gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

「続」ADONIS AM-303の改造、またやってしまった。

2013-12-25 13:49:09 | アマチュア無線機器関係
2013年12月25日 室温20℃ 外気温度13.7℃

なんとなく暖かい気がする日ですね。

ADONIS のスタンドマイクを使って見ましたが、以下2点が気になり、改造
してしまいました。

1.POWERのLEDが赤っておかしいですので、緑LEDに交換。
2.送信中の表示も時間制限機能も無いので送信時、赤LED点灯するように改造。


POWER(通電:緑)、PTT押すと赤色LEDが点灯しています。

このスタンドマイクは、KenwoodのTW-4000用に使うので、⑤ピンに内部8V-10mA
を引き出しています。

又、他のKenwoodなら8V-100mA位出ていると思いますので使えると思います。

回路図です。



Q1はhfeの高い石を使って下さい。今回はQ1:2SC1815-GR、Q2:2SC1815-Yを使用。

TW-4000のPTT端子には約0.65Vが出ていますので、この電圧を利用して
2石使ってLEDスイッチとしています。(低すぎる場合はこの回路ではNG)

この電圧が高すぎる場合は、(4.5Vなど)はRを100KΩ以上で調整して見ると良い。

動作説明

PTTがオフの場合は、Q1がオンでコレクタ電圧≒0Vですので、Q2がオンしません
がPTTがオンになれば、Q1のコレクタ電圧が上がり、1/2VCCと分圧してQ2が
オンになりLEDが点灯します。はじめ1石で試験したのですが上手く行かず、
こうなりましたが、小型のダーリントンTRなどなら1石で上手く行くと
思いますが、省電力を追求すると、こういうのも有り(汗)です。

省電力にする必要が有るので各抵抗値も大きく、LEDの電流制限抵抗も大き目です
が十分に視認性も良く眩しくなく問題ないです。

実装状態



秋月電子のユニバーサル基盤を細かく切って部品実装し、ホットメルトで固定。

送信中って言う警告表示があると、安心しますね。


良かった。

余談です。

この改造をするには、基盤を外す必要が有りまして、ビス2本外す以外に、
PTT、LOCKのスイッチの基盤上の半田を取らないと外れません、参考迄。

それと、POWERのLEDの左側に隠し穴が開いていました。後で気が付いたのです
が、TXとRXでLEDが交互に点灯する改造が出来ると面白いですね。残念

ADONIS AM303スタンドマイクのレストア

2013-12-24 20:08:46 | アマチュア無線機器関係
2013年12月24日 室温21℃ 外気温9℃ 外は寒いですね。

ひょんな場所から、薄汚いADONISのスタンドマイクが出て来ましたが、3Vの
電池で動作させるものでした、液漏れの心配が有るし、Kenwood用に変更の
過程で、8V→3Vの変換回路を組んで見ました。


汚かったのできれいに清掃し、接点も復活剤で改善しました。


Kenwood用のピン接続の説明です。



AM303は消費電流が2mA未満なのと、TW-4000のアクセラリ電源は8V-10mAなので、
電流制限抵抗は1.5KΩにして、出力2.96Vです。余裕があれば、1KΩで、
3.00Vになりますが、高輝度LED3Φ(緑)なのでLEDにより差が出ると思います。

音質はFMはやわらかい音ですし、SSBは高域が延びる様です。

交信して音質は変えられないが、マイクレベルの調整が必要と思いますね。

まず、は良かった。

ICOM IC-251オールモード機の修理・調整・LED化

2013-12-18 15:22:26 | アマチュア無線機器関係
2013年12月18日(水)室温20℃、外気温7.8℃

外は寒い、小雨が降ったりして夜は雪になるかも知れない。

今日は、昨日に続きIC-251の修理の続行です。

SSBを除き、ほぼ完成状態です。照明は3Φ電球色LEDです。
白い光拡散キャップ付きです。

1.不具合状態と対策

①メータの振れがおかしい(左に振れる):RFゲインの関係で直る。
②受信音が出ない:スピーカのボイスコイルの断線:交換で直る。
③パワーが最大で7Wしか出ない→本体上部左下のR14(1W)、R13(10W)調整
④送信してもRFメータが振れない→R134(SWR)の調整で直る。
⑤変調が薄い→R59(デビイエーション)を少し(1mm)左側から見て左に回し受信確認でOK
⑥送信周波数が+800Hz(FM)ずれ→PLL基盤(本体裏)のトリマー微調で100Hz以内
⑦MICのPTTのスイッチが接触不良→分解して接点復活剤を塗る。

※追記:RXXは半固定VRを指していて、トリマーはセラミック半固定コンデンサです。

以上で正常に動作する様になったが、更に改善を行う。

2.改善

⑧IF感度調整:SGの信号を受けて、R92で微調整して感度アップ。
⑨S-メータの振れが他の無線機より重いので、R167で多少あげる。
⑩メータ照明のLED化:電球色LED+2KΩ(元が13.6V)で約5mAでムギ球より明るい
 尚、このLEDは3Φで、12,000mCDの明るさで、光拡散キャップを付けている。

基盤の調整点は下記の画像に示します。


*追記:デビイエーション(Deviation)は仕様上、±5KHz未満です。

後は、SSBのUSB/LSBのキャリアポイントの周波数あわせが残るが
暇な時に再挑戦予定。

家に来たときはざー音も出ず、メータの振れが異常で大変と思い放っていました。

通算2日でFMは調子が良いです。SSBも他の無線機で受信出来ました。

良かったですね。

2016年2月23日 追記:IC-251関係のまとめ(再)

IC-251 10W機をSSBモードでリニアを動作させる
http://blog.goo.ne.jp/t570-m_pi_ta/e/d895b2fa0f40fe4bed0ef428796094a7

IC-251 10W機用 SW電源の修理完了
http://blog.goo.ne.jp/t570-m_pi_ta/e/cae406ff22862afb39e4c2e6ee0b9bfb

ICOM IC-251 SW電源修理の顛末とSSB側の調整
http://blog.goo.ne.jp/t570-m_pi_ta/e/665049b4daddd0c9ffc6ec3ca80ffdf1

これで終了 ICOM IC-251 SW電源フイルタとセンターメータ調整
http://blog.goo.ne.jp/t570-m_pi_ta/e/c0f62e07a8c695c5ad149e52e6f97989

UV3R MARKⅡ用外部マイクアンプの試作

2013-12-07 22:48:57 | アマチュア無線機器関係
2013年12月7日 快晴 朝寒いが昼間はまずまずでした。

投稿時、室温:22℃ 外気温度:9.9℃(1階は多分5℃位)

午後にタイトルのマイクアンプをブレッドボード上で動作確認しました。
UV3R専用のSP-MICなら小さい部品使用で簡単と思いますが、標準で付いて
来るイヤホン+マイクでは工夫が必要と思います。

1.ブレッドボードでテスト


上の方に見えるのはFMラジオのオーデイオ部分を切り替えてアンプにしています。

2.UV3R本体のECMの電源供給


・電池から470Ω+電解+1KΩ(ECMの負荷)となっています。
・ECMの出力は470Ω+100nF(0.1μF)でICの入力になっています。

3.今回設計試作のマイクアンプ


本来なら電源を別に取らないとダメですが、2SC1815のコレクタ(出力)から
1KΩ+電解で平滑させて約1.9Vの電源供給としています。
高域が落ちるのですが(低音が強くなる)が、0.1μFでバランスを取っている.
しかし、実際に使って見ないとなんともいえないですね。

テストでは、本体の3V→470Ω+電解+1KΩをブレッドボードに載せて、
3Vと4Vを加えて動作確認しています。

3V→消費電流:約0.55mA、4V→消費電流:約0.69mA(ゲイン増える)

変調の深さを決めるVOLは乗せていませんので、ECM出力を0.1μFで調整しています。

ECMの負荷は2.2KΩですが、1KΩにすると出力が減ります。

1000PFはRF回り込み防止用ですが、ECM側に付いていれば不要です。

実際のFM変調の具合は外部マイクに実装して見ないと分かりません。

まずは、こんなのも有りって事で。

改良版も予定しています。

尚、UV3Rの回路図は下記URLから参照しました。
http://bwt.blog.so-net.ne.jp/2011-12-08

2013年12月9日 追記

UV3Rのプラグの受け口のジャックのGND側が220Ωで内部のGNDに繋がっているので、
試作機のGND側に200Ω(220Ω無い為)を繋いで3Vで通電テストして見ましたが
動作します。


受け口のGND側が220Ωで内部GNDに繋がっている。


各部の電圧変化を掲載

電流変化は


3V→消費電流:約0.55mA、4V→消費電流:約0.69mA(ゲイン増える)

3V→消費電流:約0.51mA、4V→消費電流:約0.67mA(ゲイン増える)

とほとん変わらず。その代わり、電圧変化→増加。

実際の変調の調子は3.5Φの4極プラグを入手してSP-MICを自作予定。

どうなることか

追試される方は、自己責任でお願いします。
又、UV3Rの運用はTSSの認証を得た上でお願い致します。

大修理だった、TW-4000Dがやっと終わりました。

2013-12-06 12:32:44 | アマチュア無線機器関係
2013年12月6日(金)室温20℃、外気温15.6℃ 
快晴で小春日和の様な日です。

頂き物のTW-4000Dですが、バラバラ状態、パワーモジュールも無しで
部品取りにしようと思ったが時間をかけて修理していったら出来てしまった。


1.不具合事項リスト

・PLL基盤:同軸ケーブル交換、433のバッファ2SC2026交換と調整で復活
・メイン基盤の半固定VR破損→交換、半田見直しで復活
・433ファイナル電源ラインショート:基盤の端子がGNDに接触→修復後OK
・パワーモジュールが無い:144:M57737、433:57729
・144ファイナル基盤が、VR無し、PMの端子が無いなど→大修復後復活
・APCの出力段の2SA1012のC-E間ショート→2SB553(IC:7A←5A)に交換でAPC効く

一番大変だったのは、144側のファイナル基盤(433のAPCもある)の大修理と
助かったのは、パワーモジュールが劣化と思ってしまっておいた物が使えたことです。


144側のファイナル基盤です。半固定VRを防塵型の半固定VRに交換しています。

出力が思うように上がらない場合は、144MHzについては,SWR ProtectionのVR
と、SWR NULLのVRを微調整すると改善されますが、本来は触ってはいけない所です。
自己責任でお願い致します。仕様の25W出れば良いと思って下さい。

逆に20W程度とか、10W位しか出ないなどは、パワーモジュールの劣化です。

2013.12/9追記
本体裏側のドライバー段(144/433)のトリマーを調整した上での事です。


2.調整

・送信周波数調整:144,433も100Hz以内にあわせました。
・パワー調整  :144:Hi30W/LO:10W、433:Hi30W/LO:10W

3.改造

・88.5Hzのトーンユニットの増設OK
・照明のLED化:3Φ緑高輝度LEDに拡散キャップ+電流制限1.5KΩ
・バックアップ電池のソケット化:取り付け位置注意:2μAの消費の様です。
・8V-10mAを内部基盤から、MIC端子→⑤+、⑧GND、この為BAが無効
・SPの出力を電解コンデンサ10μ-16Vを通して⑥に接続、この為MRが無効

この結果、KENWOODのコンデンサマイク式が使えて、更にSP-MICも使えます。

ダミーロードで動作状態です。

144MHz帯 Hi:約30W
パネルは超音波清浄器で長年の汚れを落としています。き、れ、いです。


433MHz帯 Hi:30W


これで、TW-4000シリーズは10台以上見て来ましたが終了です。

良く出来た無線機です。hi