<箱根神社 はこねじんじゃ>
人が何かを祈るとき、
そこには「自分と相手」
「自分と故人」「自分と神様」 など、
他の人間を排除した「一対一の関係」が築かれます。
自分と相手とが直接つながらない限り、
祈りの効果など得られません。
第三者を通して願いを叶えようとしても、
永遠に祈りの磁気が届くことはないでしょう。
祈るという行為の本質は、
自分以外の存在を思いやることです。
自分にとって都合のよい出来事を願ったり、
他人をコントロールしようとしたりするのではなく、
ただただ「相手の命」に対して、
温かい眼差しを向けることが祈りなのですね。
祈った内容が叶う人というのは、
他人の幸せを願える人なのだと思います。