「旅の坊主」の道中記:常葉大学社会環境学部・小村隆史の防災・危機管理ブログ

日本唯一の防災学部はなくなっても、DIGと防災・危機管理を伝える旅は今日も続いています。

今年の活動も最後の週に突入

2010-12-20 23:49:52 | 中米防災協力(プロジェクトBOSAI)
いつものような朝。
だがいつの間にか、今年の活動も最終の週となっていた。

前の週は出張&出張で、
プロジェクトチーム3名に意識統一する時間もなかった。
そこで、9時から午前中いっぱいをかけて状況の共有と頭の整理。

・年明け早々においでになる短期派遣専門家の受け入れ準備の確認の件、
・エルサルバドル国内でも横展開を仕掛けたい古タイヤ堤防工事の件、
・パナマにあるソイルセメントを用いた堤防工事のデモサイトの件、
・学校用防災備品(プロジェクトが供与するもの)の標準化に向けた仕込みの件、
・住民参加型小規模土木工事における自治体の技術職職員の巻き込み方についての件、
・実施中の堤防工事が今期の雨期でどのような状況になったの確認の件、
・短期派遣専門家が本来担うべき役割と、地元の期待とのすり合わせの件、
・各国のGerenteとの関係性の件、
・JOCVと各国カウンターパートとの連携の件、
・中米防災機構が出すCD-ROMの構成についての件
(ドナー別に整理するとドナーの顔は立てられるだろうが、使い勝手は悪い)
・来年度の活動計画立案の段取りについての件
・プロジェクト終了時点での持続性についての件、
・カウンターパートの職員研修の件、
等々。

(こう書いていて、我ながら思うことであるが、
小さなプロジェクトではあるのですが、
いろいろな論点があるものなのだなぁ……。)

午後は出張期間5日分の業務メモ。
何とか仕上げると、もう夕方になっている。

打ち合わせはともかく、
講義やワークショップの仕込みも、各種の調整も、
出来ないうちに1日が終わってしまう。

記録を残すことの大切さは十分理解しているつもりだが、
これでいいのか、と、正直思わない訳ではない。

いろいろあって19時過ぎまでオフィスにいる。
半日以上研究室にいることなど、日本では毎日のようなものだったが、
当地に来てからは初めてのこと。
楽な仕事をさせてもらっているなぁ、と、申し訳なくもなる。

車を購入したら、この地でももう少ししっかりと、
仕事ができるなっと、それは来年の課題であったか。
(何せ、「小人閑居して不善をなす」なのだから……。)

                        (12月25日アップ)