「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

カエルセミナー初日

2010-12-06 23:31:41 | 中米防災協力(プロジェクトBOSAI)
1~2時間の仮眠モードが、一番寝にくい。
爆睡して寝過ごす訳にはいかず、で、うつらうつらのまま朝を迎える。

部屋を出ようかと思ったころにSリーダーから電話あり。
車の調子が悪いのでオフィスにはタクシーで行ってくれ、とのこと。

マンションの受付でタクシーを頼み、オフィスまで。
○○まで行ってくれ、レベルでの会話は、何とかなるようになったが、
そこから先は、なかなか大変。

先週のうち3日は外まわりゆえ、
活動の記録が不十分。で、週末、自宅に持ち帰った分も含めて、
何とか、先週の分まで書き上げる。

過日のパナマでの早期警戒システムの研修成果を市民防災局長に報告すべく、
エルサルバドルからの研修員だったSさんが来訪、オフィスにも顔を出してくれる。
ところが、9時開始の予定が大幅にずれ込む。
局長が遅れたせいだが、結局のところこの日の報告会は中止に。
あれあれ……。

ともあれ、幸か不幸か時間が出来て、で、
ようやく、先々週のコスタリカへの出張報告書に取り組む環境となり、
遅まきながら、整理を始める。

昼食はいつもの仕出し弁当だが、スープは美味であった。

予定より少し遅れて14時15分くらいから、
グアテマラからのお客さまをまじえての
「カエルキャラバン」見直しのためのセミナー。
エルサルバドル側からは、プロジェクトサイト2県5市の担当者に、
JOCV防災隊員の3名も勢ぞろい。

サンルイスタルパ、サンホセビジャヌエバなど、
エルサルバドルでもカエルキャラバンの展開は早い。
エルサルバドル側からの事例報告に続き、グアテマラの体験を聞く。
このノウハウが導入されて半年程度しか経っていないのに、
2500名近い子供たちが体験しているというのだから、
それは大したもの、と考えるべきなのだ。

さらに同僚Kさんが、
カエルキャラバンの新しい展開についてプレゼン。
子供への効果、大人への効果、
他の人に知識を教えられる、ということの意味、等々。
なかなか考えさせられるものだった。

終了後、一旦家に戻った後、
お隣プロジェクトのTAISHINさんに
業務指導調査でおいでになったお三方をお迎えして、
両プロジェクトの日本人関係者7名で夕食会。
それなりの額を出すならば、
エルサルバドルにも美味しいイタリア料理の店がある。
そんな店の一つ、以前にも来たことがあったが、
何やらという難しい名前の店にて、
キノコとクリームのスパゲティに白ワインなど。

さすがにこの日ばかりは、
しっかり風呂に入り、しっかりと寝る。

                           (12月9日アップ)