gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

「12V 4A」のSW電源を「9V 5A」に改造して見ました。

2015-05-29 12:23:36 | SW電源関係
2015.5月29日(金)曇り 外気温:26.8℃ 室温:27.7℃

SW電源の改造の続きです。

先の9V 1.2Aの改造小型のSW電源でも良いのですが夏場の放熱に心配が有ったので、
手持ちの12V 4AのSW電源を改造して見ました。

1.対象
・MODEL:WDS050120
・OUTPUT:12V 4.16A
・made:China (FORTON/SOURCE CORP.)

1.改造ポイントの回路図

これも「XX431」シャントレギュレータ使用でしたので電圧変更は簡単でしたが、
「PWM」用IC側の部分定数を変更しないといけないのですが、問題が出てきました。

2.殻割り


こいつは接着剤で固着されていて簡単には開かず、糸鋸で削ってようやく開きました。
電解コンデンサも頭が膨れていて交換要です。

3.改造場所

基盤裏面です。

4.改造

・不良の電解コンデンサの交換

ニッケミの中古品「KZEシリーズ」低ESR品と交換

・現状のVout=(1+4.32K/1.1K)x2.5V≒12.3V
・4.32K→3KのVout=(1+3K/1.1K)X2.5V≒9.3V

で、5KΩのVRを3KΩに設定後、リード線を4.32Kのチップを外しれ付けました。

4.32Kチップを外してVRからの配線です。

5.動作確認


電圧確認

電圧は正常だが、負荷をかけると不安定になるので本来は「PWM」制御の部品
定数を調べる必要が有ったが、無負荷時の負荷をかけて見ました。

初めは500Ωや1KΩ1/4Wを+、-端子に付けると安定するので、W数を考慮して
手持ちの820Ω2Wを付けて見て、9.2V迄は無負荷で安定する様になりました。

820Ω-2Wの実装位置

9.2V時 :消費電流=Vout/R=9.2V/0.82K≒11mA
12.3V時:消費電流=Vout/R=12.3V/0.82K≒15mA
今時の高輝度LEDの消費電流程度です。

9.2V消費電力=(I*I)R=(11*11)0.82K≒100mW
12.3V消費電力=(I*I)R=(15*15)0.82K≒185mW

電圧が12V台を考慮したが、1/4W=250mWの抵抗でも良かったが安全を優先しました。

とりあえず、VR(1回転ポテンショメータ)の可変範囲は9.2Vから13.8V迄変化します。
必要に応じて、12V用にも、9V用にも設定出来るので良いと思います。


9V用のポータブルDVD-PLAYERでの動作確認OKです。

9Vで700mA程度の消費では全く暖まらず安心です。


まずは完了です。





「5V 2.3A」のSW電源を「9V 1.2A」に改造して見ました。

2015-05-29 11:12:33 | SW電源関係
2015.5月29日(金)曇り 外気温:26.8℃ 室温:27.7℃

夏日を越えているのにもかかわらず、涼しいのは体が暑さに慣れた?様です。
5月22日から体調が思わしくなく、ようやく本調子に戻りました。何だろうね。

で、この間に改造した電源の改造がうまく行きましたので掲載致します。

1.改造理由

・ポータブルDVD-PLAYERのACアダプタが無く手持ちの流用をする為。

1.改造対象
・型式:NP12-1S0523
・製造:made in TAIWAN
・仕様:5V 2.3A プラグ内径2.1mmで合う。
・補足:後で分かったが秋月電子でも同様品が売られている。


改造対象品です。

2.改造ポイントの回路図

シャントレギュレータ「XX431」使用で良く知られています。

3.改造
・例により殻割りします。

中身:この後、SWTR:2SC4977に小さいアルミ放熱板を付けています。 

基盤裏:チップ5.1KΩを外し20KΩVRからのリード線を付けています。

Vout=(1+5.1K/4.87K)x2.5V≒5.1V

これを、9.1Vにするには5.1K→13Kにすれば
Vout=(1+13K/4.87K)X2.5V≒9.1V

私は20KΩのVRを13Kにして組み込みました。(5Vにも戻せる為)

・その他の改造
ココがポイントです。

電解コンデンサの耐圧が10V品ですし、過電圧防止のツエナーダイオードが6V台です。
電解コンデンサは16V品、ツエナーは13V品に交換します。
特にツエナーダイオードを交換しないと、ショートしてしまいます。

4.結果

使用するDVD-PLAYERの消費電流はBATT無しで、約700mAですのでACアダプタが
暖かくなり、長時間でも異常は有りませんでしたが、先の放熱板と
ケースに4Φの穴を9ヶ所開けて放熱配慮しています。


電圧確認

動作中

次のブログで12V-4A→9V-5Aの改造をします。

まずまずです。




中国製 DIGIX BLAZE DVD PLAYERを活用して見た

2015-05-13 17:51:00 | DVD PLAYER関係
2015.5月13日(水) 外気温、室温共 30℃を超えて夕方でも27℃もある。

天気予報どうり、夏日を超えて真夏の暑さだった。
台風の発生数も多くて、過去の気象データだと、今年は冷夏かも知れない。

さて、今日は性懲りも無く、DVD PLAYERにはまっている。(300円:ハードオフ)
型式:DVP-VS02と言うものです。

1.レーザ出力の微調整


DVDの蓋を開けると調整VRが見えるが、どちらがDVD用か不明。
印を付けて左右に回して見る。


おお、再生を始めたと思いきや、すぐに固まる。

内部を調べると、レーザユニットを移動させるモータが固着している様なので
潤滑油をたらしてもダメで深追いしない事とした(同じモータが入手出来ればね)

2.内部の検査


隠しネジ4ヶ所のネジを取る。


基盤の下の恐ろしいLI-ION(LIポリマー)3.7Vx2を抜く。(発火事故防止)


基盤上は「KSD」の電解コンデンサのオンパレード、でも異常は分からない。

3.外部入力端子を利用して、モニター用にする。

調べた結果、3.5Φ4極プラグを使っている様なので、結線を調べた。

この様になっていた。


ジャンクのRCAの受け口を利用して、100円のスマホ用プラグの出番です。


急いで作ったので見栄えは良くは無い。

VIDEOの出力は75Ωなので、抵抗を色々繋いで見たが変化は無いので付けない事とした。

4.動作確認

別のDVD PLAYERの出力をRCAプラグで配線し、受け側のAV切替を
外部入力にすると、やや暗いが映り、音声もステレオで聞こえます。


静止画での撮影

動画状態での撮影

まあ、何とか使えそうです。これだと、ヤフオクなどの画像確認用に小型で重宝
すると思います。

1200MHzのATVトランシーバ(自作品)のモニターでも使えそうです。

おわり





中国製 DVD PLAYER YTO-P7101の「BAT LOW」 強引に直した

2015-05-11 12:20:24 | DVD PLAYER関係
2015.5月11日(月)外気温:23℃ 室温:23℃

これもハードオフで300円で購入したもので、動作はするので放って置きました。
「BAT LOW」表示が出る以外は正常動作します。

昨日迄に、中国製のDVD PLAYER 型式:YTOーP7101の「BAT LOW」表示を
消すことに成功しました。と言っても行き当たりばったりの方法でしして、
他の機器で通用するかは分かりません。参考程度です。

1.画面の状態

黄色く画面中央に点滅しており、気になります。

対策1:LI-ION BATTを抜き、ACアダプタ12V-1.5Aにしたが表示は変わりません。
    気にならないならこのままでも良いのですが、私は対策を始めました。

2.筐体の開腹

ノートパソコンの開腹に慣れている方なら簡単と思いますが、隠しネジが有り
これを見逃すと中々開きません。特にDISPLAYの隠しネジは忘れますね。








3.原因の追究と「とりあえず消えれば」の対策

・関係有りそうな半導体(TL431、Q751B、STM9435、S8050)を調べたが、
CPUに行くエラー信号が特定出来ず断念しました。  

・ACアダプタをBATTにFUSE経由で繋いだらどうかを調べて見ました。

定電圧電源で7.4VをBATT端子に繋ぐと500mAが流れ、12Vにすると400mAになり
これは、BATTが7.4Vでも12Vに昇圧してしていると読み、12V直結でもいける
と確信しましたので、AC-アダプタ→FUSE→BATT端子(赤線の端子)に繋ぐと
動作します。が、「BAT LOW」は消えません。

うむ、これはAC-アダプタの電源回路とBATT充電回路とのLOWを検出する回路
に異常が有りそうだが、回路図が無いのでピンポイントで追えません。

で、試行錯誤の末、下記の配線で試して見ると「BATT LOW」が消せました。

思いつきの回路

他にもSTM9435:PCH-MOS-FETの4番ピン(ゲート)を浮かしています。
常に+12Vがかかりオフ状態なのでダメもとで行っています。


回路の部品実装

4.動作確認

  
「BATT LOW」が出たら、SWオンでオフにすると消えます。


ケースを閉じての最終確認。どうやら良さそうです。


DVDを変えてのテストも問題なしです。

5.あとがき

今時は秋葉原のDOSV街は中国製のバチモン?もどきDVD PLAYERが100円とか
の故障品が出回っている様ですので、程度の良いものを入手して簡単修理で
直るものを選ぶのも良いですね。

今回はハードオフで300円(324円)でしたが交通費を考えるとこういう入手も
ありと思います。これって新品で3,000円~6,000円位で売られている様子ですが、
それでも安いと思います。

中国製でも、メーカによってはそこそこ実用で結構品質も良く遊べますね。

買う時はCPRM対応品が良いですが、小型のモニター用なら気にならないですね。

今回のはDVDユニットが壊れたらモニターとして使おうと思います。

価格が安くてそこそこの性能、UV3Rなども自分で改造してTSS認証も取れて
1年経過するが壊れません。

日本のメーカも価格を意識しないと中国製に負けてしまうと思いました。

本改造は回路的裏付けのない改造です。参考程度です。自己責任でお願い致します。

おわり



中国製 アズマ brillia DV-C1807-Kのレーザ調整 

2015-05-10 08:50:54 | DVD PLAYER関係
2015.5月10日(日) 外気温:22℃ 室温:23度

昨日の雨のせいか、涼しい、いや寒い位に感じます。

今日は、2日前までにDVD画像が映らない、DV-C1807-Kと言う中国製の2台を
禁断のレーザ出力調整後、1台はうまく行きましたので掲載します。

1台目:ハードオフで100円でリモコン付き。2台目:ヤフオクで1円本体のみ

1台目は調整しても不安定で再生出来たり、ダメとレーザユニット劣化と判断。
2台目は調整後、地デジ録音のCPRM-DVD-Rも再生出来る様になった。


本体の前面


CPRM DVD-Rを再生中


レーザユニットの調整半固定VR


拡大図:DVD側を丁寧に右回し、元の位置から1~2mm(10度~20度以内)

この調整をすると、DVDの汚れや傷に敏感になる様な気がします。
買い換えた方が本当は良いと思います。今回は遊び目的ですので自己責任です。

最後に、

このレーザ出力調整は本来は出荷時の調整が、使用と共にレーザ出力が低くなった?
と言う補正目的で行うべきで大幅に出力を上げると本当に死んでしまいます。

この機械もAC100Vがスイッチング電源に直接つながっており、使用しない時はAC
からプラグを抜いておくべきと思います。

安く遊べてストレス発散も出来て良かったです。





中国製 WEE、YTO DVD PLAYER 故障品の修理

2015-05-08 09:44:05 | DVD PLAYER関係
2015.5月8日(金)外気温:25℃、室温:25℃

過ごし易い朝晩ですが昼間は暑いですね。着るものの管理が大変です。

今日は、昨日、あるハードオフで300円入手した故障品の2台を調べて見て
簡単に直ってしまいましたので参考迄に掲載致します。

1.故障品の型番と症状

①WEE:WEE-MDVD-MNB:電源が入らない
②YTO:YTOー107C  :トレイが開閉出来ない(ウイーンとモータ音が聞こえる) 

リモコン付きだったから、中国製とは言え格安ジャンクだと思いました。

2.原因

①WEE:5Vラインの電解コンデンサ(2200μF 10V KSD)の液モレ破損

見事にパンクしている。
この機器はAC100Vに繋ぐと本体の電源オン/オフに関係無くSW電源が動作しています。


ニチコン 2200μF 16V 105℃品に交換、半日の通電動作で異常出ず。

②YTO:トレー開閉用のモータプーリベルトが付いていなかった

切れたのか、取られたのか不明だが何処にもそれらしきものが無かった


ベルトを付けて、トレーのこすれる部分をシリコン油で磨いた

3.結果

レーザユニットに異常が無く、あっけなく正常動作してしまった。


WEEの動作確認中。まずまず実用レベル


YTOのトレーの開閉テストは正常になった。


YTOの動画の再生問題なし。(CPRM-DVD、CDR音楽、MP3など)

4.考察

WEEとYTOを比較して見ると、YTOの方が設計や部品の質が上に思いました。

理由

WEE:電源SWが無くSW電源が常に100Vに繋がり動作しているのは怖いと思いました。
YTO:電源SWが有り,AC100Vを切る事が出来るのは安全に配慮されています。

電解コンデンサはWEEは「KSD」と悪名高い質も良くない様です。
YTOは別のを使っていましたが、日本製は1つも無い、だから安い?

MADE IN CHINAでもメーカにより、安全設計、部品配慮されているのもあり
一概に断定出来ませんが日本製には負けています。

安いものには訳があるって言うので、注意すべきです。

今回の故障ケースは修理とは言えない位レベルが低く簡単でした。

まあ、ストレス発散には良かった様です。



HI8テープのDVD化の為、SONY CCD-TR75を入手・修理

2015-05-02 19:18:44 | 8mmビデオ機器関係
2015.5/2 室温:29℃ 外気温:27℃

暑いですね。本当の夏が来たら何処ぞに避暑対策をしなくてはね。

今日はヤフオクで落札した、SONYのCCD-TR75と言うHI8ビデオ
カメラを入手して有って、ビユ-ファインダが「縦縞」で映像が映らないのを
修理して完働品となりましたので、参考迄に掲載致します。

1.入手

4月28日に終了し、29日には届いていました。

不具合事項
①ビユーファインダ:映像映らず、縦縞のみ
②スチル動作:TVに画像出るが色が不自然
③同上   :音が小さい
④録画・再生:ノイズが出る

と①以外はクリーニングを大分手をかけて行うと、大分改善されました。

で。①をいつかはやっつけておきたくて、今日やって終了しました。

2.修理

開封:CCD-TR75はファインダ部分はネジ2つで開けられます。




基盤です。この2つのコンデンサを外します。


両方液モレだが、特に右側のは酷かった。

基盤の裏側です。他の異常は見られません。

現状:元はELNA製の220μF 6.3v(105℃)、80μF 10V(105℃)が液モレの状態
   表基盤の細いパターンを1つ溶かしていました。

外し:基盤裏側から網線で吸い取りますが半田が取れにくいです。    
清掃:イソプロピルアルコールできれいにします。(車の水抜き剤)
修復:切れたパターンは細い単線でパタ-ンを削り半田付けしました。
交換:松下製の220μF 25V(105℃)、100μF 10V(85℃):これしか無い。

3.動作確認

ビユーファインダは正常に映る様になりました。


TVを撮影して、TVにRCAコードで繋いで見ましたがきれいです。

4.結果
DVD化が進み家に在る物は終わりました。

5.先のこと
録画、再生の基盤も電解コンデンサの劣化が進んでいるはずですので、
今回は手を入れませんでしたがいずれ不具合が出て来ると思いますが
その時は廃棄します。

終わり。

 良かった


補足

このCCD-TR75は、ステレオ録音・再生タイプです。兄弟にCCD-TR55や
CCD-TR45が有りますが、こちらはモノラルです。

CCD-TR55で録画したテープをCCD-TR75で再生しても問題ありませんでした。