大多喜のレンゲ祭りに行ってきました。
毎年の恒例行事で、今年は25日と26日の予定でしたが、25日は大雨のために中止でした。
今日は朝からいい天気。昨日の寒さとは打って変わって、暑いくらいの日になりましたけど、私が行ったのは早朝でしたので、肌にはちょうど優しい気温。空気も澄んでいて、開けた山間の草原の朝って感じで素晴らしい時間でした。
昔はレンゲなんてどこにもあった気がしますけど、最近レンゲを見ることが少なくなってきていますね。一面に広がるレンゲを見ているとなんとなく昔を思い出して、、、、もう遠い遠い過去になっていることに愕然としたり、、、
レンゲを見てみたいと思ったのは、そんな、なんとなく昔を懐かしむという気持ちもあったのですね。
でも、こんな風に自然を楽しむ、風の匂いや、音を楽しみ、草の匂い、空の色や、新緑の美しさに浸る、こんな思いでいくのなら、このレンゲ祭りはあまりお勧めできないのかもしれません。
辛口なことをいうと主催者や関係者の方には申し訳ないけど、でも高々一日のページビューが1200前後という弱小ブログとしては、それほど影響はないでしょうから、思い切って書きましょう。
手順が悪い、、、
最初、他の車も入っていましたので、駅前のスペースに車を入れました。そしたら、「ここは一般の人の車は駐車できません」ってエラク怒られましたよ。でもそんなことはどこにも書いてないのです。なら、もう少し普通の話し方でそれを言ってくれてもよかったのにってちょっとむっときました。
別な方が、「小学校のアスファルトの引いてあるところにに駐めてください」ということで、小学校に行きました。そしたらここでも、一般の車は駐車禁止だよって怒られる始末。
情報がきちんとみんなに伝わっていない。
イベントなどをやるときの一番基礎的なことなのだけどね~
それに、駅と学校のこのお二人、もしかして町の役場の方なのでしょうか、えらくぶっきらぼうで、昔の警察官の物言いって感じのしゃべり方でしたね、、、
最初の方も、「ここは駄目」それだけなんです。学校の方も同じ、「ここは駄目」って言われて、あっちではここへ駐めてくれっていわれたっていいましたら、携帯を出してなにやら話をしていましたけど、結局駐めていいことになったのでしょう。でも当人は怒ったのが恥ずかしくなったのか? 別な方が「あちらに駐めてください」って言いにきました。当人は私から10メートルも離れていなかったのに、、、
人に見てもらおう、大多喜の観光に役立てようというのが当初の目的なのでしょうね~ でも、日曜出勤を余儀なくされた、余計な仕事をさせられているみたいな雰囲気が伝わってきて、とてもいやな気分になってしまいました。
とても人に来てもらいたいって態度ではなかったですね。
以前、書いたことがありましたよね。いろんな町を巻き込んで企画を立てたりしていたころ、どんな人をあなたの相手に選びましょうか?って聞かれたことがありました。チューリップで有名な市の市長さんでした。「仕事を遊びでやる人がいいです」って答えたら、びっくりしてこちらを見ていました。「その企画が自分でも楽しいと思える人ならどんな作業でも楽しく、、、自分から仕事を見つけてやろうとするでしょう。でも仕事をいやいややっているのなら、ちょっとのことにもすぐにネガティブになってしまうからって」って答えましたら分かってもらえました。このときの担当者はそれ以来何十年も経っていますけど、このブログにもときどきコメントを書いてくれたりしています。
このような人は私にとっての財産なんですね。自分でも好きだから企画を立てる(私の場合はほとんどがアート関係ですが)おまけに、自分は黒子に徹したがる。だからお金も暇もなくなってしまいましたし、それらの仕事が私のキャリアにもなっていない。でも、そんな財産と、仕事の思いでは私の一生にとって、どれほどすばらしい価値を残しているのか、、、、
芸術性とか、啓蒙とかいったことは、その企画を立て、運営していくときの大命題。でもそれを終わっても残る財産が私にとってのほんとうの財産なのです。
何百万人が来るような企画にも携わったことがあります。最近も、お話がありましたけど、もうやれないよってお断りしました。
でもシステムが大きくなって、人が見えなくなって、それぞれの人がもつそんな熱意が阻害されてしまうようになれば、それは私たち企画を立てるほうの責任。それはとても辛い思い出にしかなりませんし、そんな企画は最初から立てなければいいのですね。
ある小さな町との企画では7年目に、町のかたがたとのお話で、当初の企画の意味はだんだんと浸透してきているはずなので、これからは町のかたがたが自分の目でもっと企画を広げるなり、深めるなり、変容させていって欲しいってお願いしました。そして、実はこの時期が一番大変な時期。恒例の企画が定着するか、萎んでいくかの境目なんですってお話しました。でもそこで町の外からの主導を期待していたのではいつまでたっても自分たちの企画にはならないのですよね。
私は業者じゃないので、平気でそんなことを言ってこられましたけど、、、
当初の熱意が、だんだんと恒例の、義務になっていく、そんなときにどう新風を入れていくのか、、、、なんて、昔のことを思い出していました。
おかげで、こちらはかなり萎えてしまって、レンゲを見ないで帰ってしまおうかとさえ思ったくらいです。
その二、まだありました、、、
関係者の車が、レンゲ畑の真っ只中の道路に止まっていました。ここで写真を撮る人はレンゲ畑と、その背景にいすみ鉄道を入れたいと思う人がたくさんいると思うのですけど、そのようなアングルでカメラを構えると、車がじゃまになるんですね。
ほんとうは、二枚目の写真は横位置で、もっとレンゲを前面に広く取り込んでみたかったのですけど、その車とステージが邪魔になって、このようなアングルしか取れませんでした。
気働きが足りないのかな~
それにこれは好みの問題でしょうけど、PAは何かあったときの連絡のために必要でしょう。でもBGMを流すなんて、自然を楽しみにしてきた人にとって邪魔になるだけじゃないかと、、、、
BGM、がんがんなんてもう30年も40年も前の流行ですよ。今や、どんどん少なくしていくのが普通なのにと思いましたね~