百に千に人は言ふとも
月草のうつろふ心
我れ持ためやも
万葉集 12-3059
作者不詳
百に千に(ももにちに)
なんだかんだって人は言うけど
月草のような移り気な心
私は持ってないよ
なんちゃって、浮気性じゃなきゃこんなこと言って言い訳する必要ないよね。。。
もちろんここの月草は露草のことだというのは以前にも書いてますよね。
このブログでも何度か書いていますけど、露草の色って褪せやすいのだそうです。
だから着物の下染めに使ったりするんだそうです。(今でもつかっているのかどうかは知りません。友禅をやっている方がお近くなんで、今度聞いてみましょう)
だから、移り気とか浮気とかを表すのに使われたりして、、、
似たようなものに紫陽花がありますよね。
あれは色が変わるからですね。
万葉集には露草がいくつも出て来ますけど、ほんとうはもっと好きな詩があるんですけど、それはそのうち、、、、