gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

TOKYO HY-POWER社製 HL-726Dの修理

2014-03-21 22:26:36 | アマチュア無線機器関係
2014年3月21日 室温22℃ 外気温17℃


3月17日に修理依頼で受け取り、19日調査・修理したものです。

144/430 オールモード50Wリニアアンプですが、電源ラインのショートと
見られる症状でした。
ファイナルは2SC3102ですが破壊?と思われましたがオーバ入力していないので
他の原因と仮定して、ストリップラインに繋がるすべての部品の片側の半田を
外したらショート状態が消えましたので、各部品のショートの有無を調べてみたら、
430の出力側のトリマー(TC4:22PF)のショートでした。緑色は10PF?の様で
プラ部分も半田こての跡があり、不良品でした。

また、TC2:10PFも絶縁不良でしたので、手持ちの10PFと交換しました。

2SC3102のC-E間、B-E間、B-C間を調べるとダイオード特性でショートは無かったの
で先のTC4が原因と断定して不良部品の交換をしました。TC4の緑ってフリップス
のトリマーで10PFなのですが、回路図上は22PFなので手持ちの茶色22PFと交換しました。


修理後の基盤の状態です。



144MHz帯の調整後のダミーロードで10W入力で55W出ていますので正常です。


この後、430側のANT切換えのリレーも不良でパワー20Wしか出ません。

リレーは元高見沢製(現富士通)の「UM1-12W-K」です。入手難です。

高級なリニアアンプでは同軸リレーを使うのですが、コスト削減なのでしょうか。

交換して、パワー調整すれば直るはずです。

まずまずです。

2014年10月8日追記

同軸構造リレー「UM1-12W-K」はその後、ヤフオクで見つけて、依頼者に
2個送り、交換後は50W出ている事を確認しています。

HL-726Dをお持ちの方は見つけたら即買いです。

代替品があれば、知らせて頂けると幸いです。

私が所有のHL-726Dは快調に動作していますが、ある日433側のプリアンプ
が突然にATTになり原因を調べたら、MGF1302の破損でしたが、2SK571交換
で良好動作しています。(別の場所で修理状況を掲載)

更に、FHX35LPでも感度は少し下がるが使えると思います。

くれぐれも、入力パワーは10W以下で(433は特に)使うのが安全です。

3LEDランタンを充電式に改造してしまった

2014-03-13 18:22:01 | 電子工作
2014年 3月13日 雨 室温21℃ 外気温 15℃
暖房してこうだから寒いんでしょうね。

今日は、昨日買って来た100均のLEDランタンが単3を4本も
使用するって面倒と思い、ノートPCから外した公称3.7Vの
LI-ION充電池を搭載して充電機能も加えて見ました。

この手の充電池は扱いを誤ると事故に繋がりますので、自己責任ですよ。


改造後の点灯状態です。100円の商品にしては良いし、停電時にも有効です。


分解してLI-ION充電池を入れた所です。
元の電池ケースの配線の色がアカ:+、黒:ーと思いきや、逆でしたご注意を。

又、電池への配線はタブを残してあったので、ステンレス用フラックスを塗って
短時間で半田付けします。ここは危険な作業です。


充電回路部品と充電表示器(赤LED)を付けた所です。


充電中です。DCアダプター(6V位)でも良かったのですが実験なので端子です。


回路図です。

LI-ION充電池の充電は、怖いので最大400mA迄として、LED点灯し、
電流が250mA程度でLEDが消灯する様にVR10KΩを調整しました。
擬似定電流充電と言ったところでしょうか。
充電池の電圧が上がって来ると充電電流も減ります。

で、せいぜい、1H~2Hで必ず人が傍にいる状態で行う様に気を付けています。

キャ○ドウってお店の商品は良く見ると、ダ○ソーに無いものもあり、
100円ですし、お遊びには良いですね。

ただいま連続点灯試験中です。

2014年3月14日追記

一晩廊下に点灯しておきました。全く光具合は変わりませんでした。

で、充電(9V)で、400mA流れ、1時間で300mA迄下がりましたが、
250mAになって消灯するには待てませんので、約300mAでLEDが消灯
する様にVRを設定し直しました。電圧は4.1Vもあり十分でしたし、
過充電が怖いので、1時間充電で十分と判断しました。

LEDに流れる電流は、30mA以上、60mA以下と予想され、省電力ですから、
これで良いと勝手に決めました。

それと、36Ωx3の部分は熱くなるので、外側のケースに4mmの穴を
6ケ所開けて放熱を考慮して有ります。

まあ、ダ○ソーのニッケル水素充電池単3を4本でも良かったのですが、
改造したくなってしまうんです。(笑い)

良かったです。

UV3R mrk2 TSS認証・総務省変更申請通る

2014-03-09 15:02:45 | アマチュア無線機器関係
2014年3月9日 室温19℃ 外気温16.5℃(太陽熱?)

技術的な興味と順法精神をモットーとしていますので下記を
実施しました。

3月3日に総務省から、国産3台、中華製1台の無線機のTSS認証後
の変更申請済みの移動局の免許状が届きました。

問い合わせがあるかと思ったのですが無かったです。

これで堂々と外に持ち出して運用出来ます。

国産の無線機でも技術認定番号の無い無線機はTSSの保証認定が
必要ですし、ましてUV3R mrk2にあっては、工事設計書以外に

①送信機系統図の添付
②アマチュアバンド以外の送受信が出来ない改造
③144MHz帯のスプリアス低減対策の改造
④PCにUSBケーブルを繋いで本体と通信させて周波数変更出来ない証拠

回路図の場所、改造前、改造後の変更画像の資料を
WORDで作成して添付しました。

尚、このTSS認証届けの書類には押印が必要でしたので
紙でレタパライト350円でTSS(株)宛てに送りました。

変更申請(総務省行き)の書類も一緒です。

改造の詳細は公開致しません。理由は測定器や改造技術の
無い方のトラブルに責任が持てませんし、専門業者さんの
営業妨害になるといけないと思ったからです。


UV3R mrk2のケースがざらざらしていてシールが貼れないので、
紙やすりの荒めと仕上げ用を使って、貼る部分を滑らかにして貼りました。

UV3R mrk2の改造のHPを見ると、特に周波数変更設定を元に戻せる
様な安易な改造も見受けられ、外付けのSP-MICジャックを外さないと
認証が通らない場合も有り、従事者免許資格によってはだめな場合も
ある様です。

誰からも突かれず、堂々と運用が出来るって気持ちが良いです。


大変でしたが。→良かった

ADONIS AM-601スタンドマイクのIC-251対応とVUメータ照明化

2014-03-02 10:58:26 | アマチュア無線機器関係
2014年3月2日(日)、小雨 室温19℃、外気温度12.5℃
天気は悪いが、春が近くに来ているようだ、三寒四温が続くのだろうか。

昨日迄に終了しました。ADONIS AM-601の改造依頼を受けていましたので、
こういう改造も有りで、皆様の参考になればと投稿致します。

*追記 ADNISの表記は、ADONISが正しいです。訂正しておきます。
 
1.改造点

・ICOMのIC-251用に補助アンプを搭載させて、他のICOM機と切り替える
・VUメータの照明化(電球色高輝度LED)

2.完成状態

左上にIC-251用と通常の動作との切り替えSW、VUは照明がIC-251時に点灯。


蛍光灯の反射で実際はそうではない。

3.補助アンプ回路図と4回路2接点にSW配線

回路図です。2SC1815-GR(hfe:実測約350を使っています)

補助アンプの完成状態

ICOM 8ピンソケットとの接続図です。


4回路2接点SWとケーブル(ADONISは4芯なので8芯に交換している)

4.実装状態


狭い場所に何とか実装出来ています。

5.動作状態

実際にIC-251に繋いで、COMP-HIGHで深い変調がかかります。
本体だけだと浅くて使えませんが、他のICOM製では補助アンプは不要に
なるので、ADONISのオリジナル状態にSWで補助アンプを迂回します。

*2014.3・3追記
ADONIS本体の電源は3Vの電池駆動ですが、9V→3Vを組み込めば
電池不要になりますが、今回は実施していません。

・VUメータの照明は電球色高輝度LEDで3φ+光拡散キャップ使用します。
 取り付けは、基盤に3.5φを開けて取り付け位置を見てホットメルトで固定

 電流制限抵抗は1/6Wの1KΩを付けています。
 電流=9.4V-3.4V/1KΩ≒5~6mAと言う所です。

6.その他

実装終了後にテストすると、PTTがONにならない不具合が出ましたので、
パターンの追半田をするが直らず、PTT制御のTR:2SC1627Aをはずしhfeを
計ると130位で正常で、付け直して見ると正常に動作します。

半田付けが劣化していた様で、基盤のすべ再半田しなおしました。
 
参考になれば幸いです。

2014.3.3追記
Compressor HIGHで動作時、声を出した最初にノイズ(プツ音?)が
入る様で、これを直すには使用している電解コンデンサ交換と、
半田付け、TR(個別部品)などどこで出ているか調べるのも面倒
なので止めました。マニュアル動作でVOLで可変して使う分には問題
無かったので良しとしました。回路図があればピンポイント修理
可能なんですが。