gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

ALINCO EPL-40 13.8V 4A電源の修理・調整

2014-07-30 22:59:18 | 電源機器の修理
2014年7月30日 室温28℃ 外気温 27℃

夜になって大分涼しい感じがします。夏日を越えているのにね。

今日は、消防点検でベランダの非難梯子の点検日なので、在宅しなくては
ならなかった。

終わったらもう午後になっていたし、他の用事を済ませると午後4:00でした。
時間が過ぎるのが早いですね。

ALINCOさんに取り説などのリクエストを出しておいたら、今日届いていました。
実にサポートが素晴らしい会社で好感が持てます。
実際にALINCOさんの無線機も持っていますし、修理技術を持っていると
助かります。


修理・調整完了後の状態

EPL-40と言う13.8V 4Aの電源が9.8Vしか出ず、おかしいと放って置いたのですが、
これで原因がつかめると思い修理・調整完了しました。

1.原因:VRの劣化及び抵抗値ミス

出力調整VRが500Ωの所、2kΩが付いていました。大きすぎなのと、
劣化していましたので、手持ちの1KΩ(500Ωが望ましい)に
交換したら、13.8Vに合わせる事が出来たので良しとします。

ついでに、フの字特性で電流を落とすVR:500KΩも交換しました。

この頃のむき出しの半固定抵抗は経年劣化が有りますね。
高価なポテンショメータと蓋付きのVRに交換しています。


VRの交換状態。↑向きにするのを忘れましたが調整は出来ます。
元のVRを外すのに、ビス3個と↑印の4ヶ所半田を取らないと基盤が
外せません。


内部状態

2.調整

・VR2:電圧調整13.8Vにする。
・VR1:電流値が読める負荷計を繋ぎ、4.6Aでフの字電流制限となる調整。
・異状LED:これはやりませんでした。

3.特性

0A:13.80V、1A:13.64V、2A:13.48V、3A:13.32V、4A:13.14V

電圧変動率は、4A時で約5%(4.78%)と良くは無いです。
整流直後の電解コンデンサを変えれば多少は改善されると思います。
リップルもあると思いますので交換が望ましいです。


回路図

4.用途:昔のFM10W機やハンデイ機(5W)用途なら十分に使えそうです。


ALINCOさんの資料のおかげで簡単に終わりました。


三菱 M51121PのみでAGC付きスタンドマイクの実験→ほぼ完成、追記

2014-07-21 14:43:18 | アマチュア無線機器関係
2014年7月21日 薄曇 室温28℃ 外気温30℃ やや涼しい

性懲りも無く「M51121P」単体でAGCスタンドマイクが出来ないか考えて、
どうやら交信実験でもOKとなりました。

回路定数はおかしな?所もありますが、結果OKで掲載致します。

.既存のスタンドマイクに両方が使える様にして見ました。


ついでに、PTTスイッチも交換して見ました。


内部状態です。電池も100均の2本で2.4Vで動作します。


回路図です。
回路定数が変?って思われる部分も有りますが、好みの音質にする為です。

特にC13は無いと、高域が出過ぎの感じでしたので、0.1μFでも良かった
のですが、TRアンプの音に近かずける為、バイポーラの電解0.1μFを
3個パラで使っています。

そうそう、FM用にはこれで良いですが、SSBには付けないか,0.1μF1個
でも良いかも知れませんが、音質は好みが別れますので調整要です。

挿入箇所も変ですが、C11の部分では変な音になるし、R09の後でもおかしい
のでこの位置になりました。ご意見、アドバイス頂けると幸いです。

又、高域を延ばすスイッチも付けてみました。
オンにすると高域が強調されますが用途は?です。実験です。

何せ、テープレコーダのヘッドを駆動するアンプも使っていますので、
本来の使い方と違います。

これで、録音部のアンプを全て使って、ICのみでAGC付きのマイクアンプが
出来ました。次回単独で製作して見る予定です。

回路定数は完成形にする為、断り無く変更します。

AGCの効果は、マイク直前で話しても50cm離れて話しても音量(変調の深さ)
がほぼ一定なのは良いですし、IC自体の歪も少ないので良い音と思います。

ECMのサイズ(10Φ、6Φ)とスタンドマイク迄のケーブル(同軸:5D2Vー
2.5D2V)の太さや、長さでも音質が変わり、マイク口も単一指向性やそうで
無い場合も変わります。

余談

無線機によっては本機の出力は不足します。

マイクにアンプが載っているHM-7(IC-251、IC-290など)などは、
強力な20dB位の補助アンプが必要です。
ADONISのスタンドマイクも同じです。

TW-4000、IC-706、TR-7700(古い)などは内部にマイクアンプを持って
いますので十分に動作します。


まずまずです。

注:【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます。】


2014年8月9日 追記

多くの方との交信実験で、回路や定数の変更を行い、FMでは良好な音質です。
SSBでは変調のレベルがRF出力につながるので、FMの変調度では浅く
なります。

で、変調レベルや高域を上げる回路を入れましたが、交信データは少ない
です。

知られている「TA2011S」に比べで、抵抗14、コンデンサ17は部品点数
が多すぎですね。でも「M511121P」でここまで遊べれば良いと思います。



FMでは良好となった。

*2014.10.24追記 C13:10μFは1μFが平均して良好です。

注意点として

ECMは10mmを使いスリットなどは付いていない状態です。
このECM(例えばモービルマイク)の形状により音質が変わります。

これで実験は終了です。

13年前に製作のAGC機能付きスタンドマイクの手入れ、追記:音質改善

2014-07-10 12:14:04 | アマチュア無線機器関係
2014年6月30日 室温26.8℃ 外気温27.2℃

昨日のPM4:00に当地でも急な風、雨、雷に見舞われました。
最近の天候は異状です。

昨日迄に、13年前に八重洲のハンデイ機用に製作したスタンドマイクを
Kenwood8ピン仕様に変更しました。快調に動作しています。


テープレコーダ用の3V動作IC:M51121Pを活用した物です。


基盤表面の実装図です。


内部状態です。プラケースなので、基盤を上側フタ、下側に敷いています。


回路図です。
電解コンデンサなど、おかしな部分もありますし、もう少し部品を減らせる様です。

交信実験でも、妙なコンプレッションアンプの様な感じも無く、出力が一定
になる動作は捨てがたいと思っています。


覚え書きの様なものです。

2014年7月1日 追記 友人の依頼で部品点数減らし、定数を変更しました。
特に、IC:M51121Pの電源の平滑コンデンサの容量C09、C10を減らしました。
RFフィルタも除外しています。

IC:M51121Pはどこにも売っていないようです。私の在庫でも10個位です。
(ネットでは結構有るようですが詳細なデータシートが無いですね)

補足
AGCレベルは、抵抗値が最大で101KΩ、最低で1KΩですが、抵抗値が大きい程、
感度が上がりますがすぐ飽和しますので、程ほどの所で止めます。

FM機用の音質に合わせたつもりだが、SSB用見たいに高域が延びています。

調整が好きな方でしたら、SSB用FM用に切り替えSWを持って、CTの値も
小さく(0.1μFなど)落として切り替えて使うのもありです。

特に、2SC1815-Yはエミッタに100Ωを入れて、電流帰還させて入力インピーダンス
も、大まかには、hfex100Ω≒15KΩにしていますので音質は良いです。

AGC、ALC、コンプレッションなど呼び方は色々あるようですが、このICは
電子ボリュウム動作で、音声の頭を切る様な事はせず、ゲインを自動操作
するので面白いです。

2014年7月8日追記 音質改善:高域の制御


高域改善後のAGC付きスタンドマイク


レタリングをして見ました。ケースに変色が有るのが残念。

運用試験では、FMでは高域が出過ぎの様で、高域を落とす方法を検討
して、何処に対処するか試行錯誤した結果、2SC1815のC-B間
に、4700PF(初め0,01では落ちすぎの感)に決めました。

これでは、面白く無いので、SSB用とFM用としてスライドスイッチを
付けて切り替え可能としました。

初め、C-B間の220KΩと時定数1/2πCRでは200PFでfc≒3.5KHz
といい加減な計算で装着しても高域のNFB量が不足で、結果として
4700PFに落ち着きました。

三菱のM51121Pと言う3V動作のテープレコーダ用ICで、ここまで出来れば
良いのではと思います。


良好です。

2014年7月10日 追記 全体として高域成分が多いので変更しました。 

ECMからのコンデンサ0.047μFを1μFに変更したら低域が伸びて
中音域を含めて自然な音になりました。

しかし、モービル用の小さいSPで車で聞くには、0.047μFでも問題
無いですが、固定同士で大きめのSPで聞くには違和感が有ったので
交換して見ました。

交信してレポートを貰い評価して見ます。

数局と交信して見ましたがFMのまろやかさとSSBの高域強調部分は
ADONISのスタンドマイクに似ている部分も有り満足しています。

以下、改善後オリジナルと、部品点数を減らした回路図です。

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*注  本回路は私のオリジナル設計部分を含みますので製作は自由ですが、
    販売に使用する事は禁じます。
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改善後オリジナル


部品点数を減らしたもの


注:【掲載の記事・写真・イラストなどの無断複写・転載等を禁じます。】


2014.8.13 追記

交信実験で分かった問題点と対策など。

1.無線機によっては、低域が出過ぎなどがありました。
2.FMとSSBでは変調レベルが違うのに気が付きました。

他の人に試作して貰い、変調音を確認して対策をしました。

1.の対策

10ΦのECMでスリット無しだと、低域が強い感じがする。

①6ΦのECMであわせる。
②スリットをECMにつける。
③TR2の出力10μF→1~4.7μFに落とす。
④マイク出力に1μFを追加して10ΦECMとする。→私はこれで対応。


2.の対策

SSB用に独立したVRを付けて、FMとSSBを切り替える。→良好


これで、TR式の補助アンプを使った回路は完成です。

浦部中央製作所のマイクアンプ あれ、どこかで見た様なのが有るね

2014-07-09 18:00:26 | アマチュア無線機器関係
2014年7月9日 室温28.5℃ 湿度63% 外気温26.5℃

台風8号が猛威を振るっている様だが、関東に来る頃には雨台風となり
勢力も落ちている様だが、やはり心配ですね。
 
今日は、古い資料の整理をしていたが、Urabe(浦部中央製作所)の
フレキマイク用の資料が出て来たので掲載致します。

どこかで見た様な回路も有り、オリジナルかと思ったが違う?って言うのも有った。


全体の回路図集


TRのエミッタにダイオードが入っているもの。


電源電圧による外部抵抗のデータ


3V用のアンプ

色々有って面白い回路図集です。


雨が降り出した。