gooおっさんの気まぐれ日記 (人生は楽しく)

その時に感じた事や経験した事を気ままに書いてゆく事とします。

ご意見、感想歓迎です。

AM/FM RADIO GENERAL TF-1210の修理

2021-01-19 12:33:40 | 友人の修理・製作
2021.01月19日 室温:19℃(暖房)、外気温:9℃ 晴れ

今日は友人が入手して音が出なくなったTRラジオの修理情報を掲載します。

アンティークなラジオ(GENERAL TF-1210)を修理しましたので報告します。
今回、修理したのはかなり古いゼネラルのラジオ(写真1)です。

写真1

型番はTF-1210となっています。(写真2)

写真2

先日、久しぶりにこのラジオの電源を入れたところ、最初はちゃんと音が出ていたのですが、
背面にあるAM/FMの切り替えSWを弄ったところ、「ガリガリ」という音とともに何も聴こえなくなりました。

1.原因
当初、このスライドSWの故障かと思ったのですが、イヤホンを繋げると音が出たため
問題はこのSWではなく、イヤホンとスピーカーを切り替えるジャックの接触と考え、
スピーカーへ至る配線をイヤホン側とショートしてみました。
しかし、それでも音が出なかったため、故障箇所はスピーカーと考えられました。
おそらく、スライドSWを弄ったときに発生した大きな雑音で
スピーカーのボイスコイルが断線したのでしょう。

2.対応
そんなわけで、さっそく小型のスピーカーユニット(ELPA HK-SP57H)をAmazonに発注しました。
これは送料込み295円と格安です。
翌日、届いた物が写真3です。直径が、かなり小さいですね。

写真3

3.修理
そんなわけで、ラジオの開腹です。
裏蓋はネジ1本で固定されているので、内部へのアクセスが容易です。(写真4)

写真4

内部の様子が写真5、写真6が問題のスピーカーです。

写真5

写真6

写真7は基板の裏側です。周波数のスケールが見えますね。

写真7

写真8は付属していたスピーカーと交換するスピーカーとの比較です。

写真8

新しく交換する方は、かなり小さいですね。
それなので、プラスチック片をスピーカーを固定する金具の間に挟んで、なんとか事無きを得ました(笑)
配線もハンダ付けして完了です。
この段階で、ちゃんと音が出ることも確認しました。(写真9)

写真9

写真10は、基板を元通りに固定したところです。

写真10

最後に裏蓋を閉めて修理完了です。(写真11)

写真11

4.動作確認
音質は、以前と比較すると若干、高音側が上がった感じです。
スピーカーの直径が以前より小さいせいかもしれません。
まあ、ラジオとしては充分な音質と思われます。

5.管理人から
このラジオの情報を添付します。ご指摘があり訂正致します。

×「ゼネラル・エレクトリック:米国製」ですね。
●「株式会社 ゼネラル   :日本製」が正しい。

ここに日本の「ゼネラル」らしいのが見られます。
https://www.fujitsu-general.com/jp/history/1940/index.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AF%8C%E5%A3%AB%E9%80%9A%E3%82%BC%E3%83%8D%E3%83%A9%E3%83%AB
お疲れ様でした。

古い マルチバンドBCLラジオ TRANSONIC11の修理

2018-07-13 11:39:03 | 友人の修理・製作
2018.7月13日 外気温:34℃ 室温:28℃

今日は、やや曇り気味で風も有り、しのぎ易い感じです。

友人から、手に入れたBCLラジオの修理状況を頂いたので掲載させて頂きます。

1.修理後のTRANSCONIC BCLラジオ

写真1

写真2

写真3
素晴らしい外観です。
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----内は、私が追記しました。周波数はミスがあるかも知れません。

名称 :マルチバンド BCLラジオ
メーカ:Hiraoka&CO.,LTD
型式 :TRANSONIC11 1425J
消費電力:AC100V 8W
製造 :香港

SW1,SW2:3.5MHz~12MHz
SW3,SW4:13MHz ~28MHz
FM、TV1:78MHz ~108MHz 
TV2  :4CH  ~12CH:171MHz~217MHz
AIR,PB :108MHz~155MHz

以上の参照 URL
Transonic11
https://blog.goo.ne.jp/vrc-tezuka/e/69a4a96cc0ed7d5095593e747a7ac855
アナログテレビチャンネル周波数帯域ガイド 
http://www.denpa-data.com/denpadata/analog_frequency.htm
多数のバンドマルチバンド受信機ラジオ
http://riki.wakatono.jp/newpage%201425J.html
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2.入手動機と症状
先日、何の因果かヤフオクでBCLラジオを落札してしまったのですが、
・中波→ 一応聞こえる。
・短波→ 何かをチューニングできているようだが、雑音しか聞こえない。
・FM→ 一応聞こえる。
・VHF→ いまひとつ。雑音多し。

こんな状況で、これは電解コンデンサの経年劣化が原因の症状と思われました。

3.修理
というわけで、BCLラジオ(TRANSONIC11)の修理です。


写真4
部品(電解コンデンサ)は、当初まだ入手していなかったのですが、とりあえず開腹してみることに。
電源の平滑回路のコンデンサが、ひん曲がって取り付けてあります。(写真4参照)

さすがは香港製(笑)

恐る恐る基板を取り外してみると、基板裏側の配線が1本、基板とシャーシの間に挟まっているではないですか。
よく見ると、1本の配線の一部が平たく圧縮されて断線しています。

さすがは香港製(笑)

この配線はちゃんとハンダ付けし直しました。
これで、受信感度の悪い原因が一つ潰せたかと思います。

組み立てなおして受信してみると、中波~FM~VHFの感度が若干向上しているようでした。
試しに120MHz付近をワッチしてみると、航空無線が受信できました。

しかし短波帯は、相変わらず雑音しか聞こえません。
これは、電解コンデンサの全取っ換えに期待です。

・電解コンデンサの交換


その後、電解コンデンサを入手したので、さっそく修理に取り掛かりました。
古い電解コンデンサを一つ一つハンダを溶かしながら取り外し、新品のそれと交換していきました。

写真6
そして、すべて完了した様子が写真(6)です。


写真5
修理の間にハンダゴテの熱で切ってしまったバリコンを動かすための細いビニール線を元通りに直し、
また、修理中に基板を前後に動かしていたために断線してしまった箇所
(内部写真左下の青色の樹脂で固定されている配線群)の一つをハンダ付けして修復しました。

4.結果
電解コンデンサ全交換の結果は、

・中波→ やや、感度が向上。 (体感です)
・短波→ 何かをチューニングできている。1局だけ微かに受信できた。
・FM→ やや、感度が向上。 (体感です)
・VHF→ 何かをチューニングできている。120MHz付近で航空無線を受信できた。

こんな感じです。

短波帯の感度が悪いようですが、私が実用する上では差し支えないでしょう。

5.今後の課題
今回は、ほとんど電解コンデンサを交換しただけでしたが、

課題として、高周波回路や中間周波トランス周りの調整が自前でできれば

さらに完成度が上がるものと思いました。

6.交換部品

写真7 交換した電解コンデンサ

7.参考回路図

写真8

8.管理人から
・電解コンデンサを交換するだけでも、パターンを痛めたりして別のトラブルに陥る場合が有るのに、すごい腕前です。
・短波帯が聞こえにくい場合はワイヤーアンテナを数m繋ぐだけで夜間なら海外放送が良く聞こえると思います。
・今日の13:00頃、7MHz帯をワッチしたら何も聞こえず、28、29MHzでは中華?の音声が聞こえますので、伝搬状況の変化の様です。


友人の作られた中華製 デジタル時計キットの製作の紹介

2016-05-01 13:51:56 | 友人の修理・製作
2016年5月1日 外気温:26.2℃ 室温:23.5℃

今日は外は半そでで十分に暖かい日となりましたね。何をしようか考えていた所、
友人が作られた中華製のデジタルクロックが良い出来で紹介したいと思いました。
以下、本人の記述をベースに公開致します。

1.キットの全容

価格は送料込みで3.48ドル。日本円で400円弱といったところです。

2.回路図と部品のチェック

部品に欠品がないかチェック

3.製作

部品実装済み

4.動作確認からケース実装

1時間ほどで完成

たまたま有った透明なケースに入れました。 赤いLEDがきれいです。

5.資料


回路図

部品表

6.製作者の感想
1時間ごとに「ピーピー」時報が鳴るのが、
結構うるさいので消したいのですが、設定方法がわかりません(笑)

たまには、こんな他愛もない電子工作もよいものですね。

*ブログ管理者:私もそう思います。気分転換が出来るのが良いですね。


DISPLAYが突然消えた。グラフィックボードのFAN故障:直る

2015-10-21 16:23:09 | 友人の修理・製作
2015.10月21日 外気温:19.5℃ 室温:22℃

今日は友人が購入したばかりのDISPLAYが突然表示しなくなり、調べた結果
グラフィックボードの冷却FANが回転していない事が分かり、応急対処を
した結果を「友人のメールの説明」で掲載致します。

1.現象
先日、メインのデスクトップPCをメンテナンスして、概ねOKだったのですが、
今日また、モニタが突然真っ暗になるという不具合が再発しました。

PCを再起動して、データ収集ソフトでGPUの温度をモニタすると、
なんと、113℃というとんでもない温度になっていました。
これは、グラボの冷却ファンの異常だなと判断して、さっそくグラボのファンだ
け通電して動作テストを行いましたが、案の定、ファンが動きませんでした。

2.対策





小型のファン(12V、0.05A)を分解してグラボの冷却ファンと交換したのです。
オリジナルのファンの定格が12V、0.08Aなので、電流容量に若干不安がありますが、
どうにか安定して動作しているようです。

*風量が少ないと思われるので「ELSA」のジャンクから交換予定だそうです。

3.温度確認

添付の画像ファイルにSpeccyのスクリーンショットを付けました。
GPUの温度は、60℃前後で安定しています。

4.Speccyについて

私のノート、XP、WIN10のSPECCYを動作させて見ました。


DYNABOOK T20ノート

NEC LL750/8Dノート

温度監視は必要ですね。