***** 丑年の展望 No.12 *****
明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
新型ウイルス騒動で暮れ、新型ウイルス騒動で
明けた今回の年末年始でしたが、
「果たして2021年はどうなるのか……」と、
先の見えない状況に不安を感じながら、
年越しをされた方も多かったのではないでしょうか……。
恐らく、古の人々も「天災」「飢饉」
「疫病」などの災難を抑えるために、
様々な知恵を絞り出した結果、
「しめ縄」「松飾り」「鏡餅」……等々、
お正月ならではの縁起物を生み出たのかもしれません。
以前の記事でも触れたように、
日本の伝統行事やそれに付随する品々と言いますのは、
単なる迷信ではなく災難避けの「呪術」であり、
古神道を力の源泉とするような
「実践力のある仕掛け」が見て取れるのです。
私自身も毎年12月初旬ごろには、
新年用の縁起物などを準備し始めるのですが、
昨年は例年以上に早い段階で「完売」
という文字を見る機会がありました。
つまり、それだけたくさんの人が、
次の年に備えて「何かをしなければ」
という気持ちになっているのでしょう。