たびたび神社

ライターあかりの神社ブログ

辛丑の年

2021-01-04 10:36:45 | 一年の展望

 

***** 丑年の展望 No.15 *****

さて、このあたりで西洋占術から

東洋占術のほうに目を移してみますと、

2021年は「辛丑(かのとうし)」

という干支が巡る年となります。

まあ、字面だけ見ても

来年の様相を暗示するような、

「ギシギシ」「ギスギス」

とした印象が伝わってまいりますが、

詳しく調べてみたところ「辛」とは

「辛抱」の「辛」であり、

我慢を強いられるという意味、

そして「丑」は五行で言う

「陰の土」の性質を持ち、

種子の中に芽があり土から

出られない状態を意味するのだとか……。

 

つまり、様々な「命」が生じているにも関わらず、

なかなか日の目を見ることができない様相、

あるいは殻を打ち破ろうとすると、

大きな痛みやエネルギーが伴う可能性、

などが示唆されているわけですね。

 

恐らく、ウイルス騒動がひと段落した後も、

元の生活に戻れるわけではなく、

ひとりひとりが自らの生き方を模索し、

「新たな日常」を構築せざるを得ないのでしょう。

そのためには、長い制約の中で生じた様々な

「命(知恵)」を、各々が大きく育てていく

必要があるのかもしれません。

この記事についてブログを書く
« 天空の騒めき | トップ | 縦社会の崩壊 »