2015.11月25日 外気温:14.8℃ 室温:23℃(暖房)
今日は寒い日となりました。小雨も降ったりしてね。寒さに体を慣れさせないと、
って思うこの頃です。
1.動機
先に、「NE76084」でFM帯のプリアンプを2台作りましたが、過去に作った
2SC4592と言うft:7GHzのバイポーラチップTRで430MHz帯のプリアンプを
10年前に作り良好だったのでFM帯で試して見たくなり、回路設計、基盤設計を
行い実際に動作させた結果良好なので参考迄に投稿致します。
2.過去に作った430MHzの回路と基盤
回路図
430MHz帯で18dB程度のゲインとNF:1.5程度は達成していると思います。
2015.12/16 追記
レギュレータは78L08、300Ωに10mA流して、その電圧が3.0Vになる様にBAIS抵抗20Kを
調整すると、Vce:5.0Vになるという仕組みです。
3.FM帯での試作
3.1 2SC4592の特性
NFが最小とゲイン最大に妥協点として、Vce:5.0VでIc:10mAとして設計します。
3.1 回路図
回路図です。VR1:5KΩでVce:5.0Vに設定、Bias VR2:5KΩでIc:10mA(100Ωの電圧)。
3.2 基盤
40x70です。
コイルは0.8Φのスズめっき線で、直径6.8mmの6t、幅:7~8mm、タップは3Tと1Tです。
3.3 部品実装図
こんな感じです。
3.4 基盤作成
Pカッターと彫刻刀でランド(島)を作りますが、部分実装時に1つランドを忘れて
追加しました。(基盤図が正しい)
3.5 部品実装
部品実装が終わった所です。
3.6 調整
Vce:5.0V(LM317LZのVR1:5kΩで設定)、Ic:10mAに設定(BIAS:VR2:5KΩ)
SGとFMチューナを繋ぎ、最初は80.5MHzで最良感度になる様にTC1,TC2を調整。
FMチューナのSメータで調整
調整済みです。(最終は82MHzでピークを合わせています)
4.特性の比較
4.1 NE76084①、②と2SC4592の比較
4.2 グラフによる比較
NE76084 1号機にゲインで匹敵している事が分かります。
4.3 中心82MHzに設定したグラフ
SGの信号レベルは、-80dBmです。チューナを飽和させない為です。
5.終わりに
10年以上前に大量に入手して有った、2SC4592:日立製で米粒大の石ですが、
チップ部品も在庫が増えて試作実験して見ましたが十分に使えますね。
注意は発振しやすいのでコレクターにフエライトビーズ(FB101など)が必須です。
又、エミッタに抵抗を入れず、固定バイアスですのでNFには貢献していると思います。
さあ、次はどんな石で遊ぼうかって考えます。
秋月電子で売っている格安のTRやFETで試して見るのも面白いかと思います。
楽しかったですね。外は雨?だが、心は
*参考 過去に作った430MHzのプリアンプ
例1 3SK121 430MHz帯
回路図
実装図
実際の実装基盤 3Sk121は「UG」とマークあり。
例2 SGM2006M 430MHz帯
回路図
基盤
実装図
実物 汚れています。
次は、何を作るかな。
今日は寒い日となりました。小雨も降ったりしてね。寒さに体を慣れさせないと、
って思うこの頃です。
1.動機
先に、「NE76084」でFM帯のプリアンプを2台作りましたが、過去に作った
2SC4592と言うft:7GHzのバイポーラチップTRで430MHz帯のプリアンプを
10年前に作り良好だったのでFM帯で試して見たくなり、回路設計、基盤設計を
行い実際に動作させた結果良好なので参考迄に投稿致します。
2.過去に作った430MHzの回路と基盤
回路図
430MHz帯で18dB程度のゲインとNF:1.5程度は達成していると思います。
2015.12/16 追記
レギュレータは78L08、300Ωに10mA流して、その電圧が3.0Vになる様にBAIS抵抗20Kを
調整すると、Vce:5.0Vになるという仕組みです。
3.FM帯での試作
3.1 2SC4592の特性
NFが最小とゲイン最大に妥協点として、Vce:5.0VでIc:10mAとして設計します。
3.1 回路図
回路図です。VR1:5KΩでVce:5.0Vに設定、Bias VR2:5KΩでIc:10mA(100Ωの電圧)。
3.2 基盤
40x70です。
コイルは0.8Φのスズめっき線で、直径6.8mmの6t、幅:7~8mm、タップは3Tと1Tです。
3.3 部品実装図
こんな感じです。
3.4 基盤作成
Pカッターと彫刻刀でランド(島)を作りますが、部分実装時に1つランドを忘れて
追加しました。(基盤図が正しい)
3.5 部品実装
部品実装が終わった所です。
3.6 調整
Vce:5.0V(LM317LZのVR1:5kΩで設定)、Ic:10mAに設定(BIAS:VR2:5KΩ)
SGとFMチューナを繋ぎ、最初は80.5MHzで最良感度になる様にTC1,TC2を調整。
FMチューナのSメータで調整
調整済みです。(最終は82MHzでピークを合わせています)
4.特性の比較
4.1 NE76084①、②と2SC4592の比較
4.2 グラフによる比較
NE76084 1号機にゲインで匹敵している事が分かります。
4.3 中心82MHzに設定したグラフ
SGの信号レベルは、-80dBmです。チューナを飽和させない為です。
5.終わりに
10年以上前に大量に入手して有った、2SC4592:日立製で米粒大の石ですが、
チップ部品も在庫が増えて試作実験して見ましたが十分に使えますね。
注意は発振しやすいのでコレクターにフエライトビーズ(FB101など)が必須です。
又、エミッタに抵抗を入れず、固定バイアスですのでNFには貢献していると思います。
さあ、次はどんな石で遊ぼうかって考えます。
秋月電子で売っている格安のTRやFETで試して見るのも面白いかと思います。
楽しかったですね。外は雨?だが、心は
*参考 過去に作った430MHzのプリアンプ
例1 3SK121 430MHz帯
回路図
実装図
実際の実装基盤 3Sk121は「UG」とマークあり。
例2 SGM2006M 430MHz帯
回路図
基盤
実装図
実物 汚れています。
次は、何を作るかな。
大変残念です。
同様なものを作られた様で良かったですね。
電源はACアダプタを使っていますので、LM317LZをつかいましたが単3 二本でも可能です。
回路図の絵(画像?)が見れないと言うご指摘は初めてですが、ブラウザはIE11(又はEdgg)で見られるはずです。古いブラウザでは見えないかも知れません。
私のPC環境はWIN10-PROノートを使っていて、IE11です。
消費電流:約10mA少々です。
コメント頂きありがとうございました。