以下の2章を追加しておきます。
D70などに使った例などがウエブにも紹介されています。ニコンと接写リング(ニコンではこう呼んでいます)あるいは、中間リングなどで検索してみてください。マニュアルだけの設定になりますが、ウエブで調べたものも、私のテストでも問題は特にありませんでした。
ただニコンのサポートにはM2があったことは記載されているけど、詳細なデータがないということで、あまり薦めていませんでした。付けてすぐに故障などということはまずないと思いますが、カメラが異常なデータを返してきたりしたら使用をやめてください。
M2の使用に関してはあくまで自己責任でお願いします
M2は当時の35ミリカメラ用のAiの55ミリマクロレンズに取り付けて等倍になるように設定されているものです。ずいぶん古いものになりました。
新しく購入しようとされている方ならPKで始まる型番を持つものなら試験済みで問題ないとサポートは言っておりましたので、そちらをお勧めします。
ところでずっと気になっていた手持ちの1000ミリのレフレックス F11は製品番号によっては使用できないレンズに掲載されています。その理由が取り付け部分の構造的なものでカメラ側と干渉するためなのか、そうなら間に私がやったようにテレコンバーターを付ければ問題ないのかと聞きましたら、そのとおりで問題ないとのことでしたのでご報告します。
ただし、手持ちの一番倍率の低いテレコンバーターでも1.4倍。1000ミリにこれをつけると1400ミリ。 D300につけると2100ミリになります。このクラスですと三脚をつけてもミラーショックでブレを起こしやすい。どこまで使えるかは別な問題ですけど。
おもちゃ箱をひっくり返していましたら中間リングが出てきました。これデジカメにも使えるかなって、試してみました。
中間リングはカメラとレンズの間に取り付けて、最短距離を短くするアクセサリー。
その効果は以下をご覧ください。
カメラはD300 中間リングはニコン M2 掲載写真は全部リサイズのみです。
夜になってからでしたので光源は蛍光灯。光が回っていますのでコントラストは弱めになってしまいました。
次回は太陽光のもとで試してみます。
Micro Nikkor-P.C. 55mm F3.5 最短距離での撮影(24センチって出ています。注意 最近のマクロの説明ではレンズ前面からの距離を書いてありますが、これはカメラの受光面からの距離です)
上にM2をつけたもの、距離がやや半分になっています。
Micro Nikkor 200mm F4 これも最短距離からの撮影
上にM2をつけたもの。
中間リングで少し絞り込んであげるとけっこう使えると思います。
M2は絞りなどの連動ができませんので、露出倍数を考えた上での、マニュアルになります。
PKはその点連動できますので便利ですね。
テレコンバーターで最短距離を稼ぐ方法はいままでも何回かアップしています。
本来は焦点距離を稼ぐのが目的、物によっては無限大での使用を考えて設計されているものがあります。(最短距離だと絵が甘くなる)
クローズアップフィルターは露出倍数も考えなくてよくて一番面倒がないですが、描写力がちょっと甘くなりがち。
リバースアダプターはレンズによっては(望遠気味のレンズ)効果がでませんし、えらくつかいがってがわるい。とにかくピントあわせが難しいのです。
ベローズは使い勝手も含めてかなり難しい。本気でマクロに取り組む必要がなければあまりお勧めしません。
中間リングは明日から、リュックに入れておきましょう。
ところで、私はマクロレンズはフィルムカメラ時代の古いレンズを使っています。たまたまこれらが手元にあったことが一番の理由ですが、クローズアップ撮影の場合、ほとんど三脚を使用しますので手ブレ防止は不要。それにピントをどこに合わせるか、どこまで絞り込むかはそのときによって違うので、オートフォーカスも必要なし。ということで、最近のAFや手ブレ防止つきのレンズを買う必要がないのですね。
中間リングなどもまったく同じ。たしかに新しいPKは組み合わせるレンズによっては露出はオートになります。(フォーカスは手動)それは便利な面がありますが、いずれにしろ決定的な要因ではない。
もちろん標準(フィルムカメラの50ミリレンズのこと)も200ミリもマクロがついていないものも使います。これは遠景になったときの描写力がマクロがつかないほうがいいのではないかという漠然とした考えによるもの。
もしこれからマクロ撮影を始めたいという方がありましたら、私のような考え方でレンズを選んでいる人もいることを知っておいたほうがいいですね。
それにこの手の中古レンズは凄く安くで手に入りますよ。