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夢幻泡影

「ゆめの世にかつもどろみて夢をまたかたるも夢よそれがまにまに」

極小の無限

2007年08月29日 10時06分16秒 | 芸術・文化
一光年を秒とするこの無限に広がる宇宙の中で、
小さな命が生まれる。

その宇宙に生命が生まれてから今までの時間ですら極小ともいえないほどのつかの間。
その種の持つ時間、そして種の個体の持てる時間。

固体としては無限とも感じられる時間。
極小の極小の時間の中で生物は必死に生きていく。

愛を探し、その愛の中で自分の生の記憶を育て残していくために。

それは親から授かり、子へと受け継がれていく、種の記憶。

作家が世評を気にするのは、作品を作り、評価してもらう環境を作るため
作家が自分自身を必死に見ようとするのは、その作品に込める魂を磨くため
世評のため、作品のために自分を見失い、汚すのであれば
それはもう作家ではない。
そのような作家から生まれる作品はもう作品ではない。
どんなに有名になろうとも、いつかはその作家は自分でそのことに気がつくだろう。

人の一生が至上なのではない。それは環境。
人の愛が至福のものでもない。それも環境。
愛は単なる手段、人の一生は単なる道具。
恵まれた愛、幸福な一生は、それを受け継ぐ幸福な子孫への贈り物。






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