<丹生川上神社下社 にうかわかみじんじゃしもしゃ>
未だにその鎮座地が謎とされる丹生川上神社は、
天武天皇の時代である白鳳年間の創建とされ、
平安以降は京都の貴船神社とともに、
国の水神の祭礼を担ってきた由緒ある神社です。
しかし、室町時代の応仁の乱により奉幣が途絶え、
その名は歴史から姿を消し所在不明となりました。
~「ひととき」2013年6月号参考
続日本紀(しょくにほんぎ)の中に、
天皇の勅命による祈雨、祈晴のお祭りの際、
丹生川上神社に馬(雨乞いには黒馬、晴れ乞いには白馬)
を奉納した、との記録が残っているそうです。
そしてここ数年、丹生川上神社下社の例祭では、
諸々の災害復興の願いをこめて、
白馬献上の儀式を執り行っているとのこと。
下市町にある丹生川上神社下社を訪れると、
境内に放たれたご神馬が出迎えてくれました。
ちなみに写真の白馬は、白龍という名の道産子。
その他に黒龍という名の黒いポニーもいて、
荒天の日以外は境内の馬場を、
のんびりと歩きまわっています。