gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

IC-251 10W機用 SW電源の修理完了

2014-01-23 19:11:26 | アマチュア無線機器関係
2014年1月23日 晴れ、室温20℃ 外気温7.5℃

夜になると冷えて来ますね。

やっと修理完了です。


タイトルのSW電源の、SW用TRが破損する記事は多いのですが、
私も同様に同等品と交換してもすぐ破損するトラブルに見舞われました。

で視点を変えて整流部の部品(電解コンデンサ、整流ダイオード)を精査
して行くと、200V-220μFが抵抗値があり、電圧を加えても保持しない
事が判明、原因はこれだ!って、納得出来ました。

SW-TRに交流成分が乗って破損させたと言うのが今回のケースの様です。


整流部  200V-220μFを交換、その他も念の為交換


SW電源部 以下交換:電圧調整VR、PWM用のIC:SG3524、TR:2SC2335x2
本当はこの中の電解コンデンサも交換すべきだったかと思います。

※2014.1.24追記 
SG3524PWMコントーラICは発振していなかったので交換したのですが、ココまで
破損させるケースは稀だと思いますが、意外な通販先で見つけました。


交換したTR、TO-220タイプなので、穴に絶縁ブッシュ付き、絶縁シート、熱伝導グリスも塗り替えました。

2014.1.24追記 元のTRと比べ、足の根元が太いので基盤の取り付け穴を2mmの
ドリル(ドライバー式)で広げて、パターンが削れるので補修が必要でした。


電圧を13.8Vに調整している所


負荷試験中です。 3A流すと電圧変動率は2.5%程度とあまり良くは有りません。
スイッチング周波数が25KHzと今時より低いので大型です。
先に交換した、TV用のACアダプタのSW周波数は65KHzですので小型ですね。



ブロック図です。

整流部の電解コンデンサが不良になっている場合も有ります。ご注意を。


良かった捨てなくて。いずれ元に戻します。

これで終了 ICOM IC-251 SW電源フイルタとセンターメータ調整

2014-01-14 20:48:31 | アマチュア無線機器関係
2014年1月14日 室温19.5℃、外気温7.5℃ 外は寒い1日でした。

IC-251で気になっていた下記2点を改善しました。

1・代用のSW電源のノイズ(ジー音)の解消を目指す
2・FMのcenter位置ずれの解消

1.SW電源ノイズの解消

フイルタを入れて見ました、完全に0にはならないが改善された様です。

フィルタをユニバーサル基盤に実装時です。0.1μFは基盤裏です。


回路図です。トロイダルコアは、他のSW電源から外した物で、3Aは取れるフォルマル
線と、手持ちではインダクタンスが最も大きいものです。1mH以上が有ると
良いのですが、実験して見ました。

※インダクタンスは手持ちのクラップ回路で発振させて周波数を得て、
Cは1500PF-1%誤差のもの3個使用で合成500PFは既知ですのでEXCELで
簡単に計算出来ます。


フィルタを入れる前と入れた後の比較です。ACレンジ、5mVレンジです。
少し改善された程度ですが、別の無線機での聞いた限りは、SWノイズは
未だ有りますが低減されています。

2.FM CENTERメータの位置調整

多分これで良いと思うのですが、ANTをつないで信号の無い周波数で、
センターに合わせました。



違うよって言われる方がいましたら、アドバイス頂けると幸いです。

これで、整備は終了しました。しばらく動作確認を継続します。

結構、大変でしたが何とか終了です。

ICOM IC-251 SW電源修理の顛末とSSB側の調整

2014-01-12 15:35:25 | アマチュア無線機器関係
2014年1月12日 室温14℃ 外気温 20℃ 晴れ 外の方が暖かい日でした。

1.SW電源修理の顛末

・経過
昨日迄、本体のSW電源故障の為、部品(TR、IC)を交換して、やっと
直ったと思いきや、ダミーロードで送信テストをしているとパワーが4W
しか出ず、強烈なハム音と電源が熱くなり、ポンといって死んでしまいました。
最後の不良部品は、200V-220μFと思われ追求をやめました。

回路図を見ると、AC100Vを倍電圧整流していて怖い設計と思いましたね。
2度と使いたくないとも思いました。13.8V-3.2A→動作時13.6Vでしたが。


壊れたSW電源ユニットです。右側の整流ユニットが曲者です。

・SW電源の代わりを使う

閃いたのは10W機用のTEST電源で、TV用のAC-アダプタ12V-5A改13.8V-4Aです。


これを、入力はAC入力端子に繋ぎ、出力の+側は、H5端子(黄色)の線に繋ぎ、
ー側はケースに繋ぎます。これで、元のSW電源と同じ接続状態です。

シャーシの一部をえぐり取った部分が有りますが、実際は必要なかったのですが(汗)

2.動作確認とパワー再調整、SSBのキャリアポイントの調整

・パワー調整の半固定抵抗が劣化の為、防塵型の半固定抵抗器に交換

実にスムーズにLOW:1W、HIGH:10Wと前面のRFパワーの調整と一致出来ました。

・SSBのキャリアポイント周波数の調整(USB、LSB)

周波数カウンタの周波数レンジを変えて(私の場合1Hz~120MHzレンジ)


前面のモード:USBにする。X-TAL X3の横のトリマーで合わせる。

前面のモード:LSBにする。X-TAL X4の横のトリマーで合わせる。


やっと、電源部も入れ替えて調子を見れる状態になりました。

嫁ぐ日までお付き合い下さいって、IC-251に言ってやりました。

以前に修理したTRIO TR-7500GRの再調整・動作確認

2014-01-05 15:42:28 | アマチュア無線機器関係
2013年1月5日(日)室温:19℃、外気温12℃薄曇で寒い日だ。

トリオのTR-7500GRを久しぶりに出して来て、調整・動作確認をして見ました。

1.送信周波数確認・調整



調整前は、+400Hzで問題は無いが、100Hz以内に再調整して見ました。

実際は、ここの周波数:44,100,00MHzにあわせて送信周波数が合ったので、
合わない場合は、別の場所の周波数ずれを調整する必要が有ります。

2.パワー調整

 
FINAL基盤の調整VR群です。


同回路図です。

パワーは10W/1Wが標準ですが、10W/5Wに調整し直しました。
HI側の半固定VRが劣化しており、10W以上出ません。

又、TX時のメータ振れがMAX迄振れないのを調整しました。

3.マイクアンプの状態

以前に実装しておいたものの覚え書きです。

回路図です。ICOMのHM-7のマイクアンプを元にバイアスなど変更しています。

2014.1/12追加
本器は「固定バイアス」、HM-7は自己バイアスです。(C-B間にバイアス抵抗)


TRは高Hfe(450)でLN(ローノイズ)タイプの2SC1861-GR-LNを使用しています。

2014.1/8訂正
回路図上の1/2VDDの説明はミスで、訂正します。13.8Vではなく、約7Vになって
いますので、7V/2→±3.5V前後の動作点で動作させていると言う事です。

まだまだ使えます。