあるのだが。
それにしても、滞在3ヶ月を過ぎてから、
ようやくプロジェクトの活動管理資料(大きな1枚紙の資料)を作ろうというのだから、
我ながら情けないものであった。
担当3ヶ国については、着任1週間でその有無を確認して、
なければ作って(ないしスタッフに作らせて)、
というのが当然のことだった。
そのことに、今になって気付くとは……。
ともあれ、コスタリカ以外の担当2国についても、
急ぎこの種の資料をまとめる必要があった。
遅ればせながら、段取りを始める。
さらに言えば。
それぞれの活動について、担当国のJICA事務所の皆さんと、
どのような関係でいればよいのだろうか。こちらも自問自答となる。
整理された方針が出来るころには、
任期が終わっているような、そんな気すらするが……。
同じ建物の12階で、
プロジェクトの2県5市の関係者が集まって
能力開発のセミナーが行われている。
スタッフに誘われ、少しだけだが顔を出す。
ファシリテーター役として、市民防災局のAさんLさん。
二人とも、なかなかの「まわしぶり」であった。
ただ……。
コミュニティBOSAIの担当者向けのはずなのに、
なぜかテーマがICS。
(注:ICS(Incident Command System)、プロの災害対応従事者向けの、
本部組織のあり方についてのモデル。
起原は米軍であり、陸上自衛隊もこれがそのまま導入されている。)
エルサルバドルの市民防災局職員が行っているセミナーのはずなのに、
なぜか配布資料もファシリテーター向けマニュアルもすべて、
かの名高き(どういう意味かはさておこう)、USAID(米国務省開発援助庁)製。
なぜコミュニティBOSAIにICSなのか、
なぜエルサルバドル向けに資料やマニュアルを作り直さないのか。
これらの点については、
しっかりと詰めて考える必要がある。
また、カウンターパートとそういう議論をすることで、
しっかりとBOSAIの精神や哲学を移転していきたいが、
どうもそれは来年の仕事になりそう。
執務時間終了後、プロジェクトのクリスマス・パーティー。
サンサルバドルとサンタテクラの両市を見下ろす高台のレストラン。
少し風は強かったが、眺めは絶品であった。
いつものように?肉料理を美味しくいただく。
私のSecret Friendは、同僚K氏であった。
クリスマスプレゼントは、
スペイン語をしっかり勉強してね、という意味を込めての
エルサルバドル料理の本(もちろんスペイン語のみ)と、
知らない世界はたくさんありますよ、という意味を込めての、
(こちらはスペイン語と英語の二ヶ国語の説明のある)
エルサルバドルの写真集、
2冊の本であった。
さっするに前者は、
料理の話は好きだが一度も自宅に招いたことがない「旅の坊主」への、
品のよい催促ということらしい。
うーん、深いなぁ……。
(12月26日アップ)
エクセルで一覧表を作りながら検討をする。
その途中、いやでも考えさせられる。
30代半ばに2年ほど、
前職である某中央省庁付属研究所の企画立案部門で、
この種の書類作業を徹底してやらされた経験はある。
極めて優秀な上司の指導ゆえ、何とかモノになったが、
なかなかどうして、簡単なものではない。
それような作業を、母国語以外で、新人に教えさせようというのだから、
なおさら大変なものがある。
まぁ、その種の活動(というか指導)をやれてナンボ、ではあるのだが。
それにしても、滞在3ヶ月を過ぎてから、
ようやくプロジェクトの活動管理資料(大きな1枚紙の資料)を作ろうというのだから、
我ながら情けないものであった。
担当3ヶ国については、着任1週間でその有無を確認して、
なければ作って(ないしスタッフに作らせて)、
というのが当然のことだった。
そのことに、今になって気付くとは……。
ともあれ、コスタリカ以外の担当2国についても、
急ぎこの種の資料をまとめる必要があった。
遅ればせながら、段取りを始める。
さらに言えば。
それぞれの活動について、担当国のJICA事務所の皆さんと、
どのような関係でいればよいのだろうか。こちらも自問自答となる。
整理された方針が出来るころには、
任期が終わっているような、そんな気すらするが……。
同じ建物の12階で、
プロジェクトの2県5市の関係者が集まって
能力開発のセミナーが行われている。
スタッフに誘われ、少しだけだが顔を出す。
ファシリテーター役として、市民防災局のAさんLさん。
二人とも、なかなかの「まわしぶり」であった。
ただ……。
コミュニティBOSAIの担当者向けのはずなのに、
なぜかテーマがICS。
(注:ICS(Incident Command System)、プロの災害対応従事者向けの、
本部組織のあり方についてのモデル。
起原は米軍であり、陸上自衛隊もこれがそのまま導入されている。)
エルサルバドルの市民防災局職員が行っているセミナーのはずなのに、
なぜか配布資料もファシリテーター向けマニュアルもすべて、
かの名高き(どういう意味かはさておこう)、USAID(米国務省開発援助庁)製。
なぜコミュニティBOSAIにICSなのか、
なぜエルサルバドル向けに資料やマニュアルを作り直さないのか。
これらの点については、
しっかりと詰めて考える必要がある。
また、カウンターパートとそういう議論をすることで、
しっかりとBOSAIの精神や哲学を移転していきたいが、
どうもそれは来年の仕事になりそう。
執務時間終了後、プロジェクトのクリスマス・パーティー。
サンサルバドルとサンタテクラの両市を見下ろす高台のレストラン。
少し風は強かったが、眺めは絶品であった。
いつものように?肉料理を美味しくいただく。
私のSecret Friendは、同僚K氏であった。
クリスマスプレゼントは、
スペイン語をしっかり勉強してね、という意味を込めての
エルサルバドル料理の本(もちろんスペイン語のみ)と、
知らない世界はたくさんありますよ、という意味を込めての、
(こちらはスペイン語と英語の二ヶ国語の説明のある)
エルサルバドルの写真集、
2冊の本であった。
さっするに前者は、
料理の話は好きだが一度も自宅に招いたことがない「旅の坊主」への、
品のよい催促ということらしい。
うーん、深いなぁ……。
(12月26日アップ)