gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

Arvel マルチメデイア スピーカ AMS07BR の修理。直りました。

2015-12-27 17:26:28 | 修理一般(ラジオ、デジカメ等)
2015.12月27日(日)外気温:12℃ 室温:21℃

もうすぐ来年になりますね。

今日はお昼を外食で軽く済ませて時間が有るのでハードオフに寄って見ました。
たいしたものは無く帰ろうとして500円の箱にちょっと作りの良いAMP付きSPを
見つけましたので買ってしまいました。

1.修理後の動作確認中


DVD PLAYERのヘッドホン端子に3極プラグ挿して動作確認しています。
音は個人差が有るが、私には硬い?感じの音に聞こえます。
しかし、結構大音量でも音は割れませんので良いですね。


■仕様
・メーカ:ARVEL(アーベル):made in china
・名称:マルチメデイアスピーカ
・型式:AMS07BR
・出力:10Wx2 計20W
・f特:200Hz~18KHz
・作り:私見ですが、内部は9V-1Aのトランス、FUSEもありまずまずです。

電源部:整流は4本のダイオードの両波整流に電解1本の簡単なもの。
 
2.不具合
動作確認すると、L側が鳴らない、ヘッドホン切り替えSW動かすとR側が鳴らないなど
不安定でした。

3.修理

・ヘッドホンとの切り替えSWの接触改善:変わらず
・基盤の裏側の追半田:直らず

追記:この画像の左上側に2連VRからの配線が来ています。
   又、VRに接続時、5.5KΩの抵抗がR,L共に入っています。


・入力の端子に接続されているか:半断線状態でした。
・基盤のL:赤、基盤のR:白、基盤のGND:網線 に変更しています。


接続部をホットメルトで固定

これで、左右とも音が出て来ましたので、裏蓋をビスで固定しました。

50KBのVRで音量を増減している部分に外部入力のR,L、GNDが来ているとは分かりません
でしたが、1件落着です。

初め、ICの破損を疑いましたが、放熱板が大きいし簡単に壊れるとは思いませんでした。

1-2W出力のAMP付きSPは大音量で鳴らしすぎると破損する場合がありますね。

まあ、良かったです。

2015.12/29追加
画像の配線は、G:網線、L:白、R:赤になっていますが、L:赤。R:白 です。
誤解の無いように。  

更に、しばらく鳴らしていると、又、右側が音が出なくなる時がありましたが、
これは、VRのソケットに刺さるプラグの先(基盤上:ヘッドホン切替SW)での
配線が切れかかっていましたので、音響用シールド線で配線しなおして、SPの
音圧で配線が動かないようにホットメルトで固定しました。

これで完全に直りました。

又、AC9Vの配線(青ー青)もプラグで刺さっているだけでSPの振動で
外れる心配があり、ホットメルトで固定しています。

出力10Wx2は本当か?

実測していないのではっきり言えませんが、AC9Vで1AはDC12.6V-1Aとしても
12.6Wしか供給していないので、最大で6Wx2位で歪も多いと思います。
高容量の電解コンデンサを付ければ改善はされると思います。

SHARP 地デジTV LC-13SX7の分解とステレオジャック接触修理。

2015-12-21 15:31:08 | 修理一般(ラジオ、デジカメ等)
2015.12月21日 外気温:15.9℃ 室温:22℃(暖房)

風邪を引いてしまい、3日目で大分良くなったが暖かくして過ごしていました。

自分の部屋の小型TVをPC用AMP付きSPで鳴らしていたのですが、L側の音が出ていない
事に気が付き、プラグ側/ジャック側(TV側)か調べた所、TV側の問題と判明して
分解せざるを得なくなりました。これで2回目です。

断っておきますが、内部には高圧発生部分も有りこういう分解はお勧めしません。
サービスに出せば、該当基盤交換で5,000~1万円位取られるかも知れませんが安心です。
購入後、8年目で保証も無く自己責任で行いました。

1.現象:L側の音が出ず

ヘッドホン端子にAMP付きSPを繋いでいるが、L側が音が出ず。

ジャックの内部に接点復活剤を少し塗っても変化せず。
該当基盤の追半田をする必要を感じました。

2.分解手順


取手、スタンド、などビスを外す。


裏蓋はロックされているのでマイナスドライバーで広げて外す。


ロックが外れた所


ジャックの付いている基盤


表側


裏側:基盤取り付けの半田部分の追半田

3.動作確認

裸の状態で、ジャック基盤にAMP付きSPを繋ぎ、L側が再生される事を確認。

直りました。




VICTOR マルチ リモコン RM-A403の修理。 直りました。

2015-12-19 12:53:45 | 修理一般(ラジオ、デジカメ等)
2015.12月19日(土) 外気温:13℃ 室温:17℃

昨日の夜から冷え込みましたね、例年の気温に戻って来た様です。
12月ももうすぐ終わりですし、年賀状も出したし、後は掃除位です。

今日は部屋の清掃で出て来た以前に秋葉原のジャンク500円のリモコンを動作しないので
捨てようか?って思ったが内部のLSIの足の追半田で直ってしまいました。

参考になればと掲載致します。

1.修理完成品

「VICTOR REMOTE CONTROL UNIT RM-A403」と印字されています。

2.修理過程


2枚に開けたが基盤の実装面出ず。


ボタン側のシールを剥がすと、5ヶ所(画像6ヶ所:ミス)細いビスで止まっています。
→外す。


実装部品が見えましたので、LSIの足をパターンを見て半田付けし直しました。

これで電池端子に定電圧電源から3Vを供給して、設定して見ますと、SONYやシャープ
のTVのチャネルや電源オン.オフ、音量が動作する事が確認出来ました。

3.問題点

①直ったと思って元に戻し、3VのCR2032を実装するが動作しない。

これは無負荷で3.1V有ったが負荷をかけると電圧低下するので電池の劣化。交換

②①の後最終テストをすると勝手にCHが変わるなど不安定。
AMラジオを近くに置くと発振音が聞こえるので、ボタンを押さなくても、
どこかのボタンが半接触しているようで、【入力切替】の部分と判明。
このボタンの下に細かく切ったテープで絶縁して直った。

③ボタンを押すと「ピ」音が出るはずの構造だが出ない。
 セラミック振動子(SP)の配線切れ→繋ぐが音が出ない。
 まあ、音が出なくても良い事とした。

3号機 2SC4592 FM帯 プリアンプ 動作条件確認 良好

2015-12-12 20:45:05 | 電子工作
2015.12月11日(土)外気温:15.2℃ 室温:20℃(暖房)

日中は12月としては天気も良く暖かい日で、過ごしやすかったです。

今日は、午後の時間が空いたので製作済みの3号機の調整時の動作条件を測定して見ました。

1.2SC4592①、②と異なる点

100Ω:22Ω、VR2のBIASのVR2の中点→TRのBASEに2KΩを接続しています。

・LM317LZ-OUT:5.22V、Vce:5.0V、Ic:10.1mA(22Ω:実測21.2Ωの電圧:214.6mV)
・Vbe:0.75V、Ib≒163μA(2KΩ1%の電圧:326.0mV)、hfe≒61

2015.12・14追記

以上から、当初の設計どうりで問題ない事が証明されました。
*2SC45921号機、2号機では、電源から100Ωが接続されていますので、供給:6.0V
Biasを調整して、100Ωの電圧が1.00V+α(0.25mAがBase側のVR2に流れている)   
で、Ic≒10.0mA、Vce≒5.0Vに設定出来ればOKと分かります。

又、GAINがありすぎなので、NF優先としてIc≒5~8mA、Vce≒5.0Vに設定するのも良いでしょう。

2.以前の製作分との比較、周波数特性

2SC4592①、②、③3台共、同様感度となりました。


周波数特性です。S=2以上がノイズ無く聞こえる実用範囲と思います。 

3.製作した2SC4592①、②、③です。

コイルと同調コンデンサさえ変えれば、144MHz帯でも作れますね。50MHz帯も可能?
かも知れません。
実際に430MHz帯では3Tのコイルと6PFのトリマーで、18dB程度、NF≒1.5位です。

言い忘れましたが、TUNNERの出力に小型SP付きAMPで変調音がきれいに聞こえて
来るように調整すると感度も上がり、NFも追い込んで行けると思います。

又、入出力が50Ωでマッチングが取れていないと動作がおかしくなります。

本製作実験はこれで終わりです。忙しくなって来ました。



TONO MR1300E 144MHz帯 リニアの修理。やっと終わりました。 

2015-12-11 19:21:33 | アマチュア無線機器関係
2015.12月11日(金)外気温:19℃ 室温:22℃

今日は昼間はかなり暖かくなり、強風も吹いたが一時的な様です。
 
さて、数日前に出力が出ないなど困った状態に有ったTONOの144MHz帯
ALL MODE リニアを修理する機会があり、徹底的に調べ上げて何とか直しました。

このリニアは石(MRF245)が劣化しており、13.8Vに10Wドライブでも50Wが限度です。
使用されている方の参考になればと投稿致します。

1.症状
突然に出力が出ないとか、受信感度が悪いなど不安定そのものでした。

2.原因らしきもの
①出力側の同軸リレーの接点不良:黒ずみ、接点ばね異常


Cx-120Pを開封して接点を調べている。

②リレーのコイルにかかる電圧が低い感じです。:電磁石動作が重い。

③SWR値を検出して送信停止?する回路のVR:こいつは固着していじれない。

3.対策
まず回路図を掲載致します。LOTにより異なるので参考迄です。

回路図です。①:RL2、②RL2コイル外す、RL4コイルのみ、③RL2コイルの接続変更点

リレー駆動のTR:2SA509代替品を用意しましたが、下手に交換すると、回路定数の
変更があるかも知れないので止めました。

で、リレー駆動のTRの負荷が重いとか、電圧が12V以下になっているのではと予想し、
RL2:CX-120P(同軸リレー)のコイルに12Vをかけてやれば最良と考えました。

3.1 同軸リレーの接点不良

黒ずみ:円柱側は上側を半田コテで半田を溶かし、回転させた。
    コンタクトは極細紙やすりで軽く磨いた。
ばね :初期値の様に、ばね固定側の円柱の半田を溶かし調整した。

3.2 リレーのコイル電圧を上げる

図のTR駆動部分から外し、配線を変更する。

但し、このままではリレーに13.8Vがかかり高すぎなので、整流ダイオード2本で
約1.3V落とし、12.4~12.5Vになりました。

変更手順

この部分をRL4のTX側に配線を変更する。


ダイオード2本取り付けてリレーのプラス側に接続

4.動作確認

4.1 組み上げ、動作確認

シリコングリス塗り替え、IN、OUTの同軸ケーブル交換、配線を元に戻す。


既にRL1,RL3は交換済みです。

4.2 出力側リレー(TX-RX)動作確認(キャリコンの手動動作)
   本体に13.8Vを接続して、手動でRL4をTX側、RX側に切り替えて、
   RL2接点が0Ωで切り替わるか確認をしてOKとなりました。

4.3 リニア動作の確認
   入力に無線機を繋ぎ、出力にはパワー計+ダミーを繋ぎキャリコン動作で
   パワーが出るか確認しました。50W出ていますのでOKの様です。  
  
4.4 ANTに繋いでの確認
   受信状況の確認:すこぶる良好です。送信は145.65以上で混信なきを
  確認して電波が出ているか短時間の確認ではOKでした。

5.終わりに  
  こんな古いリニアを使っているのは笑いますが、修理するのが楽しいのです。
  これで、TRは弱っているが、RL4のみ駆動(RL1は既に変更)になり、
  しばらくは良いと思います。

  本当はTR交換と、リレー(CX-120P)交換すれば最良なのだが、勿体無いですし。



2号機 2SC4592使用 FMプリアンプ 再現性と問題点の検討・考察

2015-12-07 19:20:26 | 電子工作
2015.12月7日 外気温:19.0℃ 室温:19.0℃ 14:33頃

今日は良い天気でして、まあ、温かい午後となりました。

今日は、2SC4592と言う7~9GHz帯のバイポーラTRの2台目が完成して
特性を調べて見ましたが、NE76084と同等のゲインを確認出来ました。

高度な測定器が無いので厳密では有りませんが、参考にはなると思います。

1.2号機の1号機の違い

①2nF(2200PF)を全て、100nF(0.1μF)のセラミックコンデンサにして見た。(手持ち)
②基盤はベークの両面基盤を同サイズで約40x70を使いました。(沢山出て来た)
③Bias調整VR2を5KΩ→10kΩにして見た。(結果は同じ)
④通電確認の青色高輝度LEDを付けた。(通電確認用:無くても良い)


1号機と2号機

2.2号機で発生した問題

2.1 FB101のフエライトビーズを10Ωの抵抗にしたが発振止まらず。


 
  元と同じでOK。

2.2 IC(コレクタ電流)10mAの設定がVR2:5KΩで上手く出来なかった。

SG:入力、TUNNER:OUTの接続時はVce:4.99V,Ic:10.4mAでしたが
  入出力無しで測定すると違っていますね。(軽い発振状態かも)
 
  100Ωの抵抗に10mA流すと1Vですよね?で、間違って石を壊した。
  100ΩにはBIAS:20Kの0.25mAとベース電流も流れているので、正確ではないです。
  2号機の正常動作時の各部電圧、電流を調べました。
  
  供給電流:11.5mA(LED分:1.7mA含む)、REG電圧:5.08V、Vce:4.7V、
  Vbe:0.68V、100Ωの電圧:約300mV(不明:1VにするとNG:これが理解に苦しむ)
  
  で、Ibe:0.2mAと仮定してIce:9.6mA(レギュレータ分除く):1mAとしても8.6mA
      
  次回調整時は、これらを参考に調整して見ようと思います。
  また供給電圧:5.1V程度にして見ようと思います。
     
  この為、細かく調整可能にする為、VR2を5KΩ→10KΩにしたが良好です。

  *この部分は、アドバイスを頂けると幸いです。結果は良好ですが再現性で難あり。

  又、Ibe(ベース電流)はhfe:約50程度の様でIbe:200μA位で、IC:10mAの様です。

*2015.12/10 追記
入力:50Ω 出力:50Ωの機器を繋がないと軽く発振している事が確認されました。
従って、
調整時は入力:SG:50Ω、出力:50-75Ω変換→TUNNERとして置くべきでした。
既に2SC4592①、②は正常に動作していますので、回路上問題は有りません。
但し、電源→100Ω→コレクタは過電流時にコレクタ電圧を下げる目的もありますので
電圧降下1.00v(Ic:10mA時)ですので、供給は6V程度になります。

尚、2SC4592-③を製作し、検証していますが、100Ω→22Ω、BiasVR2:10KΩ
と2KΩを接続して、Ibeも測定出来る様にしています。いずれ公開致します。

2.3 同調が取れない、感度が上がらない。

  これはランドに半田付けした部品がGNDと半接触状態(絶縁不良)の
  場合と、コイルのピッチと関係あり、微妙に調整してTC1,TC2の30PFが
  1/3~1/2で同調が取れる用にして改善された。
  
  セラミックトリマー(CVD30-11)の不良で交換したのも有った。

3.4台のプリアンプの感度比較

NE76084①号機とゲインは殆ど同じ結果となりました。
グラフ曲線が重なっているので見にくいですが。

4.2SC4592-②の、82MHz、83MHz単一調整の比較

結果は同じでした。自分の受信地域で特定の周波数に合わせられそうです。

5.2SC4592-②の、IN:82MHz、OUT:84MHz調整の周波数感度  
 

厳密な測定器が無いので正確では有りませんが、ピーク感度は下がるが広範囲です。

*訂正 2015.12/8 76MHzの測定値1.0→1.8のミスでした。グラフ差し替え

広範囲で15~20dBを得ていると思います。
プリ無しでは、SG:-70dBmで、S≒0.8程度ですので、プリありでS≒2以上になります。

6.ゲインの値の予想

入出力同一周波数調整で、ピークで30dBは予想されますが正確には不明です。
以前にテストした430MHz帯のプリアンプで、S21パラメータからの計算値では。

IC:10mAでは、100MHzでは、約27dBと予想され、実際は80.5MHzなどの低い周波数
ですので、ほぼ30dBに近いゲインと思われますが、正確には不明です。

NFは測定器が無いので実測値は不明ですが、NF:1.2~1.5程度は調整で期待出来ます。

バイポーラTRですから、混変調特性などは良くないと思われますが、弱電界での使用
では十分実用になると思われます。

既に、NE76084-①使用のプリアンプでCABLE-TVの増幅に使用していますが,全く問題無く
快適にノイズ無しで、FMステレオを楽しんでいます。

今度はAM帯のLOOPANT用のプリアンプでも作って見たいですが、TRは別になりそうです。