夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

レンゲ 大多喜レンゲ祭り

2009年04月26日 16時01分23秒 | 芸術・文化


大多喜のレンゲ祭りに行ってきました。
毎年の恒例行事で、今年は25日と26日の予定でしたが、25日は大雨のために中止でした。

今日は朝からいい天気。昨日の寒さとは打って変わって、暑いくらいの日になりましたけど、私が行ったのは早朝でしたので、肌にはちょうど優しい気温。空気も澄んでいて、開けた山間の草原の朝って感じで素晴らしい時間でした。



昔はレンゲなんてどこにもあった気がしますけど、最近レンゲを見ることが少なくなってきていますね。一面に広がるレンゲを見ているとなんとなく昔を思い出して、、、、もう遠い遠い過去になっていることに愕然としたり、、、

レンゲを見てみたいと思ったのは、そんな、なんとなく昔を懐かしむという気持ちもあったのですね。
でも、こんな風に自然を楽しむ、風の匂いや、音を楽しみ、草の匂い、空の色や、新緑の美しさに浸る、こんな思いでいくのなら、このレンゲ祭りはあまりお勧めできないのかもしれません。

辛口なことをいうと主催者や関係者の方には申し訳ないけど、でも高々一日のページビューが1200前後という弱小ブログとしては、それほど影響はないでしょうから、思い切って書きましょう。

手順が悪い、、、
最初、他の車も入っていましたので、駅前のスペースに車を入れました。そしたら、「ここは一般の人の車は駐車できません」ってエラク怒られましたよ。でもそんなことはどこにも書いてないのです。なら、もう少し普通の話し方でそれを言ってくれてもよかったのにってちょっとむっときました。
別な方が、「小学校のアスファルトの引いてあるところにに駐めてください」ということで、小学校に行きました。そしたらここでも、一般の車は駐車禁止だよって怒られる始末。
情報がきちんとみんなに伝わっていない。
イベントなどをやるときの一番基礎的なことなのだけどね~

それに、駅と学校のこのお二人、もしかして町の役場の方なのでしょうか、えらくぶっきらぼうで、昔の警察官の物言いって感じのしゃべり方でしたね、、、
最初の方も、「ここは駄目」それだけなんです。学校の方も同じ、「ここは駄目」って言われて、あっちではここへ駐めてくれっていわれたっていいましたら、携帯を出してなにやら話をしていましたけど、結局駐めていいことになったのでしょう。でも当人は怒ったのが恥ずかしくなったのか? 別な方が「あちらに駐めてください」って言いにきました。当人は私から10メートルも離れていなかったのに、、、
人に見てもらおう、大多喜の観光に役立てようというのが当初の目的なのでしょうね~ でも、日曜出勤を余儀なくされた、余計な仕事をさせられているみたいな雰囲気が伝わってきて、とてもいやな気分になってしまいました。
とても人に来てもらいたいって態度ではなかったですね。

以前、書いたことがありましたよね。いろんな町を巻き込んで企画を立てたりしていたころ、どんな人をあなたの相手に選びましょうか?って聞かれたことがありました。チューリップで有名な市の市長さんでした。「仕事を遊びでやる人がいいです」って答えたら、びっくりしてこちらを見ていました。「その企画が自分でも楽しいと思える人ならどんな作業でも楽しく、、、自分から仕事を見つけてやろうとするでしょう。でも仕事をいやいややっているのなら、ちょっとのことにもすぐにネガティブになってしまうからって」って答えましたら分かってもらえました。このときの担当者はそれ以来何十年も経っていますけど、このブログにもときどきコメントを書いてくれたりしています。
このような人は私にとっての財産なんですね。自分でも好きだから企画を立てる(私の場合はほとんどがアート関係ですが)おまけに、自分は黒子に徹したがる。だからお金も暇もなくなってしまいましたし、それらの仕事が私のキャリアにもなっていない。でも、そんな財産と、仕事の思いでは私の一生にとって、どれほどすばらしい価値を残しているのか、、、、
芸術性とか、啓蒙とかいったことは、その企画を立て、運営していくときの大命題。でもそれを終わっても残る財産が私にとってのほんとうの財産なのです。

何百万人が来るような企画にも携わったことがあります。最近も、お話がありましたけど、もうやれないよってお断りしました。
でもシステムが大きくなって、人が見えなくなって、それぞれの人がもつそんな熱意が阻害されてしまうようになれば、それは私たち企画を立てるほうの責任。それはとても辛い思い出にしかなりませんし、そんな企画は最初から立てなければいいのですね。

ある小さな町との企画では7年目に、町のかたがたとのお話で、当初の企画の意味はだんだんと浸透してきているはずなので、これからは町のかたがたが自分の目でもっと企画を広げるなり、深めるなり、変容させていって欲しいってお願いしました。そして、実はこの時期が一番大変な時期。恒例の企画が定着するか、萎んでいくかの境目なんですってお話しました。でもそこで町の外からの主導を期待していたのではいつまでたっても自分たちの企画にはならないのですよね。
私は業者じゃないので、平気でそんなことを言ってこられましたけど、、、

当初の熱意が、だんだんと恒例の、義務になっていく、そんなときにどう新風を入れていくのか、、、、なんて、昔のことを思い出していました。

おかげで、こちらはかなり萎えてしまって、レンゲを見ないで帰ってしまおうかとさえ思ったくらいです。


その二、まだありました、、、
関係者の車が、レンゲ畑の真っ只中の道路に止まっていました。ここで写真を撮る人はレンゲ畑と、その背景にいすみ鉄道を入れたいと思う人がたくさんいると思うのですけど、そのようなアングルでカメラを構えると、車がじゃまになるんですね。
ほんとうは、二枚目の写真は横位置で、もっとレンゲを前面に広く取り込んでみたかったのですけど、その車とステージが邪魔になって、このようなアングルしか取れませんでした。
気働きが足りないのかな~



それにこれは好みの問題でしょうけど、PAは何かあったときの連絡のために必要でしょう。でもBGMを流すなんて、自然を楽しみにしてきた人にとって邪魔になるだけじゃないかと、、、、
BGM、がんがんなんてもう30年も40年も前の流行ですよ。今や、どんどん少なくしていくのが普通なのにと思いましたね~




はかなくて過ぎにしかたを数ふれば

2009年04月25日 23時04分39秒 |  気になる詩、言葉

先日、式子内親王の

やにひほふ軒ばの桜うつろひぬ
   かぜよりさきにとふ人もがな
        (新古今集 2-137)

アップしましたところ、竹の風音さんから式子内親王の詩は好きだとのコメントをいただきました。
彼は、そのときに

さかづきに春の涙をそそきける
   昔に似たる旅のまとゐに 

を上げられていました。確かに新古今集のたくさんの素晴らしい詩人の中でも彼女の詩は光っていますよね。

今日は彼女のもう一つ別な詩。 

はかなくて過ぎにしかたを数ふれば
   花に物思う春ぞ経にけり
        (新古今集 2-101)

うつろうように過ぎていった昔を思うと
花を見ながら物思いにふけった春ばかりが思い出される
        ちょっと、意訳ですけど、、、


この詩は春の下に入っています。
目の前に花を見ながらこの詩を思い出すよりも、花の終わった今、しみじみと味わうほうがよりあっているように思えます。


それにしても、花枝を送りたい人はあまりにも遠く、、、

   

ゴールデンウィーク?

2009年04月25日 21時15分55秒 |  岬な日々
今日はゴールデンウィークの初日。今年は休みの取り方によってはずいぶんと長く休めるみたいだし、会社も不況で休みを取るのを奨励しているところもおおいのだそうですね。

毎日が日曜日の私には関係のない話のはずですけど、逆に、この期間はどこにも行きたくない。それに高速料金が安くなったといっても大都市圏を抜けなければその恩恵には預かれない。渋滞や混雑はごめんだから。

ということで、近間のれんげ祭りなんていうローカル催事でも見に行こうと思っていたのだけど、この土砂降りじゃね。
少し足を伸ばして隣町の海の博物館へ行ってきました。「小笠原の海の生物」なんて展覧会をやっているのです。
国道の混雑を抜けるために山側の道を行きましたけど、雨に濡れた新緑がとてもきれい。展覧会はそこそこ、生物学的な発表会というようなものでイベントとは程遠いものだけど、それなりに面白かった。帰りは国道を帰りましたけど、道は普段よりもすいていた。

みんなどこに行ったんでしょうね

草刈民代引退

2009年04月25日 21時03分54秒 | 日記
ずっといわれていた草刈民代さんの引退興行も終わりましたね。
体のあちこちに問題があって、それを乗り越えながらのバレエだったので、ご本人ももう満足なのでしょうね。

でも、庭の「草刈」をどうするかなんてもう使えなくなっちゃったのかな~
そろそろ横浜の家も草刈を始めなければならないのだけど、、、、




草刈民代「やり切った」バレエ引退(サンケイスポーツ) - goo ニュース

Susan Boyle

2009年04月25日 09時06分08秒 | 芸術・文化
先日来、有名になったYouTubeのSusan Boyleの画像です。
冒頭部分での彼女の話や、審査員との受け答え、審査員の表情、、そして彼女が歌いだしてからの審査員の驚きや会場の歓声、、、、どれをとっても、まるできっちりと計算された話のように進んでいきますね。

でも、ハリポタの作者もそうだったけど、それまでまったく知られていない人がひょっこり現れてくる。
だいたい、ある程度の才能を持ったアーティスト(なにもアーティストに限ったことではないのだけど)はいくらもいる。有名になるかどうかは、そのチャンスに恵まれるかどうかなんです。

音楽やダンス、演劇、ビジュアル系でもインスタレーションなど、発表の場がなければ自分を表せないジャンルってあるんです。
絵画、彫刻、陶芸など、場がなくても作品は作れるものをメインで手がけていると、発表できなくても、自分の物を作っていくことが出来るなんていいがちだけど、場がなければ自分の作品を作るチャンスさえない人たちもいるんだな~って。

でも、その場を得るために、場を得たら、名声のために、、、、最終的に自分の作品を駄目にしてしまう作家も多いのだけど。


なんて、話がとんでもないところへジャンプしてしまいますね、、、


http://www.youtube.com/watch?v=9lp0IWv8QZY

残り物の残り、、、、ハナミズキなどなど

2009年04月24日 13時05分27秒 |  多摩川散歩


先ほどの日記ではレンゲの代わりに残り物の詰草をアップしました。
その残りの残り物。さて、残り物に福はあるのでしょうか?



空はだんだんと曇ってきました。明日は雨の予報ですから仕方がないことですよね。
気温も先日の25度を境にどんどんと下がってきています。今日、明日は10度ほども低い。



でも七十二候では穀雨の次項の季節、霜が止み、苗が出る季節なのです。
千葉は早場米の産地、いすみではもう田植えが終わったところがほとんどです。
もう気温が低くなったとはいえ、一頃の寒さを感じることはなくなりました。
来週は八十八夜、いよいよ春から夏への切り替わりなのですから。



今の日本でお茶を詰めてもらうために茶壷を送る人って果たしてどれくらいいるのでしょうか。その心豊かな恵まれた人々にとっては茶壷を用意する時期でもありますね。



多摩川のピンクのハナミズキは先週アップしていますので、今日は白。


桜が終わり、花水木もそろそろ終わりに近づきました。

大多喜のレンゲ祭りに思いをはせながら、多摩川のツメクサ

2009年04月24日 10時55分17秒 |  多摩川散歩


明日は大多喜のレンゲ祭りなのだそうです。
詳細はこちらね; http://www.town.otaki.chiba.jp/kankou/event/renge/main.html
この会場は先日、菜の花といすみ鉄道を撮ったところです。

この近くの平沢村の筍も今が旬なのかな?
とれとれの筍はもともとえぐみが少なく、歯ざわりもよくとてもおいしいのですけど、平沢村の土は粘土質なので、他よりももっとえぐみの少ない良質のもの。一度は食べて見られることをお勧めします。

本当は昨日いすみに行って、今日あたりは平沢村で筍ご飯、そして大多喜のレンゲを撮ろうかと思っていたのですけど、昨日も書きましたけど、左の脇腹が痛い。荷物を持ち上げようとするとちょうどぎっくり腰みたいな感じになるのです。なので昨日は出発を延ばしました。今日、様子を見ながら、どうしようか決めましょう。
なんせ、運転席にいる限りはそんなに姿勢を変えないのでいいのですけど、中腰で荷物を持ち上げるのができないので、ちょっと困っています。

明日は一日雨の予報。となると大多喜へ行くのを日曜日にして、勝浦の海の博物館にでも行って「小笠原諸島の海のいきもの」なる展示を見てきましょうかと思っています。
海の博物館はこちら:http://www.chiba-muse.or.jp/UMIHAKU/
連休の初日ですけど、伊豆などと違い、房総のいいところは道がたくさんあること。国道がどんなに混んでいても、抜け道さえ知っていれば、楽勝です。

ということで、まだまだいすみには入っておりません。行けるかどうかも分かりません。多摩川に出るにも腰が痛いので無理。
レンゲの群落に思いをはせながら、お蔵入りしていた昨日のツメクサなどでお茶を濁しましょう。



しかし、ムラサキツメクサと白のツメクサの葉っぱが違うなんて、この歳になるまでしらないというのは、私もずいぶんとお粗末ですね~




素晴らしい礼節の国、我が日本

2009年04月23日 17時16分08秒 |  これがまあつひのすみかか我が日本


先日はどこかの国のアスリートがスポンサーを見つけるのに裸で街を走ったらしいけど、美しき我が日本では、当然そんな野蛮なことは通用しない。
誰も見ていない真夜中の公園で、酔っ払って服を脱いでも、「公然わいせつ」で警察に逮捕される。当然ですよ。日本の公序良俗の伝統を馬鹿にしてはいけません。
でも、誰かが見ているから「公然」なのでしょう?
「公然わいせつ」って誰が見てたの?
昨日はお月様だって、もうほとんど端っこしかでてなかったよね~


それにしても、これでCMを降りるような、スポンサーの名前はちゃんとメモしとかなきゃ。これこそ日本の伝統を守る立派な会社だものね~






青いシャツにうつろな表情=草なぎ容疑者、無言のまま車へ(時事通信) - goo ニュース

ブンブンブン  ツバメその他 飛び物たち

2009年04月23日 15時25分52秒 |  多摩川散歩


天気予報だと昨日よりも気温は下がるとのことでしたけど、今日の昼はすばらしい青空、気温もかなり高めでしたね。
多摩川の河原にはツバメがすいすい。



この時期には、毎年の恒例としてツバメのおっかけ、、、、



昨日もちょっとやりましたけど、今日もまた、、、



でも、毎年、ツバメは難しいな~って泣いているんですけど、私も懲りないですね~



さすがにツバメは速いな~



ボクちゃんも負けずにがんばろう、なんちゃって、、、
なんて言っているのも、いましたけど



ユリカモメがいなくなると、



今度はコアジサシが来ますね。
こちらも、また十分に速い。
私はまたまた泣くのですよね、、、



カメラバッグと三脚を背中に背負って、飛び物たちを右や左って追っかけていましたら、左の脇腹を痛めてしまいましたがな。
今日からいすみに行こうと思っていたのに、今はそろそろと動くしかできません。
様子を見ましょうね~

若いつもりでも、、、、、
あぁ、その先は言わないで。


いぇ~~ぃ! 最高の日和だ~

2009年04月22日 18時20分50秒 |  多摩川散歩


先ほどの日記にも書きましたけど、今日の東京は25度を越えて、散歩をしていると汗ばむような陽気。薄曇ではありましたけど、最高の日和でしたよ。

蝶々も「いぇ~~ぃ」




風に乗って、花から花へと、、、



ツバメも「いぇ~~ぃ」




こちらは、ちょっと優雅に「いぇ~~ぃ」




そして、「いぇ~~ぃ」
コアジサシ? いえいえ、ユリカモメちゃんの顔が日焼けしたんですよ。



こちらは、日焼け止めローションをばっちりと使っていたようですね~



そして、こちらは「いぇ~~ぃ、いぇ~~ぃ」
お昼ご飯までゲットしちゃったんですから、、、、



先日、知人のブログにブラウニングの「ピッパの歌」が掲載されていました。私も、この詩を使っていますよね

神、空に知ろしめす 
すべて世は事も無し
            
ほんと、自然と、それを作った神様(いつから信心深くなったかとか、どちらの神様かなんて質問には一切お答えできませんので悪しからずご了承くださいませませ、なんて、お答えしても、明日には違うことを言っていそうなのでね~)に感謝したくなるような一日でした。