gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

FDK MULTI-750のkenwood 8ピン化

2018-12-30 17:04:30 | アマチュア無線機器関係
2018年12月30日 外気温:10℃、室温:19℃

今日は大掃除も終わったし、何かすることはないかと思い、MULTI-750のKENWOOD-8ピン化
しようと考えました。そうすればTwoToneGereratorの試験も出来るしと思いました。


Kenwoodの8ピンマイク仕様に変更。国産の前ナット式です。中華製の後ナットは使えません。

1.調査

・PTTや+5Vの電源は問題無しと分かった。
・UP/DOWNが変わっていて、GNDに落としてもダメ、+5VをUP/DOWNの端子に接続する仕組みだった。

2.UP/DOWNの端子をGNDに落として動作させるか考えた。

・TR方式:面白く無い
・リードリレー式:場所と電流を食うのでNG
・74HC125なるICは3ステートバッフアだし沢山あるので、制御端子をプルアップしておき
 ここをGNDにすると、in→OUTに電圧が出るのを予備実験したら、UP/DOWNが快適に動作した。

 14ピンDIPIC1個だし、本体のすきまに入るのでこれでKENWOOD-8ピン化のめどが付いた。


予備実験した「74HC125」です。相当品で大丈夫です。

3.改造回路図


快調に動作しています。UP/DOWNも問題無し。この時のSWに流れる電流はPTTと同じで1mA程度なので問題無いと思います。

4.TwoToneGeneratorによる動作確認

USBモードにてオシロで確認しました。

きれいなX字になっていませんが測定環境のせいも有りますが、多少調整が必要と思います。


これで、MULTI-750のKENWOOD 8ピン仕様に変更が出来ました。使えるマイクが増えて助かります。

修理、調整、評価の一連の作業は大好きですね。今時の無線機はまず無理ですがこういう無線機は遊べます。

H34.11月迄しか使えませんが十分ですね。

FDK MULTI-750 10W ALL-MODE機の修理・レストア

2018-12-28 15:40:03 | アマチュア無線機器関係
2018年12月28日 外気温:8℃ 室温:19℃

日本列島が寒波に覆われつつ有り、昼間でも外気温が低く寒くなって来ました。

今日までの大掃除で出て来た「福山電機製 FDK MULTI-750」の故障を直し、サービスマニュアルの入手が出来たので、
調整をしてまともな状態になりましたので、覚え書として投稿しておきます。

「新スプリアス非対応機」なので、使えてもH34年11月迄ですが、個別部品使用の無線機で良く出来ています。

1.故障内容
・送信は出来るが、受信が一切出来ない状態です。
・AUDIO AMPは生きており該当端子を触るとハム音が出ます。

どこが悪いのか調べると同様な症状の修理を直していたHPが見つかり参考にして直りました。

参考:MULTI-750 修理
URL:https://s.webry.info/sp/95959.at.webry.info/201203/article_1.html


ここの半田のクラックらしいが、他の同様部分もすべて追半田して見たら、受信が出来る様になりました。


全て追半田

2.レストア作業


取り急ぎ、Sメータの電球色LED化、つまみ類の洗浄をしてきれいになった状態。

・サービスマニュアルによるパワー関係、周波数等をじっくりと調整して行きました。

サービスマニュアルの一部分

表面:CPU、PLL、SSBユニット関係、FINALのPOWER調整部


受信部、TX プリドライバーなど

①パワー調整:HI:12W、LO:5W(仕様は1W)、2SC2540が付いているので25W以上かと思いきや13Wが最大でした。

②基準周波数調整:PLL-UNITのL5を調整してCD-10ダイオード端子の周波数を表示:145.000に合わせる。(後でSSB時再調整)

③周波数そのた:f表示146.00でTP1が4.0V、R36のポイント:5.76MHz→5.75936MHz

④SSB-UNITの調整、周波数カウンタ接続点は指定の同軸ケーブルのHOT側
・x1:FM TXモードで、トリマ:CV1で10.700MHzに調整
・x2:LSBRXモ-ドで、トリマ:CV2で10.70150MHz ±50Hzに合わせた。
・x3:CW TXモードで、トリマ:CV3で10.6993MHz→10.6987MHzが限度だった。
・X3:USBRXモードで、トリマ:CV3,CV4(CV4で合わせた)10.6985MHz 
・CAR.BAL:RV4 はSWRパワメータ最小でパワー無しの為、いじらず。

⑤その他
・USB 送信周波数が表示より1KHz低いので、②のL5を微調整して正しく受信(FT-857で確認)した。
・この為FMの送信周波数が約1KHzずれるが実用上問題無かった。(145.000→145.001)
・Sメータ感度:3μV(50Ω、-100dBm)でS3→S5にした。

細かい所は省きますが、これで実用上問題無くなりました。


最終パワ―検査とFM、SSBでの無き合わせも良好となりました。

しばらく使ってしまっておきます。

しかし、福山電機製の無線機は当時としては良い部品を使って有り、技術の進化、小型化、COST面で対応仕切れなくなった?
と考えますが、実に良い設計だったと思います。

約3日遊べました。

WELZのCH-20A ANT切替器の修理

2018-12-18 16:18:57 | アマチュア無線機器関係
2018年12月18日 外気温:16℃ 室温:21℃

年末がまもなく来ますね。今日は割と暖かい日です。
平成34年の「新スプリアス対応無線機」の対応も終わったし、年賀状も出した。

眠っていたANT切替器を使用したら、ATTになっていたので、開封し原因を調べ応急修理をしました。

1.修理後の設置状況


2.原因調べと修理

WELZのCH-20Aと言うものです。


・裏蓋を開けてみると、接触片が外れていました。電気圧着部分が取れていました。




接触片です。電気圧着部分の外れと汚れがすごい。


電気圧着部分を半田付け(80W)で強引に付けた。

接触抵抗が0.2Ω~0.4Ωも有るので、接触片自身と接点部分の汚れを取り、接点復活剤塗布で0.0~0.1Ωになったので良しとする。

実際にANTと無線機の間に入れて試すと問題無い様なので、これで良しとしました。

裏蓋のビスを外して裏蓋が外れ、内部が見れたので簡単でしたが、半田付けでどの位持つかは不明です。

とりあえず、直って良かった。